この子誰!?
初めてでよくわかりませんアドバイスや感想がありましたらよろしくお願いします。
キーンコーンカーンコーン
授業の終わりを告げるチャイムがなる
「よしとー、帰るぞー」
俺の名前は大瀬良人、16歳、どこにでもいる高校2年生だ。有園高校に通っていて父さんは単身赴任、母さんと2人で暮らしている。足フェチだ。あれはグッとくる。
「りょーかい、どっか行かね?」
「おっ! ちょうどいいや、なら本屋行こうぜ、今日ラノベの発売日なんだよ。」
こいつは三ツ俣直弥、ラノベやアニメが大好きな俺の親友、金髪、胸好きだ。ついでにイケメン。彼女までいる。彼女と帰れよ……。
外に出るとさくらが舞っていた、まだ少し肌寒さが残っている。うん、春だ。
「おめぇまだ彼女できないのか? 」
直弥が言う。ウゼェ。
「お前俺がモテないの知ってんだろ……」
そう。俺には彼女がいない。別にいなくておかしいわけではないが母さんがね…『あんた彼女いないの?(笑)』とか言いやがる。なぜか焦る。
「って、お前は彼女放っておいていいのかよ? 」
「ん? 平気だぞ、浮気じゃねーし、ちゃんと休みの日は朝から夜までアニメ一緒に見てるしな」
そういやあの彼女はチョー自由人でオタクらしいんだよな……。ってアニメかよ……2人が良いならいいけどさ……。
おっと着いたな。
直弥と2人で店に入る。
「あったあった、よしとー、これだよこれ『バストプリンセス』」
なんだ、また胸か……別に嫌いじゃないけどな……うんやっぱ足だ。
「あーはいはい」
軽くながして店内を見渡す。
おっ!向こうにエロ本がある!えっなに?足コキ?くそっ!あと2歳!
そんなことを考えていたら直弥はとっくに会計を終わらせていた。足っていいよね!太もも、ふくらはぎ、素足に足裏、意外にひざの裏とか……ふっふっふ……コホン。
その後直弥と別れてコンビニで夕飯を買った。母さんの帰りは遅いのだ。それにしても……
「彼女か……」
そろそろ1人くらいできてもな……ってできるもんじゃなくて作るもんじゃね?
頑張ってみます? 何故疑問形……。
ブンブンと頭を振って頭を切り替える。
「もうすぐ7時だし早く帰るか。」
家はそこそこきれいな一軒家だ。
俺は鍵を取り出して鍵穴にさしこむ……ってあれ?
「……鍵があいている……母さんいるのかな? 」
おそるおそるドアを開けて中に入る。
「ただいっ――! 」
俺は絶句した。
「あっおかえりなさい、良人さんですよね? 今日からこの家に居候することになりました高野鈴音です。よろしくお願いします。」
そういって目の前の少女は頭を下げてきた。
この子誰!?