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出会い

うちの近くには魔物がいる


本当に嫌な奴らだ


昔、飼っていた犬も、あいつに殺された


(あぁぁぁ 思い出しちまったぁぁぁぁ!!)


今でも脳裏によぎるあの光景





「はぁぁぁぁ」



それがきっかけだったのだろう


僕は魔物について調べるようになった



おじちゃんの家にある図鑑を読み漁り


山に入って魔物の痕跡を探した



数年たった今でも、やつには会えていない


長い間、そんなことをしていたからか


もう習慣になってしまっている



おじちゃんちに行くといつも


「そんなに魔物が好きなら学校にいきゃあ良いのに」


と言われる


(別に好きとかじゃないんだよ)









ある日のことだった


(おかしいな)


何かが変だ


普段通りといえば普段通り


妙な違和感



鼓動が早くなっていく



あたりを見渡す


近くには家が2つ


道の外れには木々が鬱蒼としている


(勘違いかな・・・)

























「あっ」



























バケモノ、、、










木々の間からこちらの様子を伺っている




体は熊のように大きく


首元にはたてがみが


体にはいくつもの針が生えている



なによりも不気味なのは

口の周りが赤黒く染まっていること























「ギャララララ!!!」

咆哮を上げ、身をかがめる


「んーーーーーーーーー」

声にならない悲鳴が湧き上がる

泣きたかった



バケモノの口元に赤黒い

土砂物のようなモノが流れ込んでいく
























その時だった


















衝撃波とともに雷鳴のような地響きが上がる


「ぐぃぃsれjgぃうあ」


あまりの突風に顔を覆い隠してしまった




























目を開ける





















そこには











倒れ込んだ化け物





そして





黒いローブに身を包んだ男







青白い閃光が舞っている





















男はそのまま


歩き去ってしまった




「えっ  ちょ、、、」


僕は化け物を横目に


男を追いかけた




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