表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/144

2024年のハロウィン☆

「Happy Halloween!!お菓子ちょうだああい!」

 朝起きると、ボロアパートにけたたましい声が響き渡る。寝ていた洞太 乎代子は強制的に目を覚まし、イラつきながらもドアを開けた。

「お菓子!お菓子!」

 玄関前にいたのはゴミネットを被ったリクルートスーツ姿の女性、無意味名 パビャ子であった。

「う!生ゴミくっさ!なにしてんの?」

「色んな家にHappy Halloweenって言い回ってたら警察に追い回されて、跳ねられてゴミに衝突した」

「サツは?」

「やべ!って言って逃げちゃってた」

「色々最低だな…」

 生ゴミやらをくっつけた茶髪の女を家にあげたくないので、乎代子は仕方なく昨日買った生薬のど飴をあげる。

「のど飴?!え?!この日によりによって、のど飴?!」

「ちょっと風邪ひいてのど飴買ったんだよ。今は食べ物それしかないし」

「ええ〜、そっか。でもありがとう!」

「ハロウィンはお菓子もらうだけじゃないし、これからは警察に迷惑かけないようにしなよ」

 さっそく飴をなめるパビャ子に言うが、聞いてないようだった。

「クソが」

「トリックオアトリート?」

「ハッピーハロウィン」

「トリックがご所望?Kiss?」

「は?」

 投げキッスをされ、ドン引きするがパビャ子は肩を揉んできた。

「答えを言え!」

「うわ!何だコイツ!?」

 ハッピーハロウィン。日本でも定着したこの世の者でない部類でない者たちが徘徊する日。

 どこかのお家でもお化けが人に紛れて、お菓子を貰いにきている事だろう。

なんだろう…。

ハッピーハロウィン〜☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説家になろう 勝手にランキング

かなりランキングに向いている作品とは思えませんが、ぽちィーーー!!!としてくれるとマンモスうれピーーーー!!です。

― 新着の感想 ―
ハロウィンの騒がしさと、ちょっとエキセントリックなキャラクターたちのやり取りが最高にコミカルでした。特に、パビャ子のゴミネット被ったリクルートスーツ姿は、想像しただけで笑ってしまいます。乎代子との間の…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ