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弘美と純一の場合 vol.107. 気になっちゃう。
「…んな事言ったって~やっぱり~気になっちゃうでしょ、後輩の私としては~!前に、先輩から、ああいうトコまで聞いちゃったんだからさ~!私には、何でも話せる人って、先輩くらいしかいないんですからね~!その先輩が、最近…ン・ン・ン・になっちゃってるんだから~振られ率の高~い私としては、気になっちゃうでしょ~!」
…と、まぁ、この子に掛かっちゃ~私も…どうしようもないわね…。
そんな気分で、佐也加を見つめながら…、
佐也加に人差し指を立てて、「クスッ」と微笑んだ。
それを見た佐也加も…、思わず口を大きく開けたが、
すかさず、その開けた口を塞いで、弘美を見ながら、
思わず「……!!!!」…と、半ば、納得したかのようなゼスチャーをして、
周りの視線を逸らすのだった。
「でもね、佐也加~まだだよ~まだまだ…。可能性…あり…ってとこ…かな…!こんな私みたいな年齢でも、思ってくれている男性がいる…って事…。しかも、その相手が、あなた…佐也加と同じくらいの年代…なんだから…。心境的にも…分かるでしょ。」




