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弘美と純一の場合 vol.24. 先入観が招く不運…。
既に若さからは遠ざかり、
また、女性としてのスタイルですら、
弘美本人からすれば、昔のような体型には、
戻れないような容姿だと認識してはいたのだが…。
例え、本人がそういう風に、自分のスタイルを感じていようが、
周囲からすれば、そのヘアースタイルから見ても、
殿方からお誘いの一つでもあっても、
不思議ではない体型をしてはいるのだった。
ただ、それだけの体型の持ち主である、
逆に言えば、凡そ、亭主がいて、
順風満帆な結婚生活を送っている女性とも窺えるのだった。
そういう側面も弘美自身、本人が気づかない内に、
彼女の常日頃の容姿で、またオーラがそのように、
周囲からは必然的に感じられてはいたのだった。
それが不運してか…、愛する夫の死より、
それ以降の男性との接点と言うものは皆無でもあった。




