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弘美と純一の場合 vol.102. 礼子からの相談事。
店での礼子の話によれば、
その相談事の彼の事も、ある意味では、
「藤崎純一」とだぶらせてみても、妙に納得がいくのである。
弘美としても礼子の相談内容に、
自分なりの意見なども提案したのだが、
その時々に、礼子も共感し、また、礼子も、自分なりに意見をし、
女性ふたり、和気藹々に会話が弾んだのであった。
礼子は帰り際、弘美にお礼の言葉を告げ、
再びお店の中に入って行った。
初めて礼子から、男女の関係の話を聞かされ、
最初は聞き手に回ってはいたのだが、
けれども、自分も以前、一度は愛した男性と結婚はしているのだ、
一度の経験でも、体験はしているのだから、
それに基づいての意見はあって当たり前なのである。
その過去の経験から礼子に提案をしたのであった。
そして、それと同じように、礼子からも提案があったのであった。
それらを組み合わせることによって、
「…もしかしたら、これって、今の私にも当て嵌まるの…???」
そんな意識にもなってくるのだった。




