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弘美と純一の場合 vol.21. 愛の光景…。
そんな愛の姿があるからこそ、
結婚生活は営みに何一つ、
曇りのない風景として日々過ぎてきたのである。
お互いに性を感じながら、その姿は場所を選ばずに、
その思いが感じれば、お互いに受け入れながらも…。
熱い吐息を感じ、お互いの体に腕を絡ませながら片方の手は、
柔らかな膨らみを優しくも温かに弄びながらも、
片方の手はなだらかな平原を辿りながら…。
そして、やがて覆われたベールをすり抜けて、
愛の巣を数本の旋律で奏でながら、
その奥の谷間に流れ落ち、そこから伝わる倒れそうなほどに、
熱い感触に、その度に漏れる悦なる声…。
そして、時には広い背中にしなやかな5本の指が乱れながらも荒れ狂い、
時には白いシーツを這うように…また、強く握りしめるように…。
そしてやがては力強いその両の腕が、
形の整った豊な盛り上がりを内側から、
そして外側から揉みしだき、頂にある赤い粒を優しく含みながらも、
体に入り込んでいた太い肉体から、
愛の液体が暗い闇の中に注がれるのであった。




