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弘美と純一の場合 vol.68. 仲の良い同僚
「どうした藤崎、ここんとこ、ちょっとお前、感じ…違うな。何かいい事あったか…???」
「えっ???そうすか???特に…変わった事…ないんすけどね。」
仲の良い同僚との久し振りの飲み会の席で、
ふと、投げ掛けられた言葉。
「そういや藤崎、お前、ほらほらこの前、加瀬さんに何か役、頼まれたって…耳にしたけどな。」
「な~るほどね。加瀬さんか、凄いもんね。綺麗だし、それにかなりのキャリアウーマンって感じだもんな。」
「あっ、もしかして藤崎…、加瀬さんと…???」
「おいおい…マジかよ…、彼女旦那いるし、子持ちだぞ!」
「…んな事ないっすよ~!んもう~勘弁して下さいよ~!何にもないっすよ~!」
「おっ、赤くなった、赤くなった。」
「藤崎の場合、何でか若い女子には人気があるけど、お前って…そういうのって興味ないんだよな…、勿体ない。これだけのイケメンだぜ、俺なんか、羨ましいくらいだよ。」
「妬くな、妬くな、お前には可愛いカミさんと可愛い娘がいるんだから…。」
「ちょっと待った~それだったら俺が本当に加瀬さんと…、って事じゃないっすか~!違うんだって…。」




