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弘美と純一の場合 vol.20. 快楽の時…。
もちろん、例え子供が未だ出来ないと言う、
現実の結婚生活の中でも、
夫婦の営みについては、お互いに愛するふたりであった。
お互いの大切な営みは日々交わす、
夫と妻の肌の触れ合いからなる愛し方は、
悦を感じないどころか、
哲也の体もヨットを好むと言う趣味から男性としては、
他の男性からも羨まれる肉体を持っていた。
それに対して、学生時代に周囲の男性から常に、
視線を投げられた弘美である。
大学でも数本の指に入るであろう、そのスタイルである。
男性ならば、何とか口説き、
一度はふたりだけの時間を持ちたいと思うのが男性の性である。
そんな周囲も羨むスタイルの持ち主のお互いである、
夫婦としての愛の営みは時には浅く、そして時には強く、
豊かな膨らみを愛撫する厚い手は、
しなやかな体を優しくなぞりながらも、
しっかりと包み込み、やがては2本の重なり合う柔らかさの、
その奥の深い茂みに隠れる快楽の入り口に静かに入り、
優しくお互いの体を揺らしながらも、
いつしか、小波から寄せくる波のように…。
そして、遂には激しい交わりの中で、
お互いにオルガムスを感じる時間に辿り着くのであった。




