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弘美と純一の場合 vol.59. 可愛い妹同然の存在。
「へぇ~そういう事があったんだ先輩。全然知らなかった~!けど…凄いね、そんなに若い人と…。」
二杯目のカクテルをオーダーしながらスナックを口に運んで、
弘美の今までの経緯を聞かされると、
そんな風に、そして少し宙を見ながら話す佐也加。
「偶然、偶然。それに、今日、初めて名前も分かっただけなのよ。」
オレンジジュースを飲みながら、
今までの報告みたいな感じで佐也加に話す弘美。
佐也加には全て打ち明ける弘美。
弘美にとって、裕子が姉同様の存在であるならば、
佐也加は可愛い妹同然の存在。
自分の事を何でも話して聞かせる佐也加であるからこそ、
自分の事は隠しておくことが出来ない弘美も、
「この子にだけは話して置かないと可哀想…。」
そんな風に佐也加の事を思っている弘美。
けれども…察しが良いはずの佐也加ではあるのだが、
時としてせっかちな部分もあるのが可愛い側面でもあるのだった。




