22/156
弘美と純一の場合 vol.37. 一度は結婚してる…けど…。
「な~るほどね~やっぱり…。…でも…この人って、年齢の割には…」
すぐさま、そんな風に頭に過るインプレッション。
そんなインプレッションと同時に、
今まで複数の男性との関わりで体が知っている事から、
様々なイメージがスライド画像のように、
脳裏でローリングしていく礼子であった。
また、その他にも、ある意味では、
「こんな素敵な女性が…勿体ないわね…。」等と、
無邪気で、何処かしら姉御肌的な意識をも感じる礼子でもあった。
そんな思いが礼子の頭を過ったのは、
以前から弘美と旅行の担当者として数回関わった事で、
既に弘美が離婚歴のある女性だと見抜いているからこそであった。
…しかし、その離婚歴と言う事も、
直接弘美の口から聞いた訳ではない。
女性同士、その雰囲気、言葉の抑揚と、
仕草や素振りでも、一度は結婚している…、
けれども何等かの理由で別れた…。
そして今はまだ独り…。




