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弘美と純一の場合  作者: THMISmama
144/156

弘美と純一の場合  vol.159.  こら、佐也加…。

「あ~来た来た、先輩~!」


手を振っている佐也加を見て、

「あの子ったら…、まるで子供みたい。まだ時間前じゃない。」


エスカレーターで2階へ。佐也加の目の前に歩み寄ると、

「来た来た、ようこそお2人さん。」

「こら、佐也加…、その…お2人さん…と言うのはちょっと、勘弁してくれない…。」


「良いじゃない、来年の春にはもう2人共、結婚なんだから~!加瀬さん、もう中で待ってるよ。」

「そう、ありがと。」


ニッコリと笑って純一と一緒に部屋に向かう弘美。

そんな2人を見ながら…、


「いいなぁ~羨ましい…。どうしてこういう風になれるのかな…、全く…。まっいいか。」


独り言みたいに呟く佐也加に、

「こら、聞こえてるぞ。佐也加にだって、ちゃんと来るって。」


そう言いながら純一に「しょうもないわね…。」と言う顔をしながら…、

部屋のドアを開けると、いきなり礼子に抱きしめられた弘美であった。


弘美の誕生日である。9月のパリ旅行から3ヶ月経ち、

既に12月も半ばを過ぎていた。






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