131/156
弘美と純一の場合 vol.147. 朝のテーブルで…。
「おはよう。」社員たちがそれぞれレストランで朝食を…。
「おはよう浅川さん、一緒に良いかしら。」
「どうぞ、どうぞ、私も今来たばかりなの。」
礼子が若い女子社員と共に、弘美のテーブルに同席する。その時…、
「あら…、浅川さん、どうかした…???」
「えっ、何か…???」
「いや…、別に…気のせいかしら…ねぇ…。」
「うん。」
と、隣に座った女性社員とも顔を合わせ、女性社員も…、
「浅川さん…、昨日までとどっか違う…???」
「えっ…そんな…???変わんないわよ…。」
「…でも、昨夜までの浅川さんとは…、何だか、肌…綺麗…。それに髪も…。ねぇ、加瀬さん。」
「うん、そうなの…。ここに入ってきたときは別に感じなかったけど…、ここに座った瞬間…あら…???って思って…。」
「またまた…、2人とも…、さっき、シャワー浴びたけど、私…そんな風に感じなかったわよ。」
その時、「ちょっとごめん。」と席を外す礼子。
レストルームで、ひとりで「NICE」と言うポーズを取り、
そして弘美と女性社員の待つテーブルに…。