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弘美と純一の場合 vol.137. ディナーショー。
それぞれのテーブルにメニューが運ばれ…、
ディナータイムである。
「ムーラン・ルージュ」のステージの前に2時間…、
時間をたっぷりと掛けての食事を楽しむのである。
テーブルでは他のゲストと同席になる場合もありうる、
との事だったが、社員が凡そ参加するこの「ムーラン・ルージュ」のディナーショー。
もちろん、ショーの最後まで、そのテーブルは同じな訳であるが、
中には、同じ日本人観光客との同席もあり、
会話が弾む光景も見受けられた。
しかも、奇遇な事に、日中の「カー・ルージュ」で、
ちょっとした交流のあったフランス人とも再び会う事も出来たりと…、
楽しいディナーショーが各々のテーブルで満喫できたのであった。
残念ながら、この「ムーラン・ルージュ」つまりはナイトショーである。
フランス語で言えば「キャバレー」である。
ヨーロッパでは最もレベルの高いショーであり。
それ故にカジュアルな服装では入れない。
ゲストは全てエレガントな服装になる。
男性は凡そスーツ、そして女性はエレガントなワンピースやドレスなど…。