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弘美と純一の場合 vol.129. 夜のパリ遊泳。
若い女性社員から弘美が記念写真に誘われ、
それが連鎖となり、礼子に純一も誘われ、
そこにまた男性社員も加わったり…と、
様々な写真の納まり方に観光は楽しく、
そして笑いに包まれながらも、
ベルサイユの宮殿と広大や庭園を堪能したのである。
その後、ノートルダム寺院を巡り、1時間を掛けてセーヌ川をクルーズし、
3日目のホテル、昨日とは、また一味違うホテルで経験するパリ3回目の夜。
夕食は社員全員各々のスタイルにて味わう事に…。
つまりフリーである。
もうすっかりと若い女性社員とは打ち解けた弘美は、
日中と延長のように、女性社員のお供となり、
夜のパリ遊泳に付き合う事になる。
それに便乗するように、現地ガイドもある種の、
弘美のお手伝いと言う事にもなり、礼子もお付き合い程度の行動になるのである。
けれども広い視野でみれば、社員の殆どが、
辺りを見回せばそこに顔があるような、
近い距離で行動しているのが分かるのである。