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弘美と純一の場合 vol.116. フランス:パリ
フランスはパリ、その北の玄関口と言われる、
シャルル・ド・ゴール空港に着いたのが夕方の5時半近く。
天候は曇り。
各々が入国手続きを済ませ、荷物を受け取り、税関へと。
12時間余りの飛行時間に少し疲れもあるせいか、
社員の口から漏れる言葉は少ないようだが、
表情は殆どの社員が初めてのパリと言う事もあり、
また成田空港とは異なった建築の空港内をそれぞれが見回しながら、
弘美が社員の前になり、待ち合わせの現地のガイドと合流し、
バスで一路ホテルへと向かった。
バスでのホテルまで約1時間近く。
パリ市内のホテルで、数ヶ所のホテルの中でも、
まず都会暮らしの社員のイメージを日本での生活スタイルに、
近づけてと言う意味でのビジネスマンには日本でのリズムにも、
マッチングした趣のホテルを初日に持ってきたのだった。
チェックインをした後は、各々フリーとなり、
社員はそれぞれの部屋へと足を向けるのであった。