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お前らさっさと付き合えよ。  作者: リィズ・ブランディシュカ
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03 一緒の時間作っても何も起こらない



 いい加減ふらふら動く馬鹿が、あのお嬢様の前で馬鹿をしてまわってるのがウザいから、定期的に二人の仲が進展するように仕向けてるんだが、これが呆れるほどまったく何も起こらない。


 うちの馬鹿とお嬢様が一緒に過ごせるように仕向けてみたのに、何も進展していないようだった。


「生徒会の資料作り手伝ってくれと頼んだはずなんだが、何やってるんだお前ら。特に馬鹿の方」


 所属している生徒会の仕事を押し付けて部屋の中に放り込んだら、何か予想外の光景が広がっていた。


「おほほ、何を言ってるのか分からないですわね」


 馬鹿が女装してる。


「あっ、ヨルン。ごめんなさい。何だかなつかしい衣装をみつけちゃって、ここ文化祭の小道具がしまわれてたのね。ほらっ、もう脱ぎなさい。途中やりの仕事、片付けちゃわないと」

「あっ、しまった。これ来てたら女同士って事で合法的にくっつけたのに」

「中身は男だって分かってるから意味ないんじゃないかしら。そんなに人恋しかったの?」


 真面目に恋愛してろよ。

 そうやってふざけるから仲が進展しないんだろ、気づけよ女装馬鹿。



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