さよなら学園生活
試験から一週間
卒業式は無事終わって
今日はミズキ先生に呼び出された
ミズキ
「おう来たな」
レン
「何ですか急に」
ミズキ
「いやお前が合格したら伝えようと言おうと思っ ていたことがあって」
レン
「何ですか?」
ミズキ
「実はレイジーさんが死んだ。」
レン
「冗談はやめてください怒りますよ」
僕はその言葉を簡単に受け止めれなかった
ミズキ
「レンがリクと戦ったときに病気が悪化して
眠るように亡くなったようだ。」
レン
「でも僕の前ではそんなそぶりなかったですし
なんで先生がしっているんですか。」
ミズキ
「実はレイジーさんの戦争で亡くなった
主人はおれの兄なんだ それで卒業までは
黙っといて言われたんだ」
レン
「だからってもう僕は死に目にも会えなかったんですあなたをずっと恨みます」
ミズキ
「おれだってお前に伝えるように説得したさ
でもレイジーはこんなこと言っていた
ミズキ
「姉さん本当に言わなくていいんですか?」
レイジー
「いいの、あの子は本当に純粋で、すごい頑張っているの
ゼンが拐われたとき、本当は私のはずだったのに
ゼンに庇われた、まだその時4歳だったのに
ゼンは私の息子なのに頭がよく、優しい
本当にいい子だった、
私にはもったいないぐらい
だから私が拐われるべきだった
もう一度ゼンに会いたかったけど
私にはもう時間がない、たぶん天罰だったんだとおもう
だから二人目の息子には私に会って時間を無駄にするより、少しでも頑張ってほしいの、
レンは純粋で優しいけど、本当にドジで、
努力家で、ゼンとは真逆だった
でも少しずつ大きくなるところを見せてくれた。
そしてゼンを救ってくれるといってくれた。
自分だってみんなからいじめられて苦しんでるくせに
だからミズキあの子には卒業まだ言わないで」
ミズキ
「姉さんは涙をぼろぼろに流しながら話してくれたよ たぶん本当はまだ死にたくなかったんだとおもう。」
ミズキはポケットからなにか取り出す
ミズキ
「これを渡してくれって」
レン
「手紙?」
「レンへ
この手紙をあなたが読んでいるとき私はこの世にいません。
こんなに報告が遅くなってごめんね
でもミズキ先生は悪くないから恨むなら私を恨んで下さい
さてあなたには本当に苦労させられました
心力の練習で、うちの畑を消し炭にしたり、
素振りをしているとき、剣をしっかり握ってなくて私のところにとんできて、あと少しで死ぬのがもっと早くなるとこやったよ笑
あとはリク君にいつも挑んで泣かされたり
隠そうとしても
いつも目を腫らして帰ってきたら
バレバレです
でもそんなあなたとの日々は本当に幸せでした。
ゼンは手がかからない子で、違う楽しみがあって
二人も子供をもてて私は本当に幸せです。
まだうちに来たばかりのとき、私をしつこく
口説いてくる男からまだ9才なのにまもってくれた本当にかっこ良かったよ
あとゼンを救ってくれるといった時とても嬉しかったです。
ごめんなさい、まだまだ書きたりないことことがあるけどそれだとずっと終わらなそうなので
これぐらいにします。
最後に私はあなたの
お母さんみたいに優しくできましたか。
お父さんみたいに厳しくできましたか。
私はあなたの親になれていましたか
私は何も守ってあげることもできなくて、
辛い思いさせてばっかだったけど
少しでも親と思っていてくれたら幸いです。
じゃあまたね、あなたにもう一度会いたいけど
こっちにはできるだけゆっくりきてね
じゃないとまたご飯抜きやから
バイバイ」
レンは泣き崩れる
レン
「ばか、親ができてましたかなんて
当たり前のこと聞くなよ
母ちゃん今までありがとう」
ミズキ
「レン本当にごめんな、本当は姉さんにお前のこと頼まれてたのに
今まで守れなかった上に手紙しか渡せなくて」
レン
「ミズキ先生、あなたが今まで何回も
僕のこと、他の先生が退学させようとしていた
のを庇ってくれたりしてくれているのを知って
います
それにリクとの戦いも僕は得意な肉体戦闘が得意やからわざと頃合いをみて
そこで1番優秀なリクと戦わせて周囲の目を少しでも変えてくれようとしたんですよね。
そんなあなたのことを恨むはずがありません
母ちゃんからもらった変熱剣も今はもう使えるようになったのも放課後いつも練習に付き合ってくれたおかげです。
母ちゃんの頼みを聞いてくれて、それと
陰ながら支えてくれてありがとうございました。」
ミズキ
「実は…」
レン
「何ですか?」
ミズキ
「担任はケガして探索人復帰に時間かかるものが
3年間生徒を受け持ってそのあと、また本来の仕事に戻るのは知っているよな。
実は復帰して
お前達のチームの担当探索人1人は俺になった」
レン
「なんかめっちゃ恥ずかしいこと
言ってしまったじゃないですか。
本当にさっきの言葉返してくださいよ」
ミズキ
「ごめんごめん
これはまだ皆には秘密やからな
これから先生ではなく仲間として宜しくな」
レン
「こちらこそ宜しくです。」
こうして
僕の学生生活は幕を閉じた
序章 完
これまでいかがでしたか。
これまでひたすら普通の世界の話でしたが、
時間からパラレルワールドや異世界などで
たくさんの出会いや別れを経験します。
それとゼンと出会った時レンは本当に殺すのか
あとはレンがドラゴンと戦った時の姿は
なんなのか
レンの姿は私なりに世界の仕組みを踏まえ練り込んでいるので楽しみにしてください。
まだ書き始めなのにここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。
まだまだレンは強くないですが、
成長を暖かく見守ってくれると嬉しいです。