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別世界 失踪捜索人  作者: じょう
序章学園編
3/8

啓示

「レン起きなさい」

空からの目を覚ますと僕は何もない空間にいた。

レン

「ここはどこですか?」

僕の質問への返答はせずその声は話しはじめる。ただその声はどこか悲しそうだった。

「いいですか。あなたはこれから度重なる裏切りに合うでしょう。それに他の世界の甘い誘惑に惑わされそうになるでしょう。しかしあなたは逃げてはいけません。裏切りに屈し甘い誘惑に逃げれば、あなたは大切な人を失うことになる。」

レン

「あなたはだれですか?」

この問に答えることなく話を続ける

「いいですか。絶対に自分を曲げては駄目ですよ

あなたはいつか大切な選択をすることになります。もう時間がありません頼みます、それといつか私の事を思い出してもらえると嬉しいです。」

そういうと僕は再び気を失った。

「おい…か」

よく聞こえない

ハン

「おい大丈夫か?」

その声で目を覚ます。

そこにはハンとミズキの姿があった。

ハン

「良かった!ずっと目を覚まさないから心配したよ!」

ミズキ

「辛いところはないか。止めるのが遅くなってごめんな。」

二人が安心の表情を見せる

どうやら倒れたあと保健室に運ばれたようだ。

他の者の罵倒がなくほっとした。

ハン

「お前一時間目を覚まさなかったんだぞ。」

レン

「ごめん」

レンは申し訳なさそうに言った

ミズキ「おいリクも出てこい」

その声でリクが出てくる、ただいつもの強気な態度はなく、どこか申し訳なさそうな表情をしている。

リク

「悪かった、お前と今までも何回も戦ったけど今回はやり過ぎた…」

レン

「謝らなくていいさ、お前がそんな調子やとやりにくいしもう負けるのは今回が最後やから」

リク

「お前が勝つなんて永遠にあり得んわ。あと1つだけいっとく、おれは次は心力の大きさでも勝つ」

意外な言葉だった

リクは今まで僕の事をただの弱い奴とみて、ただいじめてるだけだと思っていたが、いまの言葉は俺のことを認めている者の言葉だ、

リクのことをこれだけで好きになることはないが、リクに認められている。それだけで、今までの努力が報われた気がした。

ミズキ

「じゃあレンお前はとりあえずあんなことあったばかりやし帰れ。」

優しく言われた。

リク

「ただ俺が言うのもあれやけど、こんなことがあって女子が1人も来ないってお前頑張れよ。」

ハン

「がんばれ」

レンはいつか二人を倒す!

そう心に固く誓いながら自宅に帰るのであった。


自宅に帰ると僕は気絶したときの言葉を思い出す。

そしてそのときの声は以前聞いたことがあると思い、考えるが、大切な人とはわかるが、誰なのかはさっぱりわからない


ここでレンの生活についてだが、

レイジーからプレゼントをもらった日から

レンは1人で暮らしている

レンは努力の結果格闘技の特待生に選ばれ、学費と生活費がかからなくなっていた。


レンの日課は、筋トレと変熱剣のトレーニング、それに心力コントロールを身につけるため心力操作だ。


変熱剣は温度を氷点下から

2000度まで変えることができる。

凄く高価な物だが心力のコントロールがないと、上手く扱えないためあくまで素振りのみだ。

このような武器は他にもあり、売られていないものだと、

切った相手に記憶を刷り込む刀や、空間を無視して当てる銃など

相手を一撃で無力化するものも少なくない。

ただそれを使えるのは、圧倒的な強者である捜索からの帰還者それも、パラレルワールドではなく、異世界からの帰還者だ。


パラレルワールドと異世界の違いについては、

聞いた話だと、パラレルワールドは基本的にルールは今の世界と同じで

違うのは例えば、武器が発達した世界など、自分達とは異なる歴史をたどった場所、基本的には、昔の段階で別の歴史に介入したので、普通の人間が、行こうとすると危険がある。ただなにもしなければ正体がバレることは少ない

一方異世界の場合はルールそのものが違い、勇者や魔王と呼ばれるある種、神のような力をもつものや、本物の神が支配しているとこ、重力がなかったり、世界が平坦な地平線だったりなど、

行ってみて即死ぬということがあり得るので、危険度が高い。

心力もそのルールがこちらの世界に一部流れ込んで来たことが原因で脳の今まで使わなかったところが解放され発現した。

この世界に行くと生きて帰るものはほぼいなく

帰って来たものも時間の進み具合が違うので、ほとんど時間が経っていないはずなのに、凄く年をとっていたりなどの現象も起きている。

しかし行くとき稀に心力以上の能力が発現することがあり、希望者が多い。ただそのためには心力が低かったりコントロールに難があると許可がおりないそのため夢を見ても諦めたり

行けてもそのあと、死体で他の捜索人に見つかることが大半である。

レンは肉体も心力の大きさも平均を大きく上回るがコントロールは赤子程度しかできないため、トレーニングでも1番時間を使い

ハンに聞きに行ったりなどして、トレーニングをしている。。

しかし実際に心力を出すためには

危険を考慮して、

遠く離れた森で行う必要があるため、普段は効果があると言われる瞑想をするのみである。


そうして日々は過ぎ今日はいよいよ卒業試験だ。



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