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偏見

自分が置いてかれる。そう焦った福野優樹にあり得ない情報が入る。

自分は置いてかれる…

僕はネガティヴな人だ。だから勝手な被害妄想なのかもしれない。その思考はさらに酷くなる。

みんな、裏切る。みんな、バカにする。みんな、僕を独りにさせる。

その後自分に妄想だから問題ないと自分に言い聞かす。しかし谷と遊ぼうと誘っても応答すらない。音浜に至っては、気まずい空気が流れているため、話すことすら出来ない。今までに一番つまらない夏休みを送ったかも。

二学期初日音浜とは学校は違うものの、方向は同じためいつも一緒に行く。集合場所で出会ったら先に謝ろう。

そして3分後、彼はやってきた。

「この前はゴメン!なんかイライラしてたみたいで…」

「ああ、そのことは気にするな。俺も同じ立場なら怒るかもしれない。」

彼はすんなりと許してくれた。そこから 彼の自慢話の時間。彼曰く、最近好きになったアイドルの曲を聴きながら歩いていたら、たまたま遠いところからきた一つ上の人とぶつかったらしい。そして趣味も同じという理由で付き合い始めたということだ。

「こんなドラマみたいなことあるか?」

「まぁ現実になる可能性もあると俺もわかった。」

「しっかしお前まで彼女作るとはな〜しかも遠距離で。なんか妬ましいな。」

「お前も彼女作れるといいな。」

「お、おお…」

何でだろう?素直にありがとうって言えない。僕にエールを送ったとは感じれない。なんか「お前も頑張って作れよ。まぁオタクのお前には無理かw」って感じ。オタクは言い過ぎかもしれないが、なんか自分に優越感があるような感じだった。

変な違和感に首を傾げながら学校に着き、教室に入る。

教室に入ったら、本川が「調子乗るなー!」とか「ふざけるな!」と叫んでいる。たぶん友トリオのことだろう。

「あ、福野!これをみてくれ!お前確か、戦車コレクションや北方プロジェクトが好きだよな?」

この二つは僕の中でとっても好きな二次元のものだ。

「好きだけどそれが…」

僕の質問を遮るようにスマホの画面をみせた。そこには友トリオのトーク動画が流れていたが、その内容は…

『ていうか北方プロジェクトのオタクってキモくない?』

『それわかるー。アニメなどの二次元って小学生までだよね〜。』

『そうそう。それよりもこの子たちの方がちょーかわいー』

『ギャハハ』

一部だけだが他にももっと他のものも貶していた。

これをみた瞬間周りの音はもう耳に入っていなかった。そして、どっかでプツンという音が聞こえた気がする…

お待たせしました!このように投稿ペースにムラができてしまうので、そこのところお許しください。それでは次回もお楽しみに〜

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