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過去

「これは二島北中学校を卒業した時じゃないか。懐かしいな〜」

突然その時のシーンが頭に浮かんだ。

ある春の日。僕は二島北中学校を卒業した。学校生活は充実していて、もちろん友達も数えるのが面倒なほどたくさんいた。親友や幼馴染から色んな人が卒業式が終わった後に喋りかけて来た。女子に至っては号泣している始末。この二島北中学校は花笠県二島市にあり、太丸半島から成り立つ県だ。この県の公立は県内ならどこでも行けるが、結構広いため寮に入る人が多い。だから再開するのがわからないため泣く人も多い。

担任の先生の最後の話が終わり、教師全員に見送られる形で中学校を去っていった。僕の性格だとあまり泣かない。卒業式でもなくだろうと思ったけど、逆に笑顔だった。でも後悔が一つ残っている。好きな人と最後に話せなかったことだ。

そう、ある夏の日のこと。3年になって同じクラスになった華山ゆりに告白した。彼女は顔も可愛く、性格も優しく、席も何回か隣だったのでよく話す機会が多かった。僕の恋は急に胸がドキドキする訳でもなく、いつの間にか好きになってた感じだ。

日が沈むごろに海が見える場所に呼び出した。何人かの友達と遊び、親友の音浜竜司に後を押され、告白することを決断。海は見えるものの、人がいない場所なので誰かにみられる心配をする必要はない。

「どうしたの?急に呼び出して?」

「実は君に伝えたい事がある。」

大きく息を吸い、覚悟を決めて彼女に言った。

「君のことが好きだ!いつの間にか好きになっていた。君と話すのが楽しい。ずっと話したい。出来れば楽しい思い出をつくりたい!僕と付き合って下さい!」

想いを言葉にした瞬間だった。スッキリした。でもスッキリした感じは1秒で終わってしまった。

「ゴメンね。今そういう気分じゃないんだ…。じゃあね…」

その言葉を聞いて何時間経ったのだろうか?その日以来彼女とは話していない。気まずかったからだ。

校門を出てしばらくに聞き覚えのある声が聞こえてきた。

(福野優樹、戦いは始まった。)

何故僕、福野優樹の声が聞こえたのか?その声は心の声かなぁ。多くの疑問を抱える中、ある一つだけがどうしても気になっていた。

「どんな戦いなんだよ?いったいどういう意味が?」

その疑問は1ヶ月後にわかる事になるなんて。この時が心が白い最後の自分だったかもしれない。でも今の方がいい。そしてあるセリフを口にした。

「福野優樹、戦いは始まった。」


初めてなので可笑しい部分があるかもしれません。

楽しんで読んでくれると嬉しいです。

この物語は一部自分のことを参考に書いていました。

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