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異端のLegitima   作者: 瑞希
番外編
95/100

風邪っびき愛雅と泰芽の心臓

とある日、エミヤが泣き出した。

俺は少し驚いてから納得して、エミヤをベッドへ寝かせた。


「ぅ……ひっ……っ……うぅ…っ」

ベッドの中に入っても、布団を剥ごうとしたり、俺に抱きついたり、ベッドから出ようとしたり、かなり落ち着きがない。

俺は通例でエミヤをベッドに寝かせ、どうどう…と覆うように抱きついて頭を撫でた。

しばらくそうしていると寝息が聞こえてきた。

それから少し間をあけ、俺はエミヤから離れた。


改めてエミヤの額に手を載せてみる。

……………40℃前後か。

この行事ばっかりはもうどうしようもなく、ただただ頭を全力で冷やしてやるしかない(物理)

とりあえず冷え○タと氷枕。

エミヤにしかわからない感覚だろうが、すべての音が少しずつずれて聞こえ、何をするにも落ち着かなく、違和感しか覚えないのが怖いんだそうだ。

どうにも逃れられない違和感に耐えられないらしい。

でも、その違和感は必ず24時間で熱と共に消滅する。




タッた…タッた…タた…

違う。タッタッタの筈でしょう?

ああ…ことごとくすべてのリズムが、ずれていく。

気持ち悪くて気持ち悪くて、吐きそう。

いつまでこんなこと続くの?

時計の針の音さえ気持ち悪い。

ああ、気持ち悪い。

怖い。

吐きそう。

どうしたら逃れられる?

メトロノームの音も一定に聞こえない。

歪みが止まらなくて、怖い。怖い。


トッ…トッ…トッ…トッ…


………あれ?

他の音が聞こえなくなった。

…ああ、一定だ。心地いいリズム。音階。…暖かい。

こわくない

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