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裏舞台(Ⅲ)

「上等だ! お前達、やっちまえ!」


 盗賊の一人が声を張り上げ、それを合図に戦いが始まった。


 ちなみに僕は厄介事にはあまり関わりたくないので、草むらに隠れて戦いの様子を見ていた。まあこの場合、悪役はどう見てもあの盗賊達みたいだから、騎士達がピンチになったら手助けするけどね。


 ガキィン! ガキン!


 まずは茶髪のポニーテールの女騎士と見るからにイケメンといった騎士が盗賊達と切り合いを始める。その戦いぶりから見た二人の実力は……なんと言うか普通、だった。


 身のこなしからポニーテールの女騎士とイケメンの騎士がそれなりの剣の腕前なのは分かるが、幼い頃から師匠から剣術を習っている僕にはどうしても普通の腕前にしか見えないのだ。


 あとついでにいえば、ポニーテールの女騎士の方がイケメンの騎士より少しだけ腕が上だった。それで最後の褐色の肌の女騎士は……うわっ! あのお姉さん、凄く強い!


 たった一人で三人の盗賊達を相手にしていて、今だって敵の攻撃を避けるのと同時に一撃で敵の首を切り落とすし、あの動きは只者じゃない。


 一人目の敵を倒してそのまま流れるような動きで二人目、三人目と敵を切り伏せる騎士のお姉さん。これで残っている盗賊はポニーテールの女騎士とイケメンの騎士が相手している二人だけ。


 騎士達の後ろにいる貴族の女の子は、油断はしていないが気負ってもいないリラックスした状態で戦いを見ている。


 ……って、アレ?


 これって僕の出る幕、ないんじゃない? 今の僕って完全に空気じゃない?


 もしこれがあの騎士のお姉さん達を中心とした三人称の文章だったら僕、影も形も書かれてなくない? 戦いはもう騎士のお姉さん達の勝ちで決まりだろうし……帰ろうかな?


 そんなことを考えていたらお姉さんの向こうにある茂みが少しだけ動いたように見えた。よく目を凝らして見ると、茂みには五人の盗賊達が隠れていた。


 五人の盗賊達の二人は弓を構えていて、狙いは騎士のお姉さんだった。でもお姉さんはそれに全く気づいていなくて……これってマズくない!? 一体どうしたら……?


「……仕方ない、か」


 僕は自分にだけ聞こえる小さな声で呟くと覚悟を決めた。


 自分の右手の甲に刻まれた三つ首のドラゴンの紋章を一瞬だけ見て、僕は三つ持つスキルの一つを発動させた。


 まずは精神を集中。


 次に騎士のお姉さんの隣に自分が立つ姿をイメージする。


 最後にお姉さんの耳元で叫ぶような気持ちで強く念じる。


《気をつけて! まだ右の茂みに盗賊達が五人隠れているから。そのうち二人は弓でお姉さんを狙っている!》


 これが僕の持つスキルの一つ、自分の意思を遠く離れた相手に伝えるスキル「伝心」だ。


 このスキル、イマイチ地味だし、顔か名前を知った相手に自分の言葉しか伝えられないといった欠点があるけれど、中々に便利なスキルである。


 師匠が存命中は、よく狩りでこのスキルを使って師匠と連絡を取りながら獲物を追い詰めたりと重宝したものだ。


「っ!」


 僕が危険を教えると、騎士のお姉さんは即座に反応して盗賊達が放った二本の矢を、一本は避けてもう一人は剣で切り落とした。


 凄いな。普通だったらいくら危険を教えても、ああも見事に敵の奇襲を防げはしないだろう。


 やっぱりあのお姉さん、ポニーテールの女騎士やイケメンの騎士とは比べ物にならないくらいの実力者だ。剣の腕だけでいったら師匠と互角かもしれない。


 その後はお姉さんの独壇場だった。


 矢が飛んできた方向から盗賊達が隠れている場所を見つけたお姉さんがそこに突撃。それを見て隠れていても仕方がないと考えた盗賊が三人、姿を現して攻撃をしかけるがあっという間に瞬殺。残った二人は我先にと逃げていくのが見えた。


「逃がすか!」


 お姉さんが盗賊達の背中を見ながら叫ぶ。アレ? あいつら捕まえたほうがいいのかな?


 バシュ!


 僕は逃げようとする盗賊の一人の足をクロスボウで狙い撃った。矢は盗賊の足に命中し、もう片方の盗賊には逃げられたが、これで一人は捕まえることができた。


 うん。せめてこれぐらいは手伝わないとね。


 騎士のお姉さんが地面に倒れた盗賊を気絶させると、貴族の女の子とポニーテールの女騎士、イケメンの騎士が騎士が駆け寄ってきた。


 ああ、あの二人勝ったんだ。……戦い全く見てなかったや。


 お姉さんは貴族の女の子達と少し話すと、草むらに隠れている僕の方に視線を向けてきた。やっぱり今の射撃でこちらの位置に気づいたようだ。


「誰かは知らないが協力を感謝する。それですまないが、姿を見せてくれないか? このままだと私達はキミをここにいる賊の仲間だと思わなくてはいけないんだ」


 あのようなことを言われたら姿を現すしかない。僕も師匠から鍛えられてきたつもりだが、あのお姉さんに盗賊の仲間とされたら命がいくつあっても足りない気がする。


 僕が両手を上げて姿を見せると、お姉さんは口元に小さな笑みを浮かべた。


 ……こうして見ると本当に美人だよな。若くて、美人で、その上強い女性の騎士がこうして目の前にいるだなんて……僕って、今更だけど本当にファンタジー世界に転生したんだな……。


「まずは賊を捕まえてくれたことに重ねて礼を言う。それで、やっぱり君があの時、私が矢で狙われていることを教えてくれたんだな?」


「あ、はい」


 騎士のお姉さんの質問に、今まで……どころか前世でもロクに人と話したことがない僕は緊張しながら答えた。声、震えていないかな?


「それだったら私もお礼を言わないといけないわね。イザベラを、私の騎士を助けてくれてありがとう。私はアンナ。アンナ・アルバラ・エンプレスズ。あなたの名前を聞いてもいいかしら?」


 僕がお姉さんに答えると、今度は貴族の女の子が進み出てきた。


 隠れて見ていた時も思ったけど、やっぱりこの子も綺麗だな。しかもただ綺麗なだけじゃない。


  見ただけで分かる。このアンナって女の子、才能に恵まれていて、僕とそう年が変わらないのにきっと何でもできるんだろう。才能に裏打ちされた自信に満ちた彼女の姿はまるで光輝いているように見えた。


 そんなアンナの輝きは、前世では何もできないまま死んで、今世では世間のスキルホルダーへの迫害を恐れてこの森に引きこもっている僕にとって非常に眩しくて……羨ましかった。


「う、うん。僕の名前はハーミット」


「ハーミット!?」


 僕が名乗るとアンナは目を見開いて驚き、すぐに興味深そうな笑みを浮かべる。


「……そう。あなたがハーミットなのね」


「え? 何? 僕のことを知っているの?」


 一体どういうこと? 僕とアンナが会うのって今日が初めてだよね? それにさっきから気になっているんだけど、「エンプレスズ」って、どこかで聞いたことあるような……?


「アンナ。彼が誰だか知っているのか?」


 イザベラと呼ばれた褐色の肌をした女騎士が聞くと、アンナは一つ頷いて答える。


「ハングドマン殿が後継者を一人、育てているって話はしたわよね? 彼がその後継者、ハーミットよ」


『……っ!』


 アンナの言葉にイザベラさんとポニーテールの女騎士、それとイケメンの騎士の三人が絶句する。


 確かにハングドマンは僕を育ててくれた師匠の名前だけど……後継者って何?


「そうか、彼が……なるほどな……」


「話を聞いて会ってみたいとは思いましたけど、こんなに早く会えるなんて……」


「こんな貧相な顔をしたやつが? 信じられないな」


 イザベラさん、ポニーテールの女騎士、イケメンの騎士が興味深そうに僕を見て、それぞれ感想を口にする。……イケメンの騎士にかなり失礼なことを言われたけど気にしないでおこう。


 今はそれよりずっと気になることがある。


「あの、それで何で皆はハングドマン、師匠の名前や僕のことを知っているの?」


「私のお祖父様があなたのお師匠様と古い知り合いなのよ。二人は手紙のやり取りをしていて、手紙にはあなたのことも書かれていたそうよ」


 ………………!?


 アンナがにこやかに笑いながら答え、僕はその答えを聞いて戦慄を覚えた。


 師匠に知り合いが……文通友達がいただって……!?


 師匠はこの森で世捨て人のように暮らし、外の人間とは全く交流を持たない人間だった。月に一、二回森で狩った動物を生活用品と交換するために近くの村に行くことはあるが、その村でも師匠の存在は知っているが名前は知らない人間がほとんど。一部には師匠のことを「人を森にさらって食べる妖怪」だと半ば本気で信じている人だっている。


 そんな師匠だから僕と同じで友達なんかいないと思っていたのに…………裏切られた。


「どうしたの? いきなり悲しそうな顔をして。具合でも悪いの?」


「い、いや、何でもないよ」


 師匠に友人がいたという事実に、気づかないうちに沈んだ表情になっていたらしい。心配そうに顔を覗きこんでくるアンナに僕は愛想笑いを浮かべてごまかす。


「そう? だったらいいけど。とにかく私達はハングドマン殿に用があって来たの。だから悪いけどハングドマン殿のところまで案内してもらえないかしら?」


「師匠に用事? それって一体……」


「口答えをするな! 貴様は黙って案内をすればいいんだ」


 師匠にどんな用事があるのか聞こうとすると、イケメンの騎士が僕の言葉を遮った。


 イケメンの騎士はあからさまに見下すような目で僕を見ていて、「何で初対面の人にこんなに嫌われているんだろう」と考えていたら、ポニーテールの女騎士が僕とイケメンの騎士の割って入ってきた。


「ジャック! そんな言い方はないでしょう! ……ごめんなさい。彼も悪気はないの、許してあげて。私はリリア・テンペランス。それで彼がジャック・フールド。よろしくね」


 自分が悪い訳じゃないのに頭を下げて謝り、ご丁寧に自己紹介をしてくれるリリアと名乗ったポニーテールの女騎士。この人、いい人だ。


「やれやれ、名乗るのが一番最後になってしまったな。私はイザベラ。イザベラ・プリステスだ。よろしくな、ハーミット」


「あ、はい。こちらこそ。…………」


 イザベラさんが右手を差し出してきたので、僕も右手を差し出して握手をする。普通の人から見たらたわいもない挨拶だが、僕にとってはたったそれだけのことが、初めて師匠以外の人と握手をして挨拶をすることが涙が出るほど嬉しかった。


「さて、ハングドマン殿に会いに来た理由だが、私から説明しよう」


 そう言うとイザベラさんは自分達の今の状況を含めて、この森にきた目的を話してくれた。


 まず最初にアンナがここから西にある領地アルバラを治めるアルバラ伯の孫娘であること。


 次にアルバラの北にある砦が数日前に隣国ルシャトリアによって落とされ、それによってルシャトリアの領地とアルバラが隣接し、戦いが起きる可能性が高くなったこと。


 足が不自由でとてもではないが戦場に立つことができないアルバラ伯は、ルシャトリアとの戦いが始まる前に領主の座を譲ろうと考えていたのだが、息子や孫達はあまり優秀ではないらしく、跡を継がせられるのは孫達の中で唯一非凡な才能を見せるアンナだけということ。


 アンナもアルバラ伯の跡を継ぐことを了承 したが、アルバラ伯は戦いや政治で彼女の補佐をする人間が必要だと考え、その補佐を信頼できる知り合い、つまり師匠に任せることにした。


 何でも師匠は昔はトライオンの騎士でかなりの凄腕だったらしい。それでアンナ達は師匠に協力を頼もうとアルバラからここにやって来たというわけだ。


「……というわけだ。事情は分かったか?」


「はい、大体は……。それにも師匠がトライオンの騎士だったなんて……」


 人に歴史あり、とはよく言ったものだと思う。


 師匠の過去には流石に驚いたけど、一方で納得もした。どうりであの人、剣術とか馬術とか猟師には習得不可能なスキルを知っているハズだよ。


 あと思い出した。エンプレスズって、師匠がたまに昔話をしてくれた時に決まって出てくる師匠の恩人の名前じゃないか。


 師匠の恩人の孫娘、しかも貴族の方に僕ってばさっきからタメ口で話していた?


 僕は血の気が引いていく音を聞きながら青くなった顔をアンナに向ける。


「あ、あの……。アンナ、様……」


「呼び捨てでいいわよ。私達、同い年なんだから」


「う、うん。ありがとう。……ねえ、アンナ」


「何かしら?」


「し、師匠のことなんだけど。……師匠は十日前に死んでしまったんだ」


『なっ!?』


 師匠が死んだという事実にアンナ達四人が同時に声を漏らす。


「……ハーミット。その話は本当なの?」


「本当だよ。向こうに僕が作った師匠の墓がある」


 僕が師匠の墓がある方を指差すと、アンナは僕が指差す方向をしばらく見て、やがて大きなため息をついた。


「………………そう、それだったら仕方がないわね。いくらなんでも死者の力は借りれないもの。ハーミット、教えてくれてありがとう。そしてさようなら。イザベラ、リリア、ジャック、帰るわよ」


「はい、アンナ様」


「やれやれ、結局ムダ骨ですか……」


「ちょっと待ってくれ」


 アンナ達が森から帰ろうとした時、イザベラさんが僕を見ながら口を開く。


「これはハングドマン殿とは関係のないことなんだが……ハーミット、お前は盗賊達と戦っていた時、私に『私だけにしか聞こえない声』で話しかけてきたな? もしかしてお前はスキルホルダーなのか?」


 ……………………っ!!


 イザベラさんの質問に僕は思わず一歩引き、右手を隠した。


 見ればアンナ達三人も驚いた顔で僕を見ている。今まで話していた子供が実はこの国で災厄の象徴と信じられているスキルホルダーだったのだから 、驚くのは当然だろう。


「イザベラさんは……それを知ってどうする気ですか?」


「ん? 別に何もしないぞ。少し気になったから聞いてみただけだ。だから答えたくなかったら答えなくてもいいし、もしお前がスキルホルダーだったとしても私達は危害を加えたりしないから安心してくれ」


「…………」


 優しい口調で答えるイザベラさんは嘘をついているようには見えず、僕は右手の紋章を見せて正直に事実を口にした。


「イザベラさんの言う通り、僕はスキルホルダーです。それであの時、盗賊達の奇襲を伝えたのは僕のスキルの一つで……」


「おのれこの化け物め!」


「うわっ!?」


 ブゥン!


 話している途中でいきなりジャックさんが剣で僕に斬りかかってきた。何とか避けることはできたけど……危害は加えないんじゃなかったの!? ウソツキ! ウソツキ!


「ジャック、何をする!? 止めないか!」


 イザベラさんが止めるように言うが、ジャックさんは聞きもせずに僕を斬ろうと必死に剣を振るい、僕もまた必死でジャックさんの剣を避ける。


 ブゥン! ブゥン! ブゥン!


「この! 避けるな! 化け物が!」


「……! 僕は……! 化け物じゃない!」


 剣を振るいながら叫ぶジャックさんの言葉に僕はついカッとなってしまい思わず……


 バギン!


 と、『ジャックさんの剣の刀身を右手で掴んでへし折って』しまった。


『……………………!?』


 僕がジャックさんの剣をへし折ったのを見て、アンナ達三人が驚きのあまり体を硬直させた。ジャックさんにいたっては折れた剣を見ながら金魚のように口をパクパクさせている。


 ……しまった、失敗した。本当は剣を奪うだけのつもりだったのに……この剣って高いのかな?


「き、貴様! 何だその怪力は!? それがお前のスキルなのか!」


 僕が「弁償しろと言われたらどうしよう?」と考えていると、ジャックさんが折れた剣を僕に突きつけてきた。


「い、いえ違います! この力はスキルじゃないです。あ、あと剣を折ってごめんなさい。弁償したいけど僕、お金はないです」


 ジャックさんに言ったことは本当だ。僕が持つ三つのスキルは、どれも便利で使いようによっては強力な力になるけど、なんというか悲しいほど地味な能力ばかりなのだ。


 あと僕はどういうわけか生まれた時から常人離れした身体能力を持っていた。


 神様がパラメーターの設定を失敗したのか、前世で未使用だった分が上乗せされているのかは分からないけど、今の僕だったら馬より速く走ったり、素手で熊を殴り倒すくらいのことはできる。


 ……こうして改めて考えると、僕って本当に人間なのかな? ジャックさんの言う通り化け物なのかもしれない。


「スキルじゃないってことは純粋な握力でジャックの剣を折ったわけね。……興味深いわね」


 気付くといつの間にかすぐ近くまで来ていたアンナが、値踏みをするような目で僕を見ていた。


「ハーミット。あなた、その怪力の他に何か特技はないの? あなたができることを詳しく教えてちょうだい」


「え? どうして?」


「いいから教えなさい」


 アンナの迫力に負けた僕は、彼女に聞かれるまま自分に何ができるかを話した。


 まず料理を始めとした家事全般。


 トライオン語、ルシャトリア語による会話と文字の読み書き。


 剣術、槍術などの武芸全般(その中で僕が一番得意なのはナイフを使った短剣術)。


 何日間も森に潜み獲物を狩る狩人の技術。


 他にも馬術やお金の計算、胃薬から痺れ薬までの薬の調合。


 そして最後に僕に与えられた三つのスキル。


「……先程の怪力と技能の多さには驚いたけど、スキルは地味なのね」


「まったくだな。そんなスキル、使い道などたいしてないだろ」


「ですよね……」


 リリアさんとジャックさんの感想に軽くへこんでいると、イザベラさんが僕の肩に手をおいてきた。


「何を言っている? 素晴らしいスキルばかりじゃないか。なあ、アンナ?」


「そうよ! ハーミット、あなたって本当に素晴らしいわ!」


 笑いながら聞くイザベラさんにアンナは、欲しかったオモチャを手に入れた子供のような表情で僕をま見ながら答える。


 え? 何? アンナってば、何でそんな顔で僕を見るの?


「決めたわ! ハーミット、あなた私に仕えなさい。私の下でその才能を役立てなさい!」


「……………………はい?」






 後になって僕は思う。


 この時のアンナの言葉。この言葉によって僕の人生はようやく『始まった』んだと。

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