短大生活初日☆彡
「ふぁあー。ねみぃ…。」
おはようございます。
朝が苦手な[如月 翼] 18歳です。
今日から本格的な短大生活が始まるわけですが、
おかしい…。
実におかしいことが昨日判明しました。
どういうことでしょう。
私はここで、
゛素敵な恋をする!゛と誓ったのですが、
不思議なことに、
ここの学校、
男子がめちゃくちゃ少ねぇえぇえええー!!!
なぜだっ!
これじゃまともな恋愛なんて出来っこないぞ!
あぁー
あたしの夢、
入って早々ぶち壊された…。
いや、まてよ?
短大と言えば、
コンパ!合コン!!!!
おぉー!
出会いの場があるじゃないか!
っとするとー…
そんなくだらないことを悶々と考えながら、
あたしは学校に登校した。
「あっ!翼おはよー!」
あたしがまだ、
悶々とくだらないことを考えていると、
学校に向かう途中で叶と合流した。
「おっ!おはよー!今日から学校とかだるいねぇ。」
と、
あたしがだるそうに答えると、
「そーかなぁ?あたしはとても楽しみだけどなぁ♪」
っとルンルン気分な叶…。
何気ない会話の途中、
昨日の帰りに見かけた黒い車が
学校の駐車場に止まっていた。
またタバコを吸っている。
「あたし、タバコ吸う人はいけ好かん。」
そうつぶやくと、
「わかる!あたしもそう思う!」
っと叶も激しく同意した。
でも、なんでだろう…。
なぜか、あたしはそのとき、
彼が少し寂しそうに見えた…。
「とりあえず、今日も頑張りますか!」
そう言うと、
あたしたちはそれぞれの教室へと足を運んだ。
ちなみにあたしは子ども科だから、
B棟。
叶は介護科だから、
A棟へと向かった。
あたしは、
この時からもう気にかけていたのかもしれない。
彼の存在を…。
あたしが、
人を好きになるのには、
意外にもそんなに時間はかからなかった…