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ぼくはねこまたまたぞう  作者: 猫又亭 麻太
きらきらひかる
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きらきらひかるその4

キャンプ2日目をむかえました!

きょうのゆずとたちは、どんなたいけんをするんでしょう?

キャンプ2日目ふつかめのあさ、ゆずとたちは、かおをあらい、はをみがいたあと、ハムとチーズのホットサンド、コーンスープ、やさいジュースというメニューのあさごはんをたべ、でかけるしたくをととのえた。

 今日は、グループにわかれ、みんなでハイキングだ。ワカメのふりかけをまぜたおおきなおにぎりと、うめのおにぎり、むぎちゃがたっぷりはいったすいとうをよういし、ハイキングコースのちずをリュックにいれた。

 ゆずとのチームのメンバーは『あおい』、となりのテントにいたおんなのこの『なつき』と『さゆり』キャンプのうけつけのときに、ゆずとをテントまであんないしてくれた、おねえさんの『ゆきえさん』の5人だ。


『ぼく、うめぼしきらいなんだよなー」

『ぼくも……』


おとこの子たちがそんなかいわをしている。

 きょうはすずしいだったので、ゆずとは、もってきていたきみどりのウィンドブレーカーをきてフードをかぶり、出発しゅっぱつした。

 すこし小雨こさめがぱらつくてんきだったが、ふしぎとそらはあかるく、たまにさしこむひかりがあたりのしずくにはんしゃして、そうげんのみどりが、きらきらひかっていた。

 雨とくさのにおいがたちこめるそうげんをぬけると、またもりに入った。耳心地みみここちのよいとりたちの声がこだまする。木であめがさえぎられるのか、あまりしずくがおちてこない。あおいがはなしかけてきた。


「ここならあめがおちてこないから、あのチョウチョみつけられるかもね!」

「だから、そんなにすぐみつけられるチョウチョじゃないんだって」


あいかわらずらっかんてきなあおいに、あきれたようにゆずとがへんじをする。大きな木のしたにきた。よいかんじにすわれそうなところを見つけ、みんなで、(しょう)きゅうけいになった。


「ねぇねぇ、なにかここにいるの?さっきはなしてたじゃない」


おんなのこのメンバーのなつきとさゆりがはなしにはいってきた。


「むらさきのチョウチョだよ」

「へーめずらしいの?みたいみたい!」

「だから、なかなかみつけられないんだって」

「どこでみられるの?」

「もりのなかとかだよ」

「じゃあみられるかもしれないね」

「だーかーらー」


 こどもたちだけでワイワイやっていると、いっしょのグループのおとなのメンバーのおねえさんがいった。


「うふふ、たのしそうね。さ、おトイレしたい子は今のうちに、あそこのしげみでしてきてね。おんなのこはあっちよ」

「ぼくはいってくる」

「ぼくはいいや」

「いま、そんなにしたくなくてもいったほうがいいかもね。つぎのきゅうけいのポイントまでまたけっこう歩くし」

「わたしはいってくる」

「わたしも」

「わたしもいってくるわ。いかないならここでまっててね」


おねえさんとおんなのこたちはいってしまった。あおいはいかないようだ。ゆずとはしげみで用をたし、さっきのばしょにもどってきた。おんなのこたちももどってきて、また5人はしゅっぱつした。

 木ののかいだんをのぼり、ツルツルすべるさかを手をつなぎあってのぼり、しめってフカフカのおがくずでできたじめんの上をあるく。

 ときおり、ゆずとたちのあしもとを、足のはやいカナヘビが、スルスルとすりぬけていった。

 すこしすると森をぬけ、さっきよりも大きなそうげんにでた。いつのまにかあめはあがっていたようで、きゅうに気温きおんがあがってきた。5人はウィンドブレーカーをぬぎ、ながそでのTシャツのかっこうになってさらにあるいた。すずしいかぜがやさしくふいている。

 雨あがりのせいか、そうげんのみどりがこくみえる。はれてきたからか、チョウチョやハチがうれしそうにとんでいた。


「あ!にじだ!」


なつきがこえをあげた。

 みあげると、大きなにじがしたからはんぶんだけかかっている。あめがあがったばかりなので、まだあめをふくんでいるくもが、まだらになりながらみずいろのそらにうかんでいた。

 5人は、すばらしいけしきをながめながらひたすら歩き、キャンプの全員ぜんいんがあつまるごうりゅうポイントについた。ところどころに大きな木があり、こかげにすわりならんでおにぎりをたべた。

 たくさん歩いてみんなクタクタな中、ステキなけしきをながめながらみんなでたべるおにぎりは、すごく、すごく、おいしかった。ゆずとは、うめぼしがうまれてはじめて『おいしい』とおもった。つめたいむぎちゃもかくべつだった。


となりであおいが、むぎちゃでくちをゆすぎ、ごっくんしている。

みていたさゆりがさけんだ。


「やだ!くちゆすいだやつ、のんだの!さいてー」

「これがうまいんじゃんか、なぁ」


「ひひひ」っとわらい、ゆずとにひじをとんとしてきた。


「いっしよにすんなよ」


ゆずとはそういいつつも、こんどやってみようかなとひそかに思って、わらった。


ハイキングたのしそうでした!

さくしゃも、ハイキングだいすき!

にじがかかるのをみられるっていいなぁ!

さてさて、おひるもたべて、ハイキングもおりかえしですね。じかいのおはなしもおたのしみに!


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