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俺の名は☆

作者: b2ox

午後の2コマ目の授業開始を待っていたら突然なんの前触れもなく教室がまばゆい光に包まれた。

不意打ちを喰らった俺たち生徒はどこぞの大佐のごとく目が~目が~状態で悶えるはめになった。

体感的には数分だが、実際には1分経ったくらいで、教室のドアが開いて数人ほど入ってくる音が聞こえた。

まだちょっと目を開けるのが辛いので耳に意識を集中して聞いてみると、勇者召喚がーとか魔王がーとかとか。

あぁはいはい、所謂クラスごと召喚ってやつですかテンプレ乙。

その後の展開もまぁテンプレですねテンプレ、テンプレ。

あぁテンプレ言いすぎて天ぷら食いたくなってきた。

たぶん元の世界には戻れないだろうしもう食えないかもしれんなぁ。


などと落ち込んでいると俺のステータスチェックの順番が近づいてきた。

ここのステータスチェックはテーブル状の魔導具に手を置いて、ステータスオープンと唱える方式のようだ。

んで、どうもステータスチェックの前にフルネームを告げさせている。

名前かぁ、やだなぁ、俺の名前いわゆるDQNネームとかキラキラネームのたぐいだし。

え、しかも名前が先で姓は後ぉ。

その順番の読みで散々からかわれた黒歴史がっっ

しかし無情にもとうとう俺の順番が来てしまった。恥ずかしいぃ。勘弁してくれぇ。


「次!お前の名前は?」

「お、俺は…です」

「あん?!声が小さい!男ならもっと大きい声でハキハキ話せ!」

おうふ、無駄にでかい声だなぁ。目の次は耳にダメージ喰らっちゃったぜ。

いいだろう大きい声でっていうならやってやらぁ。

こいつの鼓膜をぶち破るつもりで気合い入れて名乗ってやるぜ。

聞いて驚け!

「俺の名は 緋人 縁戸 です!!!」<< Heat End Death >>

「「「!!!!」」」


その日、王城に突如太陽が出現した。


 ☆ ☆ ☆


再び眩い光に包まれた俺は某大佐のごとく悶えた後、目を開くと柔らかな光をはなつ真っ白な空間に居た。

「ここはどこだ?」

「縁戸さん、あなたはお亡くなりになりました」

呟きに女神のごとき美声で答えが返ってきた。

「え?」

「召喚されてすぐに究極炎熱地獄呪(ヒート・エンド・デス)唱えて召喚主ごと自爆って初めてみたわー」


自分の名前がとんでもない威力の呪文になってたら面白くね?とかいうネタが湧いて出てきたのでちゃちゃっと書いてみましたw


ちなみに、

・攻撃の意思を持って…「こいつの鼓膜をぶち破るつもりで」

・気合を入れて

・Heat End Deathと叫ぶ

という3つが揃ったので発動したという設定。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素直にワロタ [気になる点] >俺の名前いわゆるDQNネームとかキラキラネームのたぐいだし この辺の伏線というか前振りは、多分最初の方に置いといた方が良いような気がします。 [一言] 昔…
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