第6話 約束
昼休みと掃除の時間をあのベンチ付近に座り今後の事を色々と話し合い教室に戻った
俺たち3人が教室に戻るとザワザワしていたのが止まり俺たちを見ていた。
「ねぇ、伊達くんって二人に告られたの?」
真顔で委員長が聞いてきた、まぁ告白スポットと呼ばれる所から3人で帰ってきたらそうなる…のか?
「無言は肯定と見なすよ?」
「芽瑠さんや、和也が言わなくてもそれはやめてくれ、そんな噂流れたら南乃ちゃんは女子だからまだ良いけど俺と和也だったら酷いことになっちまうぜ?」
俺も必死に頷く、噂が流れたらクラスの一部の女子が凄いんだ、中学の時1度その噂が流れたら一部がとっても元気になった、いつも静かだったから分かんなかったが、どうやらソッチ方面の人達だったらしい。
あんなのはもうゴメンだよ…
「伊達くん頷きすぎだよ?それだと逆に疑われるかも、まぁ小学生の時の妄想が得意な子達がいたせいだと思うけどね。あ、あと佳祐くん、もうこの噂流れてるからこれからは先生からも弄られるかも」
「まじか」
「先生もなのかよ!?勘弁してくれよ…」
俺、明日から不登校になってもいいかな。多分許してもらえる気がするんだ。そんな事になったらの話だがな。
「あ、委員長その話置いといて、後で俺達3人と話し合い?しねぇか?」
「嫌だよ?なんで話題の3人と話し合わなきゃ行けなくなるの、和也くんが四角関係なの疑われるよ?」
うん
「それは嫌だな」
「でしょ?だか」
「だけど委員長にしか頼めないんだ、お願いします」
「俺も、お願いします」
3人で勧誘する計画をした時
2人で委員長にお願いするってのがあったがこれで良かったのか?周りがザワザワしてるけど、それに委員長なんか慌ててるけど
「ふ、2人ともその流れで土下座しないでよ!?分かった、ST終わったら話聞くから!」
なんで土下座までの流れ分かったんだろ、まぁ約束をしたからこれでいいだろう。委員長は約束を破らない人だし
「和也、良かったな委員長に良いって言ってもらえて」
「あぁ、でもなんで流れわかったんだろうな」
「多分あの雰囲気で流れ分かんない奴はお前だけだと思うぞ、まぁ学年一のイケメンに土下座されたら困るだろうからな、いまでも困ってたし」
「お前自分のことイケメンだと思ってたのか?」
「お前のことだぞ!?気づいてないのかよ!?」
「んー、俺は人より顔は良い方だと思うがイケメンとかのレベルではないと思うぞ」
「そーですか、和也、んじゃあ、南乃ちゃんはどう思う?」
「ん、可愛いと思うぞ」
ホッとしたように和也は一息ついた。
「和也に一般人並みの視力があって良かったと本当に思うよ、俺」
「なんだよ、それ」
「あ」
「ん?どした?」
忘れてた
「今日、図書館に行かなきゃいけねーの忘れてたわ、委員長の勧誘どうしよう」
「え?なんで図書館?お前そんなキャラだったか?つかいつでも良くね?それ」
「受付さんがよ、なんか世界に関しての本探してくれててな、明日見に来ますって言ったから」
「そんなん忙しかったからで明日行けば良くね?」
「約束は守るもんだろ?」
俺はそう思うな、約束が普通に破られる世界だったら生きていけない気がするし。
一息ついた佳祐がため息混じりの声で
「はぁ…じゃあ早く委員長の勧誘終わらせよーぜ、和也1人で行くとなんだか嫌な予感がするんだ」
「それ、俺が頼りないってことか?殴るぞ?」
「いや、俺の能力の方?」
あぁ、そういうことか
「なるほど、分かった。じゃあ早く勧誘終わらせてさっさと本借りて帰るか」
「賛成」
その後チャイムがなり2時間の授業をウトウトしながら受けた。
はぁぁぁ、やっと終わった!
今日はマジで眠かったな。なんで古文の授業ってあんな呪文みたいなことズラズラ言うんだろうか
STが終わりみんながクラスから出ていく中、俺達3人と委員長はクラスに残った。
「んじゃ、佐々木さんそいつら出たら鍵閉めといてね」
「はい、分かりました」
先生が立ち去り誰もいない空間になった静かなところで委員長が切り出した
「えーっと、3人とも私に何か話でもあるの?」
「あぁ、俺達部活作りたいんだ。だけどよ見ての通り1人足りなくてよ、委員長にお願いしたいんだけど、ダメか?」
「部活動の内容による、かな」
そして、俺が内容を言おうとしたら佳祐が止めた。
「その前にさ、芽瑠さん、少し良いか?」
「何かな、他の相談事でもあったの?」
「いや、芽瑠さんって魔法使えるだろ、かなり記憶系に特化してるみたいで気づかれにくいが」
物凄い驚いた顔で俺達を見てきたあと顔を歪めた
「うん、そうだよ。それがなに?それで部活に入れようとしてるんなら私は入らないし、もう口を聞かないから」
「いや、確かめたかった事だから」
歪んだ顔は真顔になった
「そう、だったらいいわ。確かに私は以前、和也くんの記憶を覗いたわ、あと2人のもね、私はね、人の記憶を見るのが好きなの、そんな面白い記憶を持ってる人は少ないけどね。
で、なんで私が魔法を使えるのがわかったの?」
「んー、分かりやすかったぞ?芽瑠さんはさ、俺達と同じ小学校じゃないのになんで分かったんだよ、おかしいだろ普通に考えたら、昔俺たち2人が腐女子達に見られてたこと」
「あ、普通に凡ミスね、まさかこんなミスするなんて、自分が情けないわ」
俺はこの展開に着いていけず、とりあえず冷静になってから話しかけた
「それが素なのか?ならそれで話してもらって良いぞ、俺達も魔法が使えるしな。だから部活を作ろうとしてるんだ」
「え?」
「だからよ、委員長に少し手伝ってもらいたいんだ」
「何をよ」
「林先生がさ、話してた仮説、覚えてるか?あれ、多分正しいと思うんだ。委員長はそう思わないか?」
「あら、あなた達もだったのねあの仮説、私も正しいと思うわ。でもごめんなさい、その部活には入れない」
不思議そうな顔で南乃花が委員長に聞いた。
「芽瑠ちゃん、入りたくない、じゃないの?」
「えぇ、私は約束を破りたくないのよ、先に約束してる人がいるから」
なんだか納得した、約束は大事だしな。
「そっか、その約束が終わったら声かけてくれよな、うし、佳祐図書館行くぞー」
「うぃー」
俺達は後ろを向いて図書館へ行こうとしたが委員長に呼び止められた
「ま、まって!2人とも図書館に今日行くの?」
「ん?あぁ、行くぞ、委員長も行くか?」
「今日行くのはやめなさい、危ないことに巻きこまれたいなら止めないけど」
危ないこと?なんだろ、そんなの、図書館に起こるはずないと思うが
「いや、行くわ、受付さんに本を置いてもらってるから、大丈夫。借りたらすぐ帰るし、佳祐もいるし」
「和くん、私も行くよー」
「りょーかい」
真面目な顔で委員長は俺達3人に
「3人とも、聞いて、今日の7時図書館で危険なことが起こるこれしか言えないの、だからどうにかしてそれまでには図書館から出て」
こんなことを言って、委員長はどこかへ行った、多分鍵を先生に私に行ったんだと思うけど。
「和也、やっぱり今日はやめとかないか?マジでやばい気がする」
「私も佳祐くんに賛成、芽瑠ちゃんの話、多分本当だよ」
2人とも真剣な顔になって俺を見た。
そんなに危険なことが図書館で起こるのか?
「そんな危険なこと起こんないだろ?そんなこと起こったら警察が何とかしてくれるし、それにさっきのは脅しかもしれないし」
呆れたように佳祐はこう言った。
「そんな訳ねーだろ、和也、ここでは魔法が当たり前に使われる世界で警察なんて滅多に動かない、というか動けないんだ、法律で魔法があまり使えないからな、警察は」
「和くんは魔法のない世界の平和なところから来たんだね、でも今の日本はねとっても危険なの、いろんな種族が居るせいで、ね。
元々別の種族は各自で暮らしていたの、でも日本にいろんな種族が住み出してね、種族事に宗教があるんだけどその上の方が怒ってね、日本は色んな国に狙われてるの、でも手は出せないの、人間は1番魔法が使える人口が多いから」
なるほど、 そうだったのか
でもな、約束破りたくないからな。
「やっぱり俺行くわ、委員長も言ってただろ?約束は破りたくないって、だから俺は行く、2人は帰っててもいいぞ」
「やっぱりそうか。いや俺も行く、俺だってお前を信じるって約束を破りたくないからな」
「私も行くね?和くんのこと信じるって決めたし、私も魔法使えるから、あ、でも防御系の魔法しか使えないけどね」
「2人ともありがとう、んじゃ行くか」
俺達は出来る限り急ぎ足で図書館へ向かった
◆
図書館の中に入ると受付には昨日と同じ人がいた。
向こうも気づいてくれたみたいだな。
「あ、昨日の、こんばんわ〜」
「受付さん、こんばんわ、本ってどこにありましたか?」
「えっとね、17-5にあったはずよ、どうしたの?今日は急ぎの用事でもあるの?」
「はい、塾があったの思い出して、あの2人は一緒の塾に通ってる友達です」
「あら、大変ね、探すの頑張って?」
俺達3人はは17-5の枠を一生懸命探したが見つからなかった。
なんでないんだ?受付さんが嘘をついてるって可能性はあるのか?
止めよう、こんなこと考えても埒が明かない。
「和也、やばいタイムリミットの時間になった」
「和くん、帰るよ」
あと少し、あと少しで見つかりそうなんだ。
「もう少し探させてもらえないか?2人は先帰っててもいいから。」
2人の目は険しくなり小言を言ってきた。
「これ以上探しても見つからねーよ、ここの枠全部探しても見つからないからな」
「明日探しに来よう、今日はもう、ダメ」
たしかに委員長に言われた時間になりかけてるな、あんなに忠告してもらってるのにそれを聞かないのも、何だかなぁ…
よし。
「分かったよ」
俺は2人に言われた通り家に帰ろうとした、その時
上の電灯が落ちる音がした、と思ったら地面が揺れていた。
地震か?
「ちっ。始まっちまったか、和也、逃げる準備を。南乃ちゃんも」
「佳祐くん、りょーかい、2人に魔法かけとくね」
「南乃ちゃんありがとう和也、ぼさっとしてないで魔法で防御する魔語を最後まで唱えとけ!」
「いや、俺それ知らないし、というか想像すれば作れるし」
「あぁ、そうだったな、とりあえず逃げる準備だ、魔法使える奴らがここで立て篭ろうとしてる」
隠れてる俺達が分からないのか、立て篭ろうとしてる奴らは
「俺達は《森の親衛隊》の一員だ!大人しく出てこい!」
と言っていたが
《森の親衛隊》ってなんだ?なんかの組織か?そう思ってると
ヒソヒソと佳祐が言ってきた。さすが幼なじみだね、知らないこと教えてくれて助かるわ。
「《森の親衛隊》はエルフの宗教の過激派宗教だ、こいつらは下っ端だけどな、それでも仲間に危害を加えたら酷い仕打ちを受けることで有名だから危ない橋は渡らない方がいいぞ」
「了解」
俺は静かに外に出る方法を考えようとしたが、今まで平和な生活を送ってきたからかそういう想像はできなかった。
佳祐達が言っていた時普通に帰った方が良かった、かな。
佳祐達の言う通りにしてたらここで足を取られなかっただろうし。
この2人にはいつも迷惑かけてるからいつか恩返ししたいな。
周りに声が聞こえないようにする、とか出来るかな。
よし、やってみよう。
んー、一応かかってるはずなんだが、如何せん1人だから効果が分からないな。
「こっちにはまだ居ないみたいだ魔法で探したが見つからない」
「なら向こうへ行ってそこで休憩しようか」
「あぁ」
ふぅ、これで一段落つけるな、
あれ、なんか2人固まってるけどなんでだ?
「いつの間になんて魔法使ってんだよ!?本人も気づいてないって何故だ?」
「佳祐、そんな声出したらバレるぞ?」
「いや、大丈夫。やっぱ、お前の魔力量流石だわ、なぁ、俺と南乃ちゃんを見えないようにすることってできないか?」
何言ってんだろ、まぁいいや、透明にするくらいなら出来そうだな
「よし、多分できた」
「さすが和也様、拍手するわ」
「和くん流石だね、こんなきっちりとした魔法見たことないかも」
「普通にやってるだけなんだが、あと俺減りが早いから早く出るぞ」
2人の頷く姿をみて俺は先頭に立って歩き出した。
「いや、走れよ!」
なんかツッコミ入ったな。
だってもう、すぐ近くなのに走るか?
そう言おうと、後ろ振り向いた途端佳祐が叫んだ
「和也、前!」
俺はナニかに当たった。
上を見上げると耳の尖った受付さんがいた
上の読み表示の仕方分からないのでこちらに書きます。
どなたか良ければ教えてください><
《森の親衛隊》=ルボワディフェン
とりあえずの説明は終わったかと。




