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私の未来  作者: 桜河恭子
1/1

人間形成

「敦子ちゃんはどれが食べたい?」「敦子のジュースの方が少し多い」「敦子ちゃんはワガママ言わないいい子だね」


………別に何も興味ないだけだけど。



「なんで敦子ばっか誉められるわけ?内孫でもないくせに」

「敦子ちゃんは沢山習い事してるもの将来期待しないとね」



………煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い


張り合うか、やっかみしかできないの?



本を読んでも、会話をしても理解できない貴女達がオカシイの




なんだかんだ幼稚園も卒園し、いざ小学校


敦子は友達を作る方法を知らなかった


要らなかったから、ガヤガヤ集団で同じ意見じゃなきゃならない

そんな連中と好きでもない鉄棒で、遊ぶより独り空想に耽っていた方がいい。


しかし、親と言うものは人目を気にする

「自分正義!娘に友達を作ってやった」

なんて、お気楽極楽なお考えなのだろう。


そこから彼女の「いいなり人形」が出来上がった。

全てのスケジュールから友達選びまで、徹底した管理


私は、それが「当たり前」だと思っていた

そんな敦子11歳

ワガママを言ってみる「吹奏楽部に入りたいんだ」

案の定、彼女は「勉強に支障が出る」と、渋ったが周りの従兄弟達が援護してくれたから、通うことが許され

生まれて初めて[フルート]を手にした、敦子またに天にも昇る気持ち。


ここで閑話~敦子攻撃性に目覚める~


夏休み祖父の家で、せっせとパートの音だしをしてた敦子

そこに彼女襲来

「なんでおんなじ所ばっか弾いてんの?それしか出来ないってこと」とな


敦子の中で何が切れた


気がついたら、従兄弟に羽交い締めにされながら、涙を流してフルートを彼女に振り上げていた


そんな夏の思い出



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