【プロットタイプ】おめぇ、変わっちまったな……
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
過去問はなんの為にあるのか。対策をする為だ!!
半分を変化球で埋めるな( '-' )
それはそれとしてケーキは美味しかったです。
変化球を常々出すのは非常に辞めて欲しいと思いながら生きている。何故なら対策が出来ないから。過去の経験を元に対策をしていても、其れが通用しないという事だから。
そして本日の試験、過去問にはない問題半分、苦手な問題その半分。『知らんがな』な問題更に半分で追い詰められ、傷心中ある。
変化球を出すな。対策を捻り潰すな。過去問の意味を問い掛け直せ。という私の大いなる愚痴の元、駅を跨いで行き付けの店に訪れた。
地下へと続くボルドーの空気を感じながら、硝子戸を開けたその時だった。何時もとは違う光景が広がっていた。否、店内は変わっていない。変わったのは小さな変化である。
ケーキショーケースに並んでいたケーキが、総じて馴染みの無いものに総替えをなされていた。
ある予感が脳裏を過ぎる。小さな後悔と、不足は無かったか。私の事だから、取り敢えず人取り手を出したはず。そう様々な思想を脳裏を駆け巡った。
「カウンター席どうぞ」
当たり前に呼び戻され、私は指し示された方向に、差し出されたメニューを見て、目を見張る。
思った通り。今までのケーキのメニューが更新されている。今までメニュー表の中で選ばれるのを待っていたケーキの写真達は、それぞれ過去のものになっている。
今少しポワールを食べておくべきだったとか、全種類に取り敢えず手を出したか、という私の食い意地は今は考えないでおく。
ケーキの半数程は同系統の変化を遂げたものだ。チョコレートケーキがチョコレートムースケーキになったとか、レモンクリームチーズケーキがオレンジチーズケーキになったとか。
目を顰めたままに凝視する。正直どれも捨てがたかった。あれもこれもと手が伸びそうだった。其んな胸を熱くする興奮を抑え込みながら、ひたすらに眺め見る。だがまずは手始めに。
「すみません」
「はい」
「チョコレートムースケーキとブレンド一つ」
瑠衣たん聞いてよ〜。今日の試験内容さぁ、過去問に無いもの半数だったの。『おめぇ、変わっちまったなぁ……』なんて思っていたら、ブランのケーキが総取っかえされてたの!!
来週一緒に行こうよ〜。ゆらりぃ連れてさぁ!!
過去問対策ゴリゴリにしている人間の弱点。
それは、過去問に出ない問題を出される事。
エ、ナニヲタイサクスルノ? ( ˙꒳˙ )ワカンナイ
だから勝率は五分五分です。
考えないことにします。
お前変わっちまったなぁ。前の方が好きだったよ……。
なんて現代版で断罪される側の言葉を思いながら、純喫茶行くと、ブルータスお前もかになりました。
ケーキ総とっかえ。前にセンター飾っていたケーキ達がいない。
そんな事を〇イゼでギモーブケーキが失われた時と同じ事を思いました。
『もっと食べておけば良かった。ポワール』
でもどれも美味しそうなんだよね〜。
プリンとか、ベリー系増えてるし。
※ブラン(仮名)でプリンを食べるのが夢だった人。
※ラズベリーのケーキがケーキの中で一番美味しいと思ってる人。ストロベリーはパンチが足りない。
生き甲斐とか貢げる先が増えたのは良かっと言うべきか。不思議なところですよね。