表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使とサイナス  作者: 七数
3章 【予】
43/56

38話 「宣言」

「キャス…気を付けて。」


「あぁ。行ってくる、ロッドルを頼んだ」


ナルバンはオロビアヌスへと向かうための馬車に乗る前にロッドルを抱っこしながら不安そうな顔でナルバンを見つめるカリアと話していた。

馬車には既にアビスが腕を組みながら目を瞑って座っている。

ディシ、スタシア、ミリィノ、アレルなどの守恵者は表向きな人気が多く長期任務の際に多くの民から見送りされるが騎士団長やアビスといった騎士団内部で主な働きをする者は民からの人気は守恵者に比べたら少数だ。

そのため、長期任務などで見送りをする民の数はどうしても少なくなる。

前にミリィノとスタシアがそれに関して問題ではないかと会議で提議したがナルバンもアビスもその他の団員も特に気にしていないから改善はいらないということで結論付いた。


今回も民は少ししか見送りに集まっていない。

ミリィノは任務があり来れていないがスタシアとディシはしっかりと見送りに来ていた。


スタシアとディシはアビスの元へと行く。


「アビス師匠!任務頑張ってくださいね!」


「どうかお気をつけて」


「ああ、いない間は頼んだぞ」


「「はい」」


カリアと話を終えたナルバンが馬車の方へと歩いてくる。

その表情はどこか悲しそうであり、辛そうでもあった。


「ナルバン、無理はするなよ。お前には守るべき人達がいる。

自分の命を一番に考えてくれ。」


「ああ、分かってる。」


ナルバンは目を合わせることなくそう答える。

ディシは分かっていた。

ナルバンが嘘をつく時目を合わせないことも、誰かを助ける時に自分の命よりも優先することも。

ディシは不安感に包まれていた。

ナルバンははっきり言って強い。

だから負ける心配はしない…普段ならば。

だが、今回は天帝が絡んでいる可能性がある以上危険は付き物だ。


(アビス師匠もいるから余程の事がない限りは大丈夫だと思いたいが。)


ナルバンはディシにのみ聞こえる位の声で言う。


「俺に何かあった時はロッドルとカリアを頼んだ。」


「…何かないことを願うよ」


「ナルバン団長もお気を付けて!」


スタシアは相変わらず明るい。

そんな能天気なスタシアを見て少し気が緩んだのか少し笑うナルバン。


ナルバンは馬車に乗る。

馬車を操縦するのはちょうどオロビアヌスに用がある商人だ。

本当ならばもう少し豪華な馬車にするべきだが、アビスとナルバンの二人がそうするように命じた。


そして馬車が出発し、ユーランシーを出てオロビアヌスへと向かい始める。



「どうしてだろう…二人がいなくなったら一気に不安になっちゃった」


「いるだけで安心する存在というのは誰にでも居るものだ。

俺たちが民のそれであるようにな。」


「そうだね…私たちが不安がってちゃダメだよね。」


「アレルとヨーセルも上手くやっていれば良いがな。」


「そうだね…」


どんどんと小さくなっていく馬車を遮るように門が降りる。

それを見つめながらスタシアと話していたら後ろから走ってくる足音がした。


「はぁ、はぁ、はぁ、もう行ってしまわれましたか…」


メアリー女王が息を切らしながら汗を流していた。

スタシアはすぐに手ぬぐいを差し出し、メアリー女王は感謝を言いながら手拭いを受け取る。


「どうかなさったのですか?」


「実は…先程このような手紙が届きまして。」


メアリー女王は一つの手紙をディシとスタシアに差し出す。

スタシアがそれを受け取り中を見る。

どうやら送り主はアダル王のようだった。

内容は…


『いきなり手紙を送り付けてすまない。

急を要する事なため本題に入らせてもらう。

先日、私の元に商人を名乗る者が接触してきた。

その者は細身で身長が高い男だった。

その者はこう言った。

「近いうちにユーランシーとヴェルファドが戦争を起こします。

どうですか?ヴェルファドに着く気はありませんか?」

とな。

俺は馬鹿馬鹿しいと言ってその者を追い出したが妙な胸騒ぎがした。

このことはヴェルファド…カエリオン王には伝えていない。

本当にあるとは思ってはいないがユーランシーとヴェルファドならば俺はユーランシーに着く。

だからこうして手紙を出させて貰った。

一つ聞きたいことがあるとすれば、何があったかを話す義務があるはずだ。

心当たりがあるかは分からないが知っている範囲で良いから教えてくれ。』


ここでアダル王からの手紙は終わっていた。

スタシアもディシも困惑した表情をしていた。

アダル王に接触した謎の商人とやらも気になるが、やはりヴェルファドとユーランシーに戦争が起こるというのが何よりも謎だった。

メアリー女王が他国と戦争を起こすとは思えない…。

そもそも、どういう経緯でどんな理由で戦争が起こるすらも検討がつかないほどだ。


「…メアリー女王はどう捉えられたのですか?」


「私は…当然起こって欲しくはありませんが真っ向から否定することは出来ないです。

以前からヴェルファドはユーランシーに何かと突っかかる事が多いです。

バルタ王が握っているカエリオン王の情報と何か関与しているとするならばその謎の商人は天帝と関わりがあると考えるべきかと…。

何か対策を練るべきかもしれません」


ディシも同意見だった。

バルタ王の握るカエリオン王の情報、アダル王に接触した商人と名乗る男、ユーランシーとヴェルファド間に戦争…この三つは確実に全てが繋がっていると考えていいだろう。

そして、その裏には天帝が関わっていることはほぼ確実だと考えるべきだった。

しかし、同時に違和感もあった。

仮に天帝が絡んでいるとして、そんな正面からアダル王に接触したというのは気になる所ではあった。

仮にアダル王が受け入れようと断ろうとユーランシーに伝わる可能性の方が高い。

なのにどうしてそんな証拠の残るような接触の仕方をしたのか…。

ディシは頭を悩ませる。


(恐らくメアリー女王もこの事に対して疑問に感じておられるはずだ。

天帝はそこまで馬鹿では無い…なにか意図があるとしか思えない。)


「メアリー女王…どういたしますか。この状況だとやはりバルタ王の握る情報が一番の必要かと思われます」


「スタシアさんの仰る通りです。現段階で何かの対策を練ろうにもどのようなことが原因で戦争が起こりうるかは分かりません。

今は下手に動かずアビスさん達の連絡を待つのが良いかもしれません」


「了解しました。」


違和感が払拭できないままこの場は解散となった。



その夜にスタシアとディシは雰囲気の落ち着いた静かな店で酒を飲んでいた。

普段行く店は誰でも気軽に入れるような安い酒を提供しているところだが今日は高級な酒を提供するバーに近い店で飲んでいた。

ディシとスタシアは小さいグラスに入っているお酒を少しづつ飲みながら今日のことを話す。


「スタシアは違和感に気がついたか?」


「うん。ザブレーサの商人を名乗る男のことでしょ?

仮に天帝が絡んでいるとしたらあまりにも雑過ぎると思う」


「ああ、アダル王とメアリー女王は親しいというのは他国の王達からも認知されている。

それを天帝が把握していないとは考えずらい。

それなのに雑に接触する…何か裏があるのか…。」


「分からない…そもそもユーランシーはこの大陸の国全部と一度に戦争したとしても負けるのはほぼありえないと思う。

それは天帝も分かっているはず。

なおさら分からないや。」


二人は天帝の目的について考えるがその異様な行動に全く考えが読めなかった。

ディシの脳裏にはそもそも天帝が本当に絡んでいるのか?というのもあった。

謎の商人と名乗る男が誰なのかも分からない以上、下手に出るのは悪手だ。


「今はメアリー女王の判断を待とう。

俺たちが決められることでは無い。」


「うん…」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

でかい空間の真ん中には大きい丸机があり、それを囲むように五つの椅子が置いてあった。

その空間の壁は黒一色であり、景色という概念が存在しない。

それぞれの椅子の後方にでかい両開きのドアがあり存在感があった。

五つある椅子の二つにランスロットとギャラリスが座っている。

ランスロットは食事をしており、ギャラリスは特に何もするとかでもなくただ座っていた。


「あなた、毎回ここに食事しに来るわよね」


「自分で用意するのは面倒なんでな」


「あら、なら私が作りに行ってあげてもいいわよ?」


「遠慮する。お前は何混ぜるか分かったもんじゃない」


「そんな酷いものは混ぜないわよ」


「混ぜる前提かよ」


「そういえば、ハインケルの側近の…えーっと、

なんて言ったかしら、あの子」


「ヴァンレの事か?」


「ええ、その子。ハインケルに体型だったりが似てる子ね。

その子がザブレーサの王に接触したというのは聞いたかしら?」


「いや、知らんな。」


「セルシャちゃんの命令らしいわ」


ランスロットは疑問に感じていた。

なぜこのタイミングでヴァンレを使いザブレーサの王と接触させたのか。

あまり良い手段とは思えないとランスロットは考える。


「なぜこのタイミングでヴァンレをザブレーサの王に接触させたんだ?」


「さあ、知らないわ、そんなの。

セルシャちゃんが考えていることなんて私たちに分かるわけないもの」


(確かに、それもそうだな…)


セルシャは人間でも天帝に対しても薄情だ。

ランスロット自身も決して天帝の奴らを信用しているかと聞かれたらそんなことは一切無い。

だが、セルシャは信用など以前に期待をしていないと云うのが正しい。

そのため、常に失敗するという想定の元動いているのがセルシャだ。


「アビス・コーエンがユーランシーを発ったらしいわね」


「ああ。方角はオロビアヌス。恐らくヴェルファドの一件でだろうな。」


「アビス・コーエン…実際に見た事すらないのだけど

あなたやセルシャがそこまで警戒するほどの人なのかしら?」


「セルシャを抜きにした僕たち天帝全員を相手取って互角…もしくはそれ以上。」


「あなたも面白い冗談も言えるようになったのね、ランスロット。

たかが人間にそんな芸当が出来ると思ってるのかしら?」


「あれを人間の尺度で測るな。

あいつに一人で対抗できるとしたらセルシャか

始まりの意思 先駆 を唯一宿ったアシュリエル・ミレーだけだな」


「アシュリエル・ミレーの強さ、あなた知らないじゃない」


「アシュリエル・ミレーはユーランシーはもちろんのこと天帝の長い歴史の中でも語り継がれるほどだ。

アシュリエル・ミレー…またの名を「平和の先駆者」

先駆 を宿ってからスクリムシリによる被害を生きている間0に抑えた本当の化け物だ。

生涯に殺した天帝の数は7人。」


「良いわねぇ…会ってみたかったわ。2000年くらい早く生まれれば会えたかしら」


「無理だな、死ぬだけだ」


ギャラリスは 連れないわね と言いながら立ち上がり、自身が座っていた椅子の後方にある扉へと歩き始める。

扉の前で足を止めてこちらを見ながら言う。


「それと…ユーランシーに妙な存在がいる気がするのよね。

守恵者やアビス・コーエンとはまた別の異質な存在。

その存在が守恵者と共にマリオロにいるらしいわ。

あとは、貴方がどう考えるかだけね。

少し気になっただけだから気の所為もあるわ。

それじゃ、愛してるわランスロット」


ギャラリスの正面の扉はひとりでに開き、扉の向こうへギャラリスは消えていった。


「最後の言葉は無視で良いとして…」


(異質な存在…?そんな者がいるという情報は無いし、メルバル総戦時にもそのような…)


否定しようとしたが今考えれば心当たりもあった。

異質な存在という者に。

ランスロットはあの時はその者が脅威になりうるとしか考えておらず名前も知らず、顔もうる覚えだった。


(もし、ギャラリスが言っている存在が僕が脅威に感じた女性と同じ存在ならば…)


「調べておくべきか。」


ランスロットは口を拭き、ごちそうさま と呟く。

そして立ち上がり、先程のギャラリス同様に座っていた椅子の後方にあるドアへと歩き出す。

ランスロットが奥に入っていくと大きく鈍い音でドアが閉まる。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「『同調』」


北国の闘技場で剣と剣がぶつかり合う音が鳴る。

ディシとミリィノが一対一の対決をしていた。

ミリィノがディシの背後を一瞬で取り、足首、膝、腰、肘をほぼ同時に攻撃を浴びせる。

ディシは驚きながらも短剣で全ての攻撃を受け流す。

だがミリィノは間髪入れずに再び後ろに回り込み、

ディシの首元目掛けて剣を振るう。

だがディシはその場でしゃがみこみ、ミリィノの剣を躱すとミリィノの足首目掛けて短剣を振る。


(取った)


ディシは勝ったと思ったが、ディシが切ったのはミリィノの残像だった。

すぐさまディシは天恵探知をして、背後から気配がしたため振り向くとミリィノがディシの首元に剣を振りつけようとしていた。


衝撃で砂埃が起こり、闘技場に舞う。

普通の人から見たら一瞬の攻防だが、その中にとてつもない技術などが混在している。

砂埃が晴れるとミリィノの剣はディシの短剣に止められ、ディシのもう片方の短剣がミリィノの首元ギリギリで寸止めされていた。


「そこまで!勝者はディシくん!」


スタシアが終了の合図とともに二人は武器を消す。

ミリィノはその場に尻もちをついてため息をする。


「やはり強すぎますよ。ディシさん。絶対勝ったと思ったのですが、気がついたら剣抑えられてて驚きました。」


「いや、驚いたのはこちらの方だ。以前よりさらに強くなっているな。

先程のほぼ同時とも言えるほどの速度で放つ攻撃なんて無かっただろ?」


「はい。アビス師匠に教えてもらったことを実践してみたんです。

スピードを活かして相手の隙を作る。

アビス師匠の言う通りこちらの方が私は戦いやすいですね。

まぁ、負けてしまいましたけど。」


「いや、今回ミリィノが負けたのは武器アドバンテージだ。

短剣二本じゃなかったら負けていた」


「そうかもしれませんが、スクリムシリ相手に短剣を使うなとは言えませんので負けは負けです。」


「ふっ、ミリィノらしいな。スタシア、すまないが壊れた箇所を直しておいてくれるか?」


「分かった〜。それにしても二人とも前より一段と強くなったね。

もしかして、内緒で修行してる?」


「私は内緒にしているつもりは無いですが、そうですね。

アビス師匠に稽古をつけてもらっています。」


「俺はアビス師匠に言われたことを実践しているだけだな。」


「なんか二人ともシュパパパッて感じでかっこよかったよ!」


スタシアの分かりづらい評価に二人は苦笑を浮かべながらも闘技場を出る。

そして、ホールディングスのメアリー女王の部屋へと入る。

呼ばれた理由は例の件だった。

アビスとナルバンが発ってからすでに3日が経つ。

当初の予定だと明日にはオロビアヌスに着く。


「来ていただき感謝します。」


「問題はございません。」


「ありがとうございます。それでは早速本題なのですが…ヴェルファドがユーランシーに敵対するかもしれない件についてですがアビスさん達の報告はまだなのですがこちらでも対策を取ろうと思います。」


三人はなんとなく想定していたことで対して驚きもしなかった。

問題は対策の仕方だが…。


「ヴェルファドにスタシアさんが行ってもらってもよろしいですか?」


「「え?」」


三人は意図せず声が出てしまった。

それほど驚くべきことだったから。


「お待ちください…メアリー女王。お聞きしたいことがいくつかあるのですが…まずどうしてヴェルファドにスタシアを?」


「今回ヴェルファドがユーランシーに敵対したというのに天帝の意思が介入しているのなら、ユーランシーとヴェルファドが戦争を起こすというのはメリットがありません。

天帝の思い通りになってしまうだけです。

なので、ヴェルファドにスタシアさんを向かわせてカエリオン王に接触したと思われる者の正体と必要とあらば 抹殺 をお願いしたいです。」


メアリー女王が普段しない言葉遣いに少々動揺してしまう三人。

だが、考えは分かる…なんなら最前とも言える内容だった。


「もし、ヴェルファドに天帝やそれらしい存在がいないのであればスタシアさんが直々にカエリオン王に交渉をお願いしたいです。」


「交渉…ですか。」


スタシアは渋い顔をする。


「スタシアさんが交渉などといったものをするのが苦手なのは理解しておりますが今回のヴェルファドに向かうのはスタシアさんではなければなりません。」


(…悔しいがその通りだろう。

天帝が絡んでいる可能性がある以上、俺やミリィノが一人で行っても危険でしかない。)


「今…アレルがいない状況ですが、スタシアさんをヴェルファドに?」


「もちろん、アレルさんが帰ってきた後にです。」


「アレルが帰ってくるまでにヴェルファドが戦争を起こさないとは限らないのでは?」


「はい。ですので、ヴェルファドに対してユーランシーは正式に敵対国として表明します」


「…本気ですか?」


「もちろん、仮 ですが。敵対国と表明することによってユーランシーにはマリオロとザブレーサが着いてくれると思われます。

今、我が国で育てている2国の兵のこともありますしこれは確実と思われます。

オロビアヌスは関与するかは分かりませんが。

恐らく、カルメラと小国はヴェルファド側に着くと思いますが戦力差で言えば我々が圧倒的です。

天帝と言えど下手に攻めてくることは出来ないはずですのでアレルさんが戻ってくるまでの時間は稼げるはずです。」


(確かに…メリットの方が多いか。

問題はスタシアだが…)


「わかりました。その任務…引き受けさせていただきます。」


スタシアは真っ直ぐメアリー女王の瞳を見つめ、そう答える、

それにメアリー女王は優しい笑顔になる。


「感謝します」

読んでいただきありがとうございます!


投稿頻度が遅くなってすまみません。

この投稿頻度がもう少し続くかもしれないです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ