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天使とサイナス  作者: 七数
2章 【番】
33/59

31話 「マリオロ襲撃-中編」

非常にまずいことになっている。

アレルに頼まれたは良いものの、

相手は人型スクリムシリ 破 であり、メルバル総戦でホルトーが殺された瞬間を思い出す。

怖い…また、死にかけるのではないだろうか。

アレルは今は女と戦っている。

一瞬見ただけで足が立ち竦んで、場違いなのだと直感した。

私が出会ったスクリムシリの中でも圧倒的な強さ。


(アレルさん…勝ってください)


私は走って西の地区に向かう。

アレルが来るまで粘れという命令だったが、どう考えてもあの女はすぐに倒せるような弱い存在では無い。

だったら、西のスクリムシリ 破 は倒すことを前提に動いてすぐにアレルに合流するべき。


(見えたっ!腕が…8本?)


屋根の上を走っていた私は人型の背後に降り、身体強化をして一瞬で距離を詰める。

わずか数センチの距離で本気で剣を振る。

まだ人型はこちらを見ていない。

このまま気づかれる前に首をっ!!


「なっ、!?」


剣を首に通そうとしたが通らない。

何だこの硬さは…。こんな硬い皮膚…本当に生物なのだろうか?


私は体質上の問題で身体強化の際に一定の天恵以上を使うと大幅に天恵が消費してしまう。

このような体質はスタシアもアビス師匠も見たことがないらしかった。

そのため治しようがなく、スクリムシリとの戦闘の際は一定の量を使わないようにしていた。

だがそれは、スクリムシリと私の多対一を想定した時。

今回は人型と私のみしかおらず、それにマリオロ内のためその一定の基準を気にする必要が無い。

私の今の役割はこいつを必ず持っていくこと!


剣が通らず即座に距離をとる。

人型はゆっくりとこちらを振り向く。

私の顔を直視して敵と認識したのだろうか。

耳が痛くなるほどの咆哮をあげる。


「う、うるさいっ…」


咆哮が止まり、人型の方を見るが姿がなかった。


(どこに行った!?)


すると横から気配がして振り向くと人型の顔がすぐそこにあった。

反射的に剣を振りつけるが人型は8本あるうちの2本で私の剣を掴み、4本で私の腹部を思いっきり殴りつける。


「あ゛あ゛っ゛!」


私は血を吐きながら吹き飛んで近くの家に飛んでいき崩れた瓦礫の下敷きになる。


(内臓に傷と肋に恐らくヒビが入った。

肺が傷ついた訳では無いのに上手く呼吸ができない。)


私はまだ天恵での治癒は出来ない。

相当まずい状況だった。

この状況で勝てるのだろうか…?

強さを見誤ったっ!


激痛に耐えながら瓦礫から抜け出し顔を上げると目の前に人型が立っていた。

私の腹の高さに三本の手で天恵を集中させて、私に向けて放つ。


(ヤバいっ!身体きょ…)


先程よりも強い衝撃で何軒もの家を破壊しながら後ろへ吹き飛ぶ。


意識が朦朧としてしまっている。


(体が…動か、ない)


クラクラしながらも顔を上げて前を見ると人型が歩いて来ていた。

ヤバい…殺される。


「なるほどのぉ。なんの騒ぎかと思い、数十年ぶりに中心街を出てみれば…懐かしいのぉ」


「この声…どこかで」


声のする右方向に目を向けるとマザックが歩いて人型の方に向かっていた。


「だ…め!そいつは…」


人型が1本の手に天恵を集中させ、マザックに向けて高速で放つ。

終わった…守れない!

そう思ったが、マザックの手にはいつの間にか剣があり人型の攻撃を切り落としていた。

そして老人とは思えないほどの身のこなしで距離を詰め、腕を5本を一瞬で切り落とす。


「お返しじゃよ」


マザックは手のひらを人型に向けると天恵の攻撃が人型に放たれて先程の私と同様後ろに吹き飛ぶ。

私が吹き飛ばされた所と逆に吹き飛ばされたため、

威力を落とす家が無く、減速せずに見えなくなるまで吹き飛ぶ。

マザックは私の方へと寄ってくる。


「重症じゃな…、内臓と肋2本、腕にヒビか。

お主、回復は?」


「ゲホッ…できま、せん、」


「そうか、なら言う通りにしなさい。

呼吸を深く吸うのじゃ、痛くても耐えて深く、肺を膨らます。

それと同時に血の流れも早くなる。

その血に天恵を流し込むのじゃ」


言われた通りにしようとするが血に天恵を流し込むのが難しく上手くできない。

意識も朦朧としていて集中力が切れそうだった。


「集中などしなくても良い。

心臓は天恵の貯蔵庫じゃ。天恵を体に流す時に直接腕や足に流す時とは違い、動脈を使い血を通して全身に天恵を流す。

小さい穴に糸を通すイメージじゃ。」


深く呼吸…めちゃくちゃ痛いが耐える。

血の流れの速さを感じた、と同時に細い穴に糸を通すイメージで心臓から動脈に天恵を流し込む…。


(通ったっ!)


「そうじゃ、負傷した部位を頭で想像し、そこまで天恵を運ぶ。」


天恵を…運ぶ…。

すると、怪我をした部位が妙な温かさに包まれ段々と痛みが引いてきた。


「初なら完治までには時間がかかるが、今は十分じゃ。」


時間が…かかる?既に完治しているのだが。

これはマザックが教えてくれたからでは無いのか?

ならばこれも体質の影響?

今はいい、ひとまず体が治ったのだから。


「マザックさん、ありがとうございます。助かりました。」


「気にするな。昔の記憶じゃよ」


「マザックさん…天恵はほぼ使えないと言っておりませんでしたか?」


「ふぉっふぉっふぉ、あんなの冗談じゃよ。

生きている限り天恵が使えなくなることなどあらん。

さてヨーセルよ、やつが戻ってきたぞ」


人型が吹き飛ばされた方を見るとこちらに歩いてくる人影が見えた。

その人影は腕が8本ある異形。


「恐ろしいのぉ。どうやら東の地区にいる人型は殺せたようじゃな。

だが、こいつ以外でまだとんでもないのがおるのぉ。」


「はい。アレルさんという守恵者が相手してくれています。

勝てるかどうかは分かりません。

なのですぐにこいつを殺して加勢に行かないと…」


「そうじゃな、老体に鞭打つのもまた人生。

最後の任務と行こうかのぉ」


マザックは天恵によって剣を生成する。

私も先程吹き飛ばされた際に剣を離してしまったため

天恵によって剣を作り出す。


「ヨーセル、ワシができる限りやつを削る。

首を切るか心臓を破壊しろ。出来るな?」


先程は出来なかった。だが、天恵による治癒が出来たことで1段階上達した実感がする。

出来る…最大の攻撃をすれば絶対に!


「出来ます!」


「その意気じゃ若者」


私とマザックは人型に対して剣を構え、人型も警戒態勢を取る。

そして、マザックが前に動き出すと同時に私もその後ろに続く。

人型は8本の手を使い、マザックに攻撃をする。

3本に天恵の攻撃、残りの5本で殴りかかってくる。

しかし、マザックは本当に年寄りとは思えないような動きで天恵の攻撃を全て捌き、5本の手による殴りも全て受け流し、一瞬で間合いに入る。

そして、マザックは8本の腕を2回剣を振っただけで切り落とす。


「ヨーセルッ!!」


マザックは私のことを呼ぶ。

私は上から首に目掛けて最大の身体強化をした腕で剣を振る。

先程とは違い、首を綺麗に切り落とす。


「切れた…」


「まだ意識はあるぞ!!距離を取り避けろ!!」


「はいっ!」


私は即座に距離を取る。

切り落とした首から天恵の攻撃がこちら側に向けられて放たれるが残り少ない天恵で全て切り落とす。

頭が地面に落ちると人型の体は倒れて動かなくなる。


「た、倒せたっ、倒せましたよ!」


「そうじゃな…よくやったヨーセル。

最初出会った時より強くなっとるな。」


「嬉しいです!あ、そうだ!早くアレルさんのところに行かないと…」


ブシャッ という音を立てながらマザックの心臓を伸びる手が貫く。


「えっ…」


何が起きたのか理解不能だった。

なぜ…?首を切り落としたはずなのに。


マザックはその場で血を吐きながら倒れる。

私は人型の方を見ると人型は頭を拾って自身の首にくっつけて治癒をする。


「そ、ういうこと…か。ヨーセル…あやつは…ゲフッ。

脳が…頭ではなく…体に、あるのじゃ。だから…

首を落としても、死なん」


弱々しくマザックは言う。

そんなことが有り得るのか?

そんな…どうやって勝てば…


「ヨーセル…手を…」


マザックに言われるがままに手を差し出すと

私の体の中に天恵がどんどん入って行く感覚になる。


「天恵が…回復した。天恵の…与奪…?」


「渡せる分を全て…渡した。わしはもう、死ぬ。

頼む…あやつを…必ず…倒して、くれ。」


マザックは動かなくなる。

そんな…嘘だ。


「マザックさん!マザックさん!そんな…」


悲しんでいる暇などなかった。

人型が私に向かって天恵の攻撃を放つ。

私はマザックの亡骸を抱えて、攻撃が当たらない場所に置く。

そして立ち上がり人型を睨みつける。


久しく忘れていた。これほどの殺意。

私の命を救ってくれた恩人を殺した報い…


「楽に死ねると思うな。」


なぜだか、先程まで私は圧倒されていたのに負ける気がしなかった。

人型は咆哮をあげながら、筋肉が膨張していく。

そして私の倍の高さまで大きくなる。


「許さない…絶対にっ!許さない!」


身体強化を全身にする。

そして全速力で距離を詰める、

人型は4本の腕で私目掛けて殴り掛かる。

その殴る速さはとてつもなく早い。

いつもの私なら絶対に避けられない。

だが、なぜだかいつもより遅く感じる。

私は1回の振りで4本の腕を細切りに刻む。


「許さない…絶対…」


無自覚に言葉がそう漏れ出てしまう。


「殺す…殺してやる」


この症状に心当たりがあった。

特別試験の際にミリィノと戦った時にも出た 超越者 の現象と似ている。

いや、その時よりも集中力が研ぎ澄まされている。

今ならこいつを殺せる。


最速で足元に潜り込み、人型の足を細切りにする。

残っている4本の腕を地面に倒れながらもこちらに向けて天恵を至近距離で放ってくる。

もろに喰らった…だが、無傷。

痛みなんて一切なかった。


「許さない…死ね」


地面に落ちる最中の人型の上半身に向かってこれでもかと剣を振るい続ける。

叫びながら、涙を流しながら切り続ける。


手を止める頃には人型は原型を留めずに細切りになっていた。

私は立ち尽くす。

人型の血が雨のように降り注ぐ中で棒立ちをする。


「守れなかった…マザックさん。」


マザックさんの亡骸に私は自身の着ていた上着を被せる。

この収まる気がしない怒り。


「アレルさんのところに向かわないと」


東の方へと走り出す。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ん?何かしらこの力。あのヨーセルとかいう女にこんな力は無かったと思うのだけど。

まるで別の何か。」


(しかも相当洗練されている。ここからだと詳しくは分からないが脅威になりうる力…)


「少し、時間がなさそうね。あなたと遊ぶのもだんだん飽きてきたわ」


「はぁ、はぁ、くそっ…」


俺はミュレイから少し離れたところで膝を着いていた。

出血はしていないものの汗が止まらない。

ふざけるな…契約の意思 の能力を正面の破壊力で破り去る程の圧倒的な天恵の攻撃。

それに加えて力よりも技が洗練された近接戦闘。


(相性が悪いな…)


決して俺が一度も攻撃を当てられないほど一方的にやられている訳ではなかった。

だがやつの天恵の攻撃は致命傷になりうる。

仮に天恵で治癒できる範囲の負傷だとしても治癒させる隙もなく殺しにかかってくるだろうな。


「ふふっ、あなたも分かっているでしょう?

人間とスクリムシリでは天恵の理解度が違うということに。

私達スクリムシリは天恵で体が出来ている。

その分、デフォルトでもあなたたちが身体強化した分の力がある。

それに加えて天恵の体…当然、少し鍛錬すれば天恵を自在に使える。

生物としての格が違うのよ」


そんなことは知っている。

その中で戦ってきているのだ。

天恵無しの素力の勝負なら人間はスクリムシリに勝てない。

だから、技術力でカバーするのが基本だ。

だがミュレイは頭が良い分、そのスクリムシリの弱点とも言える技術力を極限まで鍛え上げて克服している。


(まさに…無敵ということか。)


「ふふっ…ハハっ、ハッハッハ!」


俺は自然と笑いが出てしまう。

ミュレイは少し引いた様子で俺を見ている。


「生き物としての格が違う?だからどうした。

そんなものはここで負けていい理由にはならない。

俺とお前達の歴とした違いを教えてやろうか?

守るものがあるかないかだ」


「あら、そう!ならばその守るものがある者の力を見せてちょうだい!!」


ミュレイは両手を左右に広げ、地面に押し当てる。

とてつもないほどの天恵の流れが地面から感じる。

俺は今立っている場所からすぐに離れる。

すると先程まで立っていた地面から天恵の攻撃が柱のように天へと上っていく。


「まだまだまだよ!」


俺が足を着いた地面全てからその攻撃が天へと伸びていく。

恐らく触れた部位は跡形もなく消し飛ぶだろうな。

素早く動きながらミュレイとの距離を詰める、


「まだ分からないのかしら!あなたの 意思 は私には通用しないことを!!」


「どうだろうな。意志『制罰(せいばつ)』」


契約の意思

意志『制罰』

・特定の行動を指定し、対象がその行動を取ったら(ペナルティ)が執行される。

行動の許容範囲が厳しくなればなるほど制限時間が設けられ、その時間内に対象が指定した行動を取らなければ使用者に(ペナルティ)が執行される。

罰は制限した行動の厳しさによって強弱が決まる。


(ここで意志…能力は分からない。けど、私なら対応出来るはず!)


「今更意志なんて使ってなんの…」


と次の瞬間にミュレイの右手が潰れる。


「お前、戦闘中うるさいんだよ」


そう、こいつは攻撃する際に間違いなく喋る。

そのため制限した行動は 喋る こと。

制限時間は5秒と短かったが案の定喋ってくれた。


「くっ、舐めるな!」


「いつ、意志を解除したと言った?」


「なっ…」


ミュレイのもう片方の腕が潰れ、両腕が使えない状態になる。

当然、罰を喰らったら意志は一度リセットされるがならばもう一度意志を使えばいいだけ。

天恵の消費は俺の技術を本気でフル活用しても出来て5割ほどの削減。

何度も使えるような代物では無いがこの好機は逃さん。

相手の実力によって消費する天恵も変わる。

契約の意思 は俺とミュレイが互角だと判断したみたいだな。

思ったより消費量は多くない。


「勝った気にならないでよ!」


ミュレイの腹から二本の手が出現する。

相変わらず洗練された天恵の技術だ。

だが、動きが単調。

俺はその腕を切断しながら距離を詰めて心臓に剣を突き刺す。

そして顔面を思いっきり蹴飛ばし、ミュレイは吹き飛ぶ。


(心臓を刺した。恐らく天恵が漏れ出て時期に死ぬ。

何とか…なったか。)


ルシニエの方に向かうべきだな。

俺が足を強化して踏み込もうとした瞬間、俺の腹を後ろから何かが貫通する。

自分の腹を見ると手が貫通していた。


「な…」


後ろを振り向くとミュレイが伸ばした手が俺の腹を貫いていた。

俺は膝を着き、血を吐き出す。


「はぁ、はぁ、はぁ、今のは危なかったわ。

けど、残念だったわね…。

言ったでしょう。

私の体は天恵で構成されている。

心臓を…動かすのなんて…容易いことなのよ!」


まずい…意志を使った影響で治癒が遅い。

腹に風穴が空いてしまう。

血が垂れるのを必死に手で抑えるが、痛みから手が痺れて力が入らなくなってきた。


「畜生…」


「さすがに守恵者と言えど人間。

腹を貫かれたら治癒には時間がかかるわよねぇ。

少し、見誤っていたわ。

あなたの戦闘センスにはヒヤッとした。

でも残念。

私の方が上手だったわね。」


ミュレイは倒れる俺の目の前まで歩いてきて剣を生成する。

そして俺の心臓に向かって刺そうと振り上げる。

体が動かない…。

詰みか…


しかし、いつまでたっても刺されることはなく俺が顔を上げると目の前には見た事のある背中。


「ルシニエ…」


「はぁ、はぁ、間に合ってよかった…」


「お前…西のスクリムシリは…どうした」


「殺しました。マザックさんの助けもありましたが」


俺は起き上がる。

片膝を地面に着けながら治癒をする。


ルシニエの言葉に俺は驚きながらも目の前の女の力は確かに 破 を倒せてもおかしくないくらいに研ぎ澄まされていると直感した。


(だが、これは一時的なもの…。怒りと憎しみから出る

超越者か…)


超越者とは本来、起こりえない現象だ。

文献にはその希少さは 先駆の意思 と同じくらいと記されている。


「お前は…ルシニエ・ヨーセルっ。

まるで別人ね。何があったのかしら」


「黙れ、お前の相手は私だ」


ルシニエとミュレイが対面する。

俺の傷もある程度動けるくらいには治り、立ち上がりルシニエの隣に立つ。


「合わせろ。それが無理なら直ぐに離脱しろ」


「はい。」


超越者が顕現したからと言って俺とミュレイの動きに完璧についてこられるかと言ったら不可能だろう。

だが、一撃の重さならば十分脅威になりうる。


「勝負はここからという訳ね。

さて、始めましょう」


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