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天使とサイナス  作者: 七数
2章 【番】
21/107

19話 「リハビリ」

「そういえば、結局誰連れてくことになったんだ?マリオロに」


ホールディングスの客間で俺とアレルがコーヒーを飲んでいた。

日は落ちており、お互い任務終わりで先程メアリー女王に報告を終えたところだった。

メルバル総戦から1ヶ月ほど経つだろうか。

ヨーセルはまだ目を覚ましていない。


「まだ決めてないな。派遣までに1人は決めておけと言われたが正直連れていきたい者はいないな。」


「はぁ、お前はもう少し騎士団員との関わりを持て」


「必要は無いだろ。騎士団の戦闘訓練はミリィノやアビス師匠がやってくれるし、単独任務がほとんどだから要らない」


こいつは人との関わりのことになると卑屈な人間になる。


「派遣まで大体2週間半とかだろう?このまま決めないで行くつもりか?」


「それもありだな」


コーヒーを啜りながら目の前の男はそう言う。

いくつか候補を言ってあげたのだが全員、関わりがない だったり、俺とは合わない とか言われて拒否された。





(はぁ…あの性格もどうにかならないもんかね…。

ミリィノ辺りにもう1回説得してもらうか。)


俺はヨーセルの眠る部屋に向かいながらそんなことを考えて廊下を歩いていると目の前からヨーセルの寝ている間の身の回りの世話をしている世話係が息を切らしながらこちらに走ってくる。


「どうした?汗がすごいぞ」


「はぁ、はぁ、…さんが!」


「落ち着け…息を整えてからでいい」


「 はぁ、はぁ、すみません…。ヨーセルさんが…目を覚ましましたっ!」


「え?」


俺は気がついたらヨーセルの部屋へと走り出しており、勢いよくドアを開けるとベッドから体を起こしてこちらを驚いたように見る美しい女性がいた。


「はぁ、はぁ、ヨーセル!良かった!」


「ディシ…さん。ミリィノさん、は?」


寝ていて食事もろくに取っていなかったからか1ヶ月前よりも痩せている。

まだ、弱々しい声しか発せていないが起きてくれたという事実だけで俺は安心できた。


「起きて直ぐに他人の心配とは、ヨーセルらしいね。大丈夫だよ。ミリィノはヨーセルが意識を失って運んでる時に既に天恵で治癒をしていたからメルバル総戦が終わる頃には完治していたよ。」


「そうですか…良かった。」


「ヨーセル。よく聞いてくれ。君は1ヶ月眠っていたんだ。脳のダメージが激しく、体もボロボロ。

肋は5本と右腕が折れていた。天恵も無くなりかけていて一時は死ぬかもしれなかった」


「どうして、生き残れたんですか?」


「体の損傷はスタシアが治してくれた。天恵の回復は元の量までの回復には個人差がある。

今回、ヨーセルは気を失っていたから天恵の回復もその分遅かったんだ。」


「そうだったんですね、、私…人型のヤツに出会って、ミリィノさんが来なかったら死んでいました…」


「あぁ、全部聞いた。よく頑張った…よく生きててくれた!本当に…」


俺は、この1ヶ月の疲れが全て吹き飛ぶ感覚に陥る。

安心と嬉しさがここまで胸を埋めつくしたのはいつ以来だろうか。




ヨーセルが目を覚まして4日が経った。

ヨーセルは意識不明だったためメルバル総戦で

スクリムシリ 解 以上を倒した際に貰える守印を貰えてなかった。

そして今、女王の間で守恵者、ナルバン、アビス師匠、上級騎士団員に囲まれながら白の正装に身を包んだヨーセルが女王の座の階段の前で右膝をついて頭を下げている。

女王の座の前には髪を少し高めに後ろで結んでおり前髪をふんわりと立ち上げながら分けている。

相変わらず美しかった。


「ルシニエ・ヨーセル。貴女は騎士団員として恥じぬ精神力と行動力により大きく貢献したことをここに。

これからも貴女の活躍を願っております」


「ありがとうございます」


ヨーセルはメアリー女王から守印を受け取る。

周りにいる者は拍手をする。


「少しこの後お話があるのでここに残ってください」


「え、わ、分かりました」


メアリー女王がヨーセルの耳に顔を近づけて何かを言っている。

何を言ったのか…メアリー女王のことだからまた何かしら考えがあるのだろうか。



守印式を終え、女王の間から守恵者、メアリー女王、ヨーセル、アビス師匠以外が全員退室した。

俺達も4人で話しながら退室しようとしていた。


「アレルさん。少々よろしいですか?」


アレルがメアリー女王から引き止められる。

メアリー女王の隣にはヨーセルがおり、少し驚いた顔をしている。

アレルが呼ばれたのに俺やミリィノ、スタシアもメアリー女王の方へとついて行く。


「どういたしましたか?」


「マリオロの派遣についてなのですが、ヨーセルさんを連れて行ってはいかがですか?」


「「…え?」」


俺含めてこの話を聞いていなかった者全員が同じ反応をする。

ヨーセルは先程聞かされたのだろう。

ヨーセルからしたらなんの事?って感じだろうな。

それよりも、ヨーセルをマリオロに?

なぜだ?


「お、お待ちください、メアリー女王。

ルシニエはまだ目を覚ましたばかりで長期任務には身体的にも精神的にも辛いと思うのですが…」


「それは派遣までの2週間で充分に回復できると想定しました。

天恵は既に回復しきっておりますし怪我もスタシアさんに治癒してもらっていますのでヨーセルさんの精神面次第です。

そして先程、任務はあとどれ位で出れそうかを聞いたところ 1週間のリハビリ期間を終えた後なら直ぐに出れる と答えてくれました。」


「で、ですが…」


「アレルさん、貴方は少々他人との絡みを疎かにし過ぎです。

このマリオロを通して少しでもそれを無くしてください」


「…分かりました」


メアリー女王が珍しく強めの口調だ。

それに対してアレルは不満ありげながらも返事をする。

メアリー女王もアレルも互いに思うところがあるのだろうな。

だが、なぜヨーセルなのだろうか。

騎士団内にはヨーセルよりかはアレルに関わったことのあるやつはいる。


「なぜルシニエなのですか?」


疑問に思っていたことをアレル本人が聞いてくれた。


「ヨーセルさんは守恵者を目指しております。

既に、ディシさん、スタシアさん、ミリィノさんとは仲がとてもよろしく、沢山の経験を詰めています。

しかし、まだ足りない。

そこで今まで関わりの無い、尚且つ人と関わるのが苦手なアレルさんと長期任務に行くことでお互いにとってメリットになると思ったのです。」


なるほどな…。

メアリー女王なりに2人を思ってのことだったのか。


「…」


アレルは何も言わなくなってしまった。

本気で嫌なのだろうな。だが、ここでさらにメアリー女王に反抗したらアビス師匠に殺されるだろうな。


「あ、あの…私ですみません。よろしくお願いします」


ヨーセルがアレルの前に立ち、頭を下げる。


「…あぁ」


アレルは小さく返事をして、メアリー女王に頭を下げたあと女王の間を1人で早足で出る。


「やはり、私では嫌だったのですかね」


「いや、ヨーセルは気にしなくて良い。

元からあんな性格のやつだ。プライドが高い分、自分の認めた相手としか話したくないみたいでな。」


「そうなんですか…」


ヨーセルからすれば幸先不安でしか無いだろうな。


「にしても、今回は強引でしたね。メアリー女王」


アビス師匠がメアリー女王に向けて言う。

確かに、いつものメアリー女王とは違い命令に近い形だった。


「アレルさんは1人では生きていけないことを知るべきです。

ヨーセルさんはとても優秀な方できっとアレルさんの助けになってくれる。

ヨーセルさんはそんなに思い詰めなくて大丈夫ですからね!

起きたばかりなのにこんな任務を与えてしまってすみません」


「いえ!メアリー女王のためでしたら!」


「ありがとうございます!」


ひとまず解散になった。ミリィノはアレルを探すと言って先に女王の間から出る。

俺とヨーセルとスタシアもその後に女王の間を出る。


「もー、アレルさんはもう少しあの性格直したらいいのに。

私も守恵者になったばかりの時は認められてなくてすごく嫌われてたんだよねぇ」


「スタシアも仲が悪かったの?」


「うん!今では結構話すけど昔は口を開けば 黙れ か 話しかけるな の返事しか無かったよ」


「えぇ…」


そりゃそういう反応するだろうな。

だが、今のスタシアの話は全く嘘では無い。

アレルはよく 無能は嫌いだ と言っている。

どういう真意があるのかは分からないが昔は今よりもっと酷かった。


「前よりかは丸くなったからヨーセルはそこまで言われないと思うから安心しろ。

そういえば、ヨーセルはアビス師匠の元でまた教えて貰うのか?」


「いえ、アビス師匠が色々と忙しいみたいで…。なので合間合間でミリィノさんに見てもらおうかなと」


「それなら俺が見てやろう。ちょうどいいしな」


「ちょうど…いい?」


「ああ、明日、俺の屋敷に来てくれ」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昨日、ディシがリハビリを手伝ってくれると言ってくれたのでディシ邸に来ているのだが…なぜ?


敷地に入って左側に軽い特訓場みたいな場所がありそこにはディシと動きやすそうな格好をしたメアリー女王がいる。

私は即座に頭を下げるとメアリー女王が


「今は公式的な場では無いので砕けた接し方で大丈夫ですよ」


と少し笑いながら言う。

そう言われても国の王の方にはそんな対応出来るわけない。


「その、なぜメアリー女王がこちらに?」


「実は、私もディシさんに特訓してもらうことにしたんです!たまにしか来れませんが私も少し位は強くなりたいので!」


国の王たるメアリー女王が任務に出ることなんてないのだから別に強くなる必要は無いのでは?と思うが深く考えることをやめよう。

きっと何かあったのだろう。そこを聞くのは失礼だし。


ひとまずリハビリを開始する。

天恵の流れを再確認し、力の入り具合をチェックする。

メルバル総戦の時も別に大して上手くは無かったが、

今はもっと天恵の操作が下手くそになっている感じがする。

でもなんでだろうか…天恵が前よりも体の奥深くに流れる感覚がある。

前よりも…馴染む。


私が天恵を体内で流している横でメアリー女王がディシに剣の振り方を教えて貰っている。


「筋がとても良いですね。少ししか教えてないのにここまでできるのはヨーセルとメアリー女王くらいだと思います」


「本当ですか?ディシさんの教え方が上手なんですね!」


横目で見るが決してお世辞でも何でもなかった。

メアリー女王の太刀筋は美しかった。

筋力が無いのだろう。剣の振りは早い訳では無いが何でも切れると錯覚してしまうほどの綺麗な振り。


「ヨーセル、天恵の流れが乱れているよ。」


「あ、すみません」


いけないいけない…綺麗すぎて見惚れてしまっていた。

太刀筋もそうだが運動をするメアリー女王を見るのは初めてでその美しさに見惚れてしまった。


ある程度、天恵の流れも理解出来たため私も剣を持つ。

身体強化をして、思いっきり素振りをする。

その瞬間、天恵が大幅に無くなるのを感じる。

4割くらい持っていかれた気がする。

急な天恵の消費に私は立ちくらみしてしまい、その場に尻もちをついてしまう。

周りを見るが何故か辺りに砂埃がたってディシやメアリー女王の姿が見えない。


(やばい…まだ、頭がクラクラする…)


「ヨーセル!ヨーセル!大丈夫か!?」


砂埃の中からディシが姿を現す。

心配そうな顔をしながら私に手を伸ばす。

その手を取り、立ち上がるとディシはそのまま支えてくれながら歩き出す。


ひとまず砂埃が晴れているところまで移動して座らせてもらう。

恐らく今いるのはディシ邸の玄関部分の階段だろう。

だいぶ、目眩は引いた方で私達が歩いてきた方を見て言葉を失う。

砂埃は空へ見えなくなるくらい高く舞っており、その範囲もディシ邸のでかい庭を丸々と多い囲むくらいだった。


「ヨーセルさん!ご無事ですか!?」


「は、はい…」


良かった…メアリー女王もちゃんと避難できていた。


「こ、これ、何があったんですか…?」


「分からない…急に強い衝撃波と共に砂埃が視界を囲ったんだ。

ヨーセルの方から広がっていったように感じたからヨーセルに何かあったのかと思ったが…」


「私は少し立ちくらみが来ただけです…」


「…ヨーセル、何をしたんだ?天恵を大きく消費している。」


「身体強化をして剣を振りました…」


素直に答えるとディシは何か考え込んでいる。

メアリー女王は私に水を渡してくれて、それを飲み心を落ち着かせる。

私自身も何が起こったか分からなかった。

でも、何か違うことがあるとすれば剣が恐ろしく軽く感じた。

本当に持っている?と感じるくらい。

だから、前よりも早く振れた。

だけど、ただ思いっきり振っただけでこんなことになるとは思えないし身体強化も少しの天恵でしかしていない。

これの原因は私とは考えずらい…


「ひとまず、屋敷の中に入りましょうか。

この砂埃的に晴れるのはもう少し時間がいると思うので。」


「分かりました。ありがとうございます」


「す、すみません…」


「ヨーセルさん!元気だしてください!ヨーセルさんのせいでこうなった訳では無いと思いますよ!」


そうだと良いのだけど…


「必要であればお風呂にも入って貰っても大丈夫です。

汗だったり、砂だったりで汚れてるかもしれないので」


「せっかくですのでお借りしますね。ヨーセルさん、良ければご一緒しますか?」


「え、よろしいのですか?」


「もちろんです!ミリィノさんやスタシアさんをお誘いしても断られてしまうので誰かと一緒に入るというのを経験してみたかったんです!」


「それでしたらご一緒させてもらいます!」




私は先に体を洗っていた。

汗をかいた上に砂埃が舞った訳で、思った以上に体が汚れている。

最近は日差しが強く暑いためしっかり汗を取らないと…。


「よろしければお背中流しますよ」


後ろからメアリー女王の声がして、すぐに振り向く。


「す、すみません!お待ちすればよかったのに先に浴びてしまって…」


「気になさらないでください!汚れているのは嫌ですからね!」


「お背中でしたら私がお流しします!」


「本当ですか?ではお願いします」


場所を変わるために立ち上がる。

その際にメアリー女王の全身を見た…

こう…なんと言うか、言い方が難しいのだが、

メアリー女王の裸体が美しすぎて言葉を失ってしまった…。

湯気ではっきりとは見えないがそれでも分かるくらい美しい。

メアリー女王の背中を流すのだがスベスベすぎる。

ホクロ1つないし、胸もでかい…。

ダメだ、メアリー女王に対してこんな失礼なことを考えたらいけない。

平常心…

別に同性に対して恋愛感情が芽生えるとかは無いのだが、そんな私でも何故か心臓の鼓動が早くなってしまう。


「こうして、誰かと背中を流し合いながらお風呂に入るのが夢だったんです!

まさか1番最初がヨーセルさんだとは思いませんでしたけど」


「私も、メアリー女王とこうしてお風呂に入るとは思ってもおりませんでした。

すごく光栄です…」


「ふふっ、そう固くならないでください。

今は砕けた接し方でも良いですよ!ヨーセルさんとは仲良くしたいので!」


メアリー女王はよくこう言うのだが砕けた対応なんてできるわけがなく…。

逆にこう言われてそういう対応ができる人いるのだろうか…?

できてスタシアとかくらいな気がする。


「先程はヨーセルさんのせいでは無いと言ったのですが…私実は見てしまっていたんですけど、ヨーセルさんが剣を振り下ろしたと同時に強風と共に砂埃が舞ったんです。」


私はそれを指摘されたことによってメアリー女王の背中を洗っている手を止めてしまう。

やはり、私のせいだったのか…?でも、どうしてあんなことに?


「あ、いや!これは決して責めたいという訳では無いですからね!

ただ、すごく驚いてしまっただけなんです。

スタシアさんから教えてもらったんですけどヨーセルさんは眠っている間に天恵が体に馴染んでいると。

きっと、馴染んだ結果があれなんですよ!

凄いことです」


初耳だが、納得もできる。

意識不明になる前よりも天恵が馴染んでいるのは確かだ。

天恵が大幅に消費したのは単純に私に制御の技術が無いだけだろうけど、それでもただ身体強化しただけであれほどの力を出せるとなると…

天恵の技術さえ極めればもっと強くなれるのでは…?


「天恵が体に馴染んだだけでこんなことになるものなんですか?」


「私も詳しいことは分からないのですが、そもそも生命力である天恵が体に馴染むというのは少しおかしいはずなんです。

なので馴染むというのはどういうことかを聞いてみたところ全身のあらゆる細部の器官に天恵が流れたことによってその器官が天恵という存在を記憶してより、天恵の扱いが上手になるということらしいです。」


その説明を聞いて、天恵もとい生命力というのは思っている以上に複雑なものなのではないかと思ってしまう。


「そろそろお湯に浸かりましょうか」


メアリー女王と私は体を洗い終わり、お互い湯に浸かる。


「ヨーセルさん…目が覚めて早々にマリオロへと派遣させることになってしまいすみません」


「え?」


唐突に謝られてしまい驚いてしまう。

まぁ、確かに起きて早々に他国の任務を頼まれたことは驚いたが別に苦とは思わない。


(まぁ、でも、アレルさんとなのが少し不安なんだけどね…)


喋ったことがないのに加えて向こうはどうやら私を嫌っているように見えるし…。

不安だ…出来れば仲良くしたい。


「全然問題無いですよ!むしろ、リハビリにもってこいです!」


「ヨーセルさんはお優しいですね。アレルさんはあの様な態度でしたけど本当はとてもお優しい方です。

きっと仲良くなれますよ」


ミリィノにも言われた。

第一印象では全然怖かったのだが、ミリィノやディシ、メアリー女王の話を聞く限り優しい方なのだろう。

どうやって心を開くか…


お湯に浸かりながら私とメアリー女王は世間話だったり私が眠っている間のユーランシーの様子だったりを楽しそうに話してくれる。


「ディシさんが待っていますしそろそろ上がりましょうか。」


「そうですね」


「あ、気になっていたのですがヨーセルさんのお胸はどうしてそんなに大きいのですか?」


私は驚いて転びそうになる。

な、何を急に言い出しているんだこの方。


「わ、私もあまり理由は分かっていないです…はい…」


「羨ましいです!」


メアリー女王も同じくらいではないか…?と思いながら私とメアリー女王は風呂場を出る。

色んなところでセクハラされてますねヨーセルは。


読んで頂きありがとうございます!

1章はヨーセル以外の視点が多かったのですが2章ではヨーセルの視点が多くなると思います!

もちろんヨーセル以外の視点での進みもあるので楽しみにして頂けたら嬉しいです!

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