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天使とサイナス  作者: 七数
1章 【易】
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13話 「ふざけるな」

国王会議が始まる15分前にザブレーサの王である

アダル・バート王が会議室に入り、後ろから続いて護衛兵2人が入ってくる。

アダル王は王にしては若めの容姿である。

30前半か中盤くらいだろうか。

顎には短い髭を生やし、灰色っぽい髪を8:2で分けている。

俺とスタシアは即座に立ち上がり、頭を下げる。

手を軽くこちらにあげて 楽にしろ という合図を送ってくる。


「メアリー女王、久しぶりだな」


「アダル王!ご無沙汰しております!」


この2人は以前から仲が良い。

この2人は年齢は違えど同時期に国の王へとなったため

互いに助け合ってきた。

年齢的にはメアリー女王の方が歳下であり、

礼儀を必要とする場ではメアリー女王はアダル王に敬語を使っている。

だが2人きりだったり2人の身内のみの場なら互いに砕けた接し方をしている。

メアリー女王の敬語は生まれた頃から躾られていたため敬語なのは誰に対しても変わらない。

しかし、メアリー女王の顔と話し方を見れば仲が良いかがすぐ分かる。

アダル王とメアリー女王は相変わらず楽しそうに会話をしている。

アダル王がメアリー女王の対面にある席に座る。


またドアが開く。


入ってきたのはヴェルファドの王 カエリオン・コズ

が入ってくる。

恐らくだがメアリー女王と1番歳が近いのはカエリオン王だろう。

20後半くらいと言っていたはず。

タレ目で髪が長く、どこぞのお坊ちゃまのような容姿だ。

護衛兵は1人のみ。

俺とスタシアはアダル王が入ってきた時から既に座るのをやめ立ち続けていたため軽く頭を下げるだけ。

カエリオン王は、こちらをチラッと見た後にすぐにメアリー女王に近づいていく。


「おやおや、これはこれは美しきメアリー女王。

どうですかね?我々の国と親愛国になるつもりにはなりましたか?」


「お久しぶりです、カエリオン王。

申し訳ありませんが、何度も言っています通り親愛国になるつもりはございません。」


親愛国というのは国と国同士の結婚的な意味合いだ。

詳しく言うならば国の王同士が婚姻を結ぶということ。

カエリオン王はメアリー女王が即位してからずっとアプローチをし続けており、メアリー女王と仲の良いアダル王とはめちゃくちゃ仲が悪い。

そして、聖人であるメアリー女王は毎回あしらうこと無く相手をしてあげている。


「そう仰らずに!メアリー女王ほど美しい人に見合うのは私のような男だけですぞ!」


そんな事を言いながらメアリー女王の肩に触れようとするカエリオン王。

俺はその手を止める。

カエリオン王の護衛兵が俺の手をどかそうとするのを

スタシアが床におさえつける


「いくらカエリオン王といえど、メアリー女王に触れることはよしていただきたい」


「なんだ貴様、護衛ごときが汚らわしい手で俺に触れるな!」


カエリオン王は俺の手を振り払う。


「スタシア、もういいよ」


「うん」


声色と表情から分かるがスタシアはブチ切れ寸前といったところだろうか。

スタシア怒らせると何しでかすか分からないから俺がすぐに止めに入った。


「そういうことですので、カエリオン王。

その話はまた次の機会ということに」


「チッ、クソ…さっさと立て!お前はいつまで寝っ転がってんだ!」


カエリオン王はそう言いながらメアリー女王の隣に席に座る。

ふと、顔を上げるとアダル王と目が合う。

なんだろうと思ったらまたドアが開く。

入って来たのは白髪混じりの髪と髭を生やした厳つい顔をしたガタイの良い男。

歳は50後半辺りだったはず。

マリオロの王 アウグス・トゥス王

今回の集まる王の中で1番、即位してから長い。

頭を軽く下げるが、見向きもされずにズカズカと歩いていき、メアリー女王の隣の席に座る。


「アウグス王、お久しぶりです。お元気そうですね」


「メアリー女王か、そちらも相変わらずのようだな」


「はい、いつも輸入品には助かっております。」


「気にするな。ユーランシーは気に入っている。」


「嬉しい限りです」


ユーランシーが1番貿易しているのはマリオロであり

互いに無期限の国交を結んでいる。

過去にはマリオロの騎士団とユーランシーの騎士団が

合同で訓練をしたりと仲は悪くない。

もちろん天恵の存在は隠した状態で だ。


「アウグス王、今回の緊急会議の招集をしたのはそなたであるがなぜこの国の王を?」


気になっていた事をアダル王が聞いてくれた。

スクリムシリからの被害を受けそうな国と言っていたがどういう基準で決めたのかは分からない。


「先にも伝えた通り、スクリムシリという化け物が驚異になりうる国、そして武装力として長けている国を集めた。今回の議題についてその事には触れる」


「そうか、それならばこれ以上は聞かないでおこう。」


「まてまて、アウグス王は今武装力が長けている国と仰ったが我が国は特別だけでいる訳では無いだろう。

なぜ呼んだのだ?」


「カエリオン王…口の利き方には気をつけろ。」


アウグス王はカエリオン王を睨みつける。

その圧にカエリオン王は怯んだのか小さくなる。


「失礼しました」


「ヴェルファド王国は冒険者の楽園地であり、

冒険者、つまり腕利きの良い方々が集まるため戦力としては申し分ないということですよね」


「その通りだ。冒険者にとってヴェルファドは無くては困る国にまでなった。

ならば、国を守るために冒険者は協力をするだろう。」


「左様でしたか。」


アダル王と同様に俺自身も納得した。

冒険者のヴェルファドに対する依存性を利用した良い方法だ。


そして、またドアが開き2人の男が入ってくる。

カルメラの王 オーレリア・アーケア王とオロビアヌスの王 バルタ・ザール王が共に入って来た。

オーレリア王は無愛想で知られておりあまり発言も多くない。

全体的にスラッとしており、歳は40後半なのだが

それより若く見える。

バルタ王はオーレリア王ほどでは無いがあまり喋らず、こういう場があまり好きではないらしい。

アビス師匠を彷彿とさせるようなイケおじであり、

愛想は意外にも良い。

護衛は2人ずつおり、護衛がいないのはアウグス王のみだった。

来てはいるのだろう。

恐らくだが部屋の前で待機させている、というか確実に部屋の前で待機させている。

2人の強めの気配が部屋の前でする。

さすがはマリオロの騎士といったところだろうか。


全員が席に着いたところでアウグス王が話し始める。


「全員揃ったから始めさせてもらう」


会議が始まった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

メアリー女王達がザブレーサに向かい、4日が経った。

2日前の時点で天恵も回復して、任務にも出ていた。

死傷者数やスクリムシリの死体処理(燃焼処理)、それに加えて任務があり、忙しかった。

そのため、後回しになってしまっていたことがある。

ヨーセルはまだ目を覚まさない。

天恵を大きく消費してしまっていたためいつ起きるのかは分からない。

だから、上に立つ者として私が伝えなければならない。

騎士団紋章は私からは渡さないでおく。

これは戦友であるヨーセルから渡すべきだと判断した。

私がもっと早く人型の存在に気づけていれば助けられたかもしれない存在。

南国にあるホルトーの実家にやってきた。

ドアをノックすると決して裕福には見えないが充実した生活を送ってそうな女性がでてきた。

顔色などを見る限り生活が苦しい訳では無いのだろう。

何よりも優しそうな顔。


「すみません、突然訪れてしまって。

騎士団守恵者 カウセル・ミリィノです」


「ミリィノ様!?ど、どうして?ひ、ひとまず上がってください!狭い家ですけど…」


「失礼します」


ホルトーが死んでしまったことをまだ知らないのか、

私に会えたことを喜んでくれている。

既に心臓を鈍器で殴られたように痛い。


「お会いできて光栄です!息子のホルトーが騎士団で働いているんですよ!

私や弟2人を不自由なく暮らさせてあげるために!って。すごく自慢の息子なんです!」


嬉しそうにホルトーの事を語るホルトーの母に私はその顔を直視できない。


「なにかご迷惑はお掛けしていませんか?」


「はい…」


「良かったぁ…。ホルトーは小さい頃から父に憧れていたんですけど、騎士団内ではミリィノ様を目標としていたみたいなんですよ!

ミリィノ様がどういう活躍をしたかとか毎回私に嬉しそうに喋ってて…ホルトーが騎士団に受かったって聞いた時はそれはもう嬉しくて。

あ、すみません、一人で喋ってしまって。

本日はどのようなご用件ですか?」


私は深く息を吸って深く吐く。

家族に死を伝えることは初めてでは無い。

だが、慣れることも無い。あってはいけない。

私は静かに口を開く。


「ホルトーさんは…スクリムシリとの戦闘にて、

死亡しました」


この発言をしたことで世界の時が止まった感覚になる。

母親は私のことをじっと見つめる。

その表情は全く動かず、言い表せないような悲しくもあり理解できてなくもある顔だ。


「スクリムシリ 破 との戦闘により心臓を貫かれ即死しました。

戦況が激化していた影響でご死体の回収をすることは叶いませんでした。

大変申し訳ございませんでした。」


私は深く頭を下げる。

長く、相手が話始めるまで。


「顔を…あげてください。」


先程の元気さがまるで無かったかのような声。

顔を上げると、涙を必死に耐える姿があった。

しかし、耐えられるわけが無かった。

ボロボロと涙がこぼれ落ち、その涙を止めようともせずに何か大切なものを失ったような顔。


「私が…もっと早くスクリムシリの存在に気がつけていれば、救えていました。

私の責任です。

本当に申し訳ございません」


「小さい頃から、、正義感が強く、優しい子でした。

父親に似たんですかね。きっとこの子も騎士団になるんだろうなって思いました。

父親が死んでしまって、私が立ち直れずにいる時もあの子だけはずっと強く、前を向き続けていてくれてました。

あの子の夢を私は応援したかった…。

けど、心のどこかで…騎士団に入らないで欲しいという気持ちがありました…。

もう、失いたく無いんです…大切な人を。」


私はなんて言えば良いか分からなかった。

騎士団はいつ死んでもおかしくない役職であり、それを踏まえた上で入団をするのが普通だ。

しかし、本人はそうでも家族はどうだろうか。

危険な地で戦う事なんて出来ればして欲しくないはずだ。




「それでは、失礼します。」


私は玄関の前で頭を下げ、外に出る。

私は北国へと向かい歩き始める。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

国王会議が始まって数十分が経つだろうか。

これ程までに険悪な雰囲気なことがあっただろうか。

事の始まりは、始まって10分ほど経ってからのことだった。



「ユーランシーはスクリムシリに対する高い戦闘技術を有している。

故に各国に騎士団員を派遣してもらいたい。」


アウグス王のこの頼み?いや、命令なのだろうか。

ここから始まった。


確かに、ユーランシーはスクリムシリに対して他とは比べ物にならない戦闘技術を有しているが他国と比べて騎士団の数は少ない。

メルバル総戦の後で死傷者が出て人数が減ったこともあり、ユーランシーを守ることで手一杯だ。

そのことはメアリー女王も理解している。


「申し訳ございませんがそれは出来かねます。

私たちの騎士団員数は決して満足のいく数ではありません。

他国に派遣する程の余裕が無いのです」


当然の回答だ。

そもそも、ユーランシーから他国へと行くのではなく他国からユーランシーへと来るべきだ。

この頼みは失礼極まりない話だ。


「断る…ということか?」


「はい。私にとってユーランシーの民が何よりも優先されるべき存在なのです。

私達の国で私の権力などお飾りにすぎません。

私一人の決定などで決められる事案ではありません。」


沈黙が走る。

メアリー女王は何かを命令することなんて滅多に…

いや、1度もない。

頼みや願いなどを伝えて来るのだが、その言葉の最後には毎回必ず 「無理はなさらないでください」 という言葉がある。

本当に自分に権力がないと思っていらっしゃるということ。


この沈黙を突き破ったのはカエリオン王だった。


「ふざけるなよ、ユーランシーごとき国が!

自国を守るために他国に兵をやれないだと?そんなわがままが通用すると思っているのか!

ユーランシーなんかよりもこちらはずっと需要が高いだろう!

若い小娘が王だから毎回優しくしてやっていたが我慢ならん!

楽に生きてきたお前みたいな王がいるからいつまでも

犠牲者が消えないんだろうな!

ユーランシーの民など知ったことない!そんなヤツらなど生きている価値がどうせないのだからとっととこちらに兵をよこせ!」


俺は咄嗟に、スタシアの前に手を伸ばす。

スタシアは 信愛 の力を使う1歩手前だった。

何をしようとしたのかは分からないが恐らく、この世から存在を抹消しようとしていたのだろう。

ここに他国の王達がおらずメアリー女王と俺とスタシアだけだったら止めることは無かっただろう。

なぜなら俺もこのクソガキに相当な殺意を芽生えたから。


「私の国の民に…生きている価値がない…?

今、そう言いましたよね?」


今まで聞いたことの無いような声。

メアリー女王から発せられているとは思えない程の圧。


「ああ!そうだ!貴様の国の民なんかよりも我々の国の民の方が価値があるに決まっているだろうが!

そんなことも分からないのか!」


「ふざけるなよ…」


この言葉にカエリオン王以外が驚いた表情を浮かべる。

メアリー女王は他国でもその愛嬌、優しさ、人に接する時の礼儀の良い態度が知れ渡るほどの聖人。

そんなメアリー女王がそのような言葉遣いをするのは聞いたことがなかった。


「カエリオン王の国が楽園だとか言われているかは知りませんが…私にとってはユーランシーが1番の楽園です。

何度も言いますが、ユーランシーのための騎士団であり、他国へと派遣することは断じてないです。

それと…民の価値が無いだとかあまりふざけたことを言うなよ。

人の命に!優劣があってたまるか!私の国の民も!カエリオン王の国の民も!ここにいる王達の民も!

皆等しく価値は平等です!

私はもちろんあなたの国の民も尊重します。

私の国の民も尊重しています。

私は決して私の国の騎士団を他国の騎士団と関わらせたくないとは言っていません。

皆様方の騎士団がユーランシーに来ていただければスクリムシリに対する戦い方を責任もって訓練させていただきます。

しかし、次また私の国の民に価値がないとか言った場合はその国に対して敵対させていただきます」


その言葉は俺とスタシアを除いてこの場にいるもの全員を驚かせた。

騎士団員数が少なく、この国全員と敵対したらその差は圧倒的。

だが、他国がユーランシーに勝てることなどまず有り得ない。

聖者だけでも他国を滅ぼせるほどの力を持っている。

スクリムシリとの戦いはそういう次元の話だ。


「貴様…なんだその言葉遣いは!この俺に歯向かってタダで済むと思うな…」


言葉の途中でカエリオン王の腕が反対方向に折れる。

抑えられなかったか…スタシア。


「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」


痛がり、床にうずくまるカエリオン王。


「もう我慢なりません。」


スタシアが立ち上がり、カエリオン王の元へと歩いていく。

俺もメアリー女王も止めようとはしない。

護衛兵が間に立つがすぐそこにある壁まで吹き飛ばされ、壁は壊れ隣の部屋まで護衛兵が貫通する。


「あなた…メアリー女王に対するその態度はなんだ?

ふざけているんですか?

メアリー女王は私達民を尊重してくれています。

それと同様に私たち民はメアリー女王をそれ以上に尊重しているし尊敬しています。

尊敬している人がバカにされた時の気持ちって知っていますか?

知らないなら体に教えてあげますよ」


初めて見るキレ方だった。

スクリムシリ相手だと会話が出来ないためキレたら逆に口数が減るスタシアだが、相手は人間。

言葉で怒っている。


「ここにいる方々はよく聞いてください。

ユーランシーはこの大陸の全ての国と敵対しようとも負けることなど絶対に有り得ません。

もし、メアリー女王に対する無礼な発言、メアリー女王の言うことに文句を言うならば…その国を破壊します」


いつもの口調に戻るがその言葉の節々からはまだ怒りが見える。

言っていることが脅しの範疇を超えている。


「スタシアさん…もう大丈夫です。彼らを治して元の位置に戻ってください」


「分かりました。失礼しました」


スタシアはすぐ横でうずくまるカエリオン王の腕を治し、吹き飛ばした護衛兵と壊した壁を瞬時に治す。

スタシアの力がバレてしまうがしょうがない。

事前に会議で天恵のことを話すかどうかを話し合った結果うやむやのまま会議が始まった。

仮に聞かれたとしても言わなければ良いだけだ。


カエリオン王は呼吸が荒くなりながらも席に着く。

護衛兵もスタシアも元の位置へと戻る。


「話は分かった。まずは安易な提案をしたことを詫びよう。

決してユーランシーの民を下に見ていた訳では無いことを理解してくれ」


アウグス王は謝罪と共に弁明する。


「分かって頂ければ良いのです。決して騎士団同士の交流を嫌がっている訳ではありませんので」


いつもの口調に戻るメアリー女王。

まだ少し怒りが残っているようにも見えるがあれほどの怒り、直ぐに冷めるわけもない。


「先程メアリー女王が言った提案で俺は構わない。

他の者も自身の判断でユーランシーに騎士団を派遣するかどうかを決めると良い。ただ1つ…

スクリムシリは皆が思っている以上に恐ろしい存在だ。

それを踏まえた上でユーランシーに騎士団を派遣するかどうかを考えるんだな」


スクリムシリの襲撃を受けた国だから言える言葉。

俺たちよりもスクリムシリに対する警戒度が高くなっているかもしれないな。


「話し合いは以上だ。これで会議を終わる。」


アウグス王の言葉により全員が席を立ち、中心に向かって頭を軽く下げる。

そして、国王会議は幕を閉じた。

女性は怒らせると怖いですね…。


読んで頂きりがとうございます!

そろそろ1章が終わると思います!

1章はそこまで長くするつもりは無いのですが2章以降からはどのくらいの話数になるか分からないのでご理解お願いします!

今は1話辺り大体6500字程で書いています

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