074 化け物レベルアップ
朝更新ですが、少し長めです。
スカディに湧いていた、全ての魔獣方を討伐しました。
友獣方と協力して戦いましたが、よほど数が多かったのでしょう。また冒険者証が震えています。
レベルアップの確認の前に、スカディに入る前に聞いた悲鳴の主を捜しましょう。
建物なんてない、高い壁に囲まれているスカディ。ざっと見回しても、人らしき姿は見えませんでした。
確かに悲鳴を聞きましたが、と考えているとどこからか物音が聞こえてきます。それはまるで誰かがこちらの様子を窺うような気配です。
その気配はスカディの中からしていると思うのですが、聴覚を上げる猫型友獣トッカを追加でテイムしています。もしかしたら、違うどこかの音を拾っているのかもしれません。
街中を見ていると、ガタッと大きな音がしました。今度は、確実に街の中です。
音がした方を見ると、地下から人がでてきました。
その方の所へ行きます。
そして。
その方はわたしの願い通りに、冒険者証の等級を上げてくださいました。
一人しかおらず、魔術道具を扱える方なので、もしかしたらスカディのギルド長様なのかもしれません。
拝むように手を組んでおりましたが、何かあったのでしょうか。
わたしはスカディのギルド長様のおかげで、シルバー級にランクアップしました。
これでようやく、魔獣を討伐するようなクエストを受けられます。
わたしはスカディのギルド長様に頭を下げ、スカディを後にしました。
壁にナイフを突き立てながら登るのは少々骨が折れましたが、冒険者のランクを上げてくださった方にもわたしがテイマーだとばれるわけにはいきません。
今後、何があるのかわからないのです。わたしがテイマーだと知る人は少ない方が良いですから。
スカディを出たわたしは、身を隠せる茂みを捜しました。
しかし王国の南の方は良き茂みが見つかりません。
身を隠せるところはどこかないかと捜し、最南東の何もない平野へ行きました。この場所は背後には崖がありますので、前だけ人の気配を気にしていれば良い所です。
聴力が上がっていますし、幸運値も高いので、きっとここで確認しても問題ないでしょう。
冒険者証を触りました。
今回のレベルアップは、3。合計で15となっています。
かなりの数を倒したと思いますが、上昇率が低いですね。レベルが上がるにつれて求められる討伐数が増えている影響でしょう。
上昇したステータス値は、<攻撃力>、<防御力>、<体力>でした。
体力値以外は端数ですので、ステータスに変化はありません。<体力、+5>でした。また少し、活動がしやすくなりますね。
テイマーのわたしは、まだまだ終わりません。
続いて、各技能牧場の開拓です。
ステータス画面の右上に白く点滅しているボタンが、いくつもあります。このボタンは技能牧場を開拓できる数だけありますが、今までよりも小さいように思いました。
ステータス画面はこんなものだとわかってはいますが、一体どのような仕組みなのでしょうか。
わたしの疑問はさておき、一つ一つ開拓を進めていきます。
最初は、地属性からのようです。
猫型友獣のガトは、協力して倒したという判定が出ました。あれだけ数多くの魔獣方がいた中でどの時機の戦いかはわかりませんが、飛び地でも開拓可能な箇所が三箇所あるようです。
ガトはまだ属性マークを開拓する方法で続けられそうだったので、その箇所を開けます。飛び地も可能ですが、そのまま繋がっているところの開拓も可能でした。
ガトは<スキルⅡ>項目の、右から四番目、三番目、二番目を開拓します。
「<スキルⅡ>は、発育……?」
新たに開けた項目を触ると、植物に対し発育を促すという力のようです。これは回数ではなく持続時間なのですが、もしかしたら新しい戦い方ができるかもしれません。
覚えておきましょう。
続いて、新規入居者の猫型友獣ですね。
トッカは<スキルⅠ>の右から四番目を開拓しました。
次は、共闘判定が出ている猿型友獣のミンです。
ミンは二回開拓できますので、ガトのように繋がっている箇所を開けました。
<スキルⅡ>の右から四番目と三番目です。
この項目は個別の能力はないようなので、<発育>を使える時間が延びるということになります。
次は新規入居者、同じく猿型友獣のミャーです。
ミャーは<スキルⅠ>の右から四番目を開拓です。
これで地属性は終了のようですね。
ルパは共闘判定と相性が悪いようですので、スキルを使うことによって開拓を進めた方が良いかもしれません。
続きまして、水属性友獣の開拓を進めます。
今回は、半魚人型友獣のメシュと蟹型友獣のグランが仲間になってくださいましたが、どちらも新規入居者となりますので<スキルⅠ>の右から四番目を開拓です。
水属性のスキルといえば、よくルーガの<治癒>のお力を借りています。ルーガのように日常使いをできるスキルでしょうか。
まず、メシュは<修復>。濡れている部分のみ、破損している箇所を作り直せるようです。
元々サメシュペルという魔獣が水中で作業をする特性を持っていますので、このようなやり方になるのでしょう。
続きまして、グランは<修繕>。これは建造物の悪くなったり破損した箇所を直すようです。
水属性の友獣方のスキルは日常使いしやすそうな印象を受けます。
お次は、風属性ですね。
イルとゴルはそれぞれ、三回ずつ共闘判定が出ています。
さて、風属性の開拓が一番難しいのです。属性マークのように開拓を進めたいのですが……まぁ、<幸運、200万>の力を信じて開拓を進めましょう。
イルは<スキルⅠ>の右から六番目、<スキルⅡ>の右から六番目と七番目。
ゴルは<スキルⅠ>の右から五番目、<スキルⅡ>はイルと同じ場所を開拓しました。
風属性は、<スキルⅡ>が個別のようです。
ですがどちらも同じ種族ですので、イルとゴルの<スキルⅡ>は、魔獣に対しての<気配探知>。
このスキルは日常的にも使えそうです。<気配探知>は回数ではなく、持続時間が<スキルⅡ>の数値に関わってきます。
大量の魔獣方がいらっしゃったので、流れの中でテイムを行いました。やはりわたしは、四属性を持っているようです。
ここまで技能牧場の開拓を進めて参りましたが、あと残り三体の開拓で終了です。
最後は、火属性の友獣。
まずは、共闘判定が出ているカッチャですね。カッチャは、二回開拓できるようです。
<スキルⅡ>の右から四番目と三番目を開きました。
火属性の<スキルⅡ>といえば確か、ファラが開拓を拒否していたように思います。何か特別な力なのでしょうか。
<スキルⅡ>を触ってみました。
「念話……?」
どういう力なのかと、説明を読みます。
主と主が心を許している相手のみ、声に出さないで話せる、という能力のようです。
これは回数ではなく、持続時間。
この能力を、なぜファラが拒否したのか不思議です。使えれば、とても便利だと思いますが。
ファラとは一緒にいる時間が一番長いです。もしかしたら、「主が心を許している相手」という架空の相手に何か思うところがあったのかもしれません。
<スキルⅡ>は、個別ではないようです。
まだ火属性の開拓は続きます。
啄木鳥型友獣のキョーも、鹿型友獣のチェルも、どちらも新規入居者です。
そのため開拓は、<スキルⅠ>の右から四番目を開拓しました。
ファラも討伐を手伝ってもらっていますが、今回は誘導をお願いしています。
共闘判定を得るには、火の粉を出してもらう必要がありそうです。
以上で、新規入居の友獣方と既存の友獣方の技能牧場開拓が終わりました。
数が増えると心強いですが、多すぎると開拓も一苦労です。
これだけの数を一度に開拓したのです。全てを覚えきれませんし、確実に漏れがあると思います。
ですが今日は、覚えることが多くて頭が痛くなってきました。また日を改めて、各項目を確認することにしましょう。
現在のステータス
<攻撃力、200万>
<防御力、3200万>
<敏捷性、200万>
<幸運、200万>
<技能、200万>
<器用、300万>
<体力、85>
<スキルⅠ、271>
<スキルII、172>
<スキルIII、78>




