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第一話、メガネとギャル

暮井は黒髪で短髪のセンター分けにチャラいメガネをかけている。藤森慎吾みたいなメガネだ。


島内由奈 髪型は金髪のパーマツインテール、巨乳、化粧をしている。学校では可愛いと評判のギャル。

この俺、チャラメガネこと暮井仁は考えていた。


今、日直で同じになって自分の机で日誌を書いている隣の席の可愛い巨乳ギャル島内と友達になりたい、話をかけたいが何を話そうか…。


ギャルは下ネタに理解があると聞いたことがある、それにしよう、俺がギャルに聞きたいことはただ一つ。


隣の席で日誌を書いているギャルに話しかけた。


「なあ」


「ん?」と返答が来た。


「お前って―」


「―ジョジョ?」


ヤベっ、噛んじゃった、処女?って聞くつもりだった。


困ったようにっギャルが答えた。


「島内由奈だけど…」


戸惑いながらもそう答えた。そりゃそうだ。


話を変えよう


「お前ってサックスしたことある?」


また噛んじゃった、セッ〇スと言おうとした。


「私フルートだったから…」


吹奏楽部だったんだ…。


もう話題を変えよう


「お前って俺のことどう思う?」


「なんかノリのいいメガネ」


「メガネ取ったらノリが悪いみたいな言い方だな」


「違うの?」


「俺はメガネをかけ始めたのは高校からで中学でもノリは悪くなかった、多分」


「メガネがテンションんをあげるんでしょ、外したら普通の人に戻る」


「そんな眼鏡をかけるとキマってハイになるみたいな便利なものではない!」


「一定期間かけていると頭がむしばまれて描けていなくちゃ生きていられない体に…」


「それ単純に目が悪いだけじゃねえか!」


一転して会話のペースを握られた。


「メガネかけられたから童貞卒業できたんでしょ」


「メガネ関係ないよな!?、それに俺、童貞だし!」


ニヤニヤしながらギャルは言った。


「へぇ~童貞なんだ」


「それが何だ?」


「童貞が許されるのは小学生までだよね」


「小学生!?条例に違反しているぞ!?」


「俺は綺麗な体をしているんだよ。そういうお前はどうなの?」


「私だってきれいな体してるよ、毎日お風呂入ってるうし、ムダ毛もないし」


「そういう意味じゃなくて貞操的にだよ!」


「貞操…?経験ってこと…?」


「そう」


「私だってそういう経験ぐらい…ある…わ―」


「俺ゆるい女は嫌いなんだ、もう話しかけないから、じゃ、帰るわ」


俺は席から立ち上がって自分のカバンを持って帰ろうとした、が


「ちょっと待って!」


「ん?」


ギャルは立ち上がって言った。よく見たらシャツの隙間からブラが見えている。


「私、私だって綺麗だもん…」


「処女か?」


顔を赤らめながらギャルはコクッとうなずいた。


俺は自分の席にドカッと座り会話を再開した。


「可愛い子やギャルなのに処女というのは俺の地元ではダイヤモンドヴァージンと言って希少価値が高いんだ」


「Janne Da Arcの楽曲みたいな呼び名ね」


「じゃあイケメンやパリピなのに童貞なのはどういうの?」


「俺のことか?、童顔の童に帝王の書いて童帝というんだ」


「そんなこと言ってるからあなたは前世から童貞だったのよ」


「お前は俺を前前前世から知っているのか!?」


「『どうてい』だと言葉にしたらどっちか分からないから他の通称はないの?」


「ウーン…―」


「―『Acid Black Cherry』?」


「今考えたでしょ」


「というか本当に経験ないのかギャルなのに」


ブラが見えているのに。


「ギャルに対する偏見じゃん」


「俺もウェーイ系なのに童貞なんだぞ、まあ、でも、俺は素振りはしているがな」


「素振りって?」


「自主練」


「何の自主練?」


「もうやめてくれよ…」


「どういう意味なの?教えてよ、ねえ?」


「自分を慰めているんだよ」


「そんな悲しいことがあったの?」


「いや、そういうわけじゃなくて、女子的に言うと自分一人でするって言うか…」


「自分一人ですること…?」


「『ふたりエッチ』って知ってる?」


「知ってるよ、漫画でしょ?」


「一人エッチは?」


「え?、それってオナ―…え!?」


ギャルの顔が赤くなった。


「お前はしないの?」


「そんなことするわけないじゃん、怖いし!」


「尾と尾は毎日とは言わないけれど頻繁にするんだぞ、この年で王貞治のホームラン数868発を超える数を放っている男もいるんだぞ」


「それヤバイ奴じゃん」


「確かにそいつすげーバカ」


「あなたはどれくらいのペースでするの?」


「たまに、けど、今はしていない、お袋にAVとエロ本全部捨てられたからおかずがない」


「オカズって何?」


「その…そういうことを致す時に興奮するために使うもの」


「それ私でもイケるの?」


「そういうことを女の子が言うんじゃありません、お前を思って興奮して俺が一人でしてたらどう思う?」


「それは嫌だ…」


ギャルは引いた。


「だろ」


「ところでお前って彼氏いるの?」


「私くらいになったら彼氏くらいは―」


「今はいないんだな」


「今はいないけど昔は―」


「昔もいないかったんだな、だってダイヤモンドヴァージンだもん」


「なんで分かるの!?」


「普通彼氏いたらするじゃん、でもお前、処女じゃん、処女とこのめまもりじゃん」


「私は体操着に処女とこのめって書かないけど…ってわかっているならなんで聞いたの!?」


「確認、お前って見栄っ張りだし、ウソつこうとするとすぐわかるもん」


「私ってそんなに分かりやすい…?」


「うん、それもあるけど、お前みたいな彼女がいたらすぐするもん」


「それだけ私が魅力的ってこと?」


「いや、ギャルの彼氏になる男ってそんなもんだよー」


「―そう、そう言う奴はすぐに手を出す、子供の頃は足が速い奴がモテていたけど今は女に対して手が早い奴がモテるんだよ」


「何?その言葉遊び?」


「ギャルなのに遠回しな下ネタも分からないなんて…萌えるしかないだろ」


「も、萌え!?、も、萌えより蕩れのほうがいいかな」


シャフト角度で俺は「島内蕩れ、俺はラララ木君じゃないけど」キメ顔でそう言った。


「阿良々木君ね、あなたは今までの話を換算する…と彼女がいたことがないんだね」


「なんで断言するんだ?」


「だって彼女がいたら童貞じゃないでしょ」


「間違いないよ…」


「って言うか初めて話す女子と会話する内容がこれ!?」


「だって俺女子と会話したこと殆どねえもん、話題が分からない」


「あなたは何がしたいの?」


「俺はギャルと正面に向き合った。


ギャルはブラチラしている。


「俺と友達になってくれないかな?、俺、女子の友達今まで一人もいなかったんだ」


「それは女子に処女とか聞いたら友達もできないでしょ、まあいいわ、友達になりましょう」


いいんだ…。


二人は席を立って握手した。


ブラが見えている。


「これからよろしく、メガネ」


メガネって俺のこと?。


「こちらこそよろしく、ギャル」


「ギャルって私のこと?」


握手を解いた。


俺は頭を掻きながら言った


「あと一つ気になっていることがあるんだけど」


「?なに?」


「ブラジャー見えてるけどそれって見せブラ?」


「え!?」


ギャルは身体を後ろに回って胸を確認した。


そして俺の方を見た、顔が赤い。


「友達やめる!」


怒ってしまった。


「ごめんごめん、見えちゃっだけだから!」


ギャルは日誌を持って帰ってしまった。


マジブラだったのか、参ったな、でも言わなかったら余計恥ずかしいことになっていたと思うけどな…。


次の日


朝、教室


俺は登校して自分の席に座った。


島内が俺に近づいてきて言った。


「今日はちゃんとキャミ着てきたから!」


「それって俺に言う必要ある?」


「あっ…―」


「―、べ、別に、メガネのために着てきたんじゃないんだからね、誤解しいしないでよ!」


「何故唐突なテンプレのツンデレ?あと俺は呼び名がメガネで決定なの?」


と話していたら担任教師が入って来た、始業時間だ。


「座れー、ホームルーム始まるぞー」


真面目に座っていたら隣の席ギャル島内が「ねえ」と小声で言ってきた。


「ん?」


と返したら」


「ウィンクをしてきた?」


…え!?


どういう意味だろう…


ギャル島内はニヤニヤしている、悩んでいる悩んでると考えていて暮井からかってきた。そしてからかい返したとお満足げだ。


俺、暮井は分からない、意味が…と悩んだ。


ギャルとメガネは友達になった、そして生涯を通しての二人のからかい合いが始まった。

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