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【補遺】登場人物総覧

【ネタバレ注意】本編のストーリー展開の内容に関わる記述も含まれるので、ご注意ください。

◈第1部から登場する主なキャラクター

エレノア 

 その後、のシンデレラ。両親がわからない孤児の身でありながら、ある国の王子に見初められ、結婚。王子と結婚後、エレノアという新しい名前を与えられる。新婚の夫フランソワは名誉欲から無謀な十字軍遠征に出奔し、戦死の報が入ったため、王の指示により義弟のエドモンと再婚、しかしフランソワが帰還したことでこの物語の悲劇が始まる。


フランソワ

 エレノアの夫。強国に囲まれた小国の王子。エレノアに一目惚れして結婚するものの、十字軍遠征に出奔、途上で病にかかりヴェネツィアの検疫所に留め置かれる。何とか帰還するが新妻エレノアが弟と再婚していた事実を知り、以後嫉妬に苦しむ。


エドモン

 フランソワの弟。父王の命令でエレノアと再婚するが、兄フランソワが帰還したことにより、エレノアとは別れる。


フィリップ

 エレノアとフランソワの息子。マリアエレナとは二卵性双生児で、事情により別々に育ったため、双子とは知らずマリアエレナに恋心を抱く。事実を知り、僧職の道へ。ヴァティカン内で出世し、秘書館長に。

 聖職者の身でありながら、マリアと一晩の関係をもってしまう。神聖ローマ帝国の宰相の部下カルロス・フォーフェンバッハに欺されて一時幽閉され、その後一時ヴァティカンを去って一修道士に戻るが、事情によりヴァティカンに戻り、晩年にコンクラーベで法王に選ばれる。


マリアエレナ

 エレノアとフランソワの娘。フィリップとは二卵性双生児で、嫉妬からの誤解から父フランソワによって傷つけられ、肩に大けがを負う。のちにカルロスと結婚。長男アラン、双子の姉妹をもうける。


カルロス

 マリアエレナの夫。マリアエレナと出会う前からマリアンヌと親しい間柄だった。後年の事故により、カルロスの一家は断絶する。


マリアンヌ

 優秀な女薬剤師。マリアエレナの傷を治した薬草使いの女に育てられ、幼い頃から薬草の知識と治療の実技を学んだ。その才能と技術を買われて、リッカルドから、有力者の元に派遣され、さまざまま内密の仕事も請け負っていた。

 恋愛にも積極的だが、一生独身を貫いた。

 後年ヴェネツィアに薬師院を立ち上げ、初代院長となる。


リッカルド

 ヴェネツィアの名門貴族の一族出身。若い頃から政府高官の父の片腕となって活躍し、外交官として各地に赴任する。壮年期についに元首の地位まで上り詰める。冷静な策謀家だが、人間的な一面も併せ持つ。


アラン

 カルロスとマリアエレナの長男。ジュリエットをキプロスから脱出される時に、父の命令でマリアンヌの護衛役としてキプロスに行き、そこでジュリエットに一目惚れするも想いは叶わず、その後、航海に憧れてポルトガル王子の船に乗船するものの、身体を壊してしばらくの間、療養、マリアンヌの治療を受けることに。


ジャンカルロ

 マリアエレナの次男。父親はエドモン。神聖ローマ皇帝と血縁のソフィーと結婚し、男子に恵まれる。妻ソフィーより2歳ほど歳下だが、夫婦仲は大変よく、何でも話し合う。穏やかで優しい性格だが、物事を客観的に見る姿勢と動揺しない冷静さも持っている。


ソフィー

 ジャンカルロの妻。温厚でおっとりとした性格。神聖ローマ帝国皇帝一家の親戚で、一つ歳の離れた妹カサンドラと三つ歳の違う妹マレーネの3姉妹の長女。もともとの婚約者を妹に略奪された過去がある。


カサンドラ

 ソフィーの一番下の妹。姉たちと恋愛のいざこざをおこし、最終的には、宰相の後妻として結婚する。


マリア

 ヴェネツィアの有力貴族の娘。幼い頃からリッカルドに憧れていたが、政治的なことからエドモンと年の差婚をすることになるが、エドモンとは死別。フィリップと不倫をしてしまい、フィリップに内緒で娘ジュリエットを出産する。

ジュリエットの存在を隠したまま、リッカルドと再婚する。


ジュリエット

 フィリップとマリアの娘。マリアンヌが母親代わりとして、女子修道院付属の孤児院で育った彼女を支え、マリアン宇ヌから薬草の知識を教え込まれた。10代半ばでマリアンヌとリッカルドの政治的共同謀議により、サンマルコ共和国ヴェネツィアの養女という身分で、キプロス王のもとに輿入れする。しかし状況の変化から、キプロスを脱出、ヴァティカンで法王付の修道女見習いを経て(フィリップにばれないようにアガタという名で仕える)、その後紆余曲折あるも神聖ローマ帝国宰相の息子ロバートと結婚。


ロバート

 神聖ローマ帝国宰相の息子。幼い頃に実母が殺されそうになる場面を目撃してしまい、心神喪失。その後気力体力ともに減退し、幼い頃はマリアンヌが治療をしていた。そのおかげで、青年期までに快復することができた。その後、母の名誉回復のために活動を始める。その途上のキプロスで、ジュリエットと知り合う。


ジェローム

 改宗イスラム教徒のキプロス王。ジェノヴァで船乗りをしていたところ、イスラム船に拿捕され、ガレー船の漕ぎ手に。しかしたまたま時のキプロス王の乗船していたとき時化にあって船から落ちたキプロス王を命がけで助けたことで信任を得、その後イスラム教徒に改宗し出世、キプロス王の地位までに上り詰める。

 ジェノヴァ人といわれていたが、実はマルセイユ出身。(スピンアウト「ジェロームの半生」参照)まだ10代の頃にマリアンヌに傷の治療をしてもらったことから深い関係になり、その後もマリアンヌとは交流を続けていた。


カルロス・フォーフェンバッハ

 神聖ローマ帝国宰相の部下の一人。長く駐ジェノヴァ大使の地位にあり、その間、ジェノヴァと商人と癒着、関税の横領や賄賂、私的な商売などで私腹を肥やしていた。自身の出世のための同僚を陥れてロバートの母に不義の濡れ衣を着せて幽閉し、神聖ローマ帝国皇帝の印璽を巡っての策謀から、フィリップも一時幽閉するなと悪事を重ねていた。


ドロテア

 神聖ローマ帝国宰相の妻、ロバートの母。カルロス・フォーフェンバッハに陥れられて不義の濡れ衣を着せられ、幽閉先で死亡。


アルフォンソ

 エレノアの父。ベレッツァ家を継ぐはずだったが、父の後妻である義母との関係が悪く、フェデリーコⅡ世大学で医学を学んだあと、僧職に入ることを選ぶ。修道士となる前に、エレノアの母との間に関係を持ったために産まれたエレノアに対して責任を感じ、母子ともに生活保障をして経済的に支えた。ヴァティカンでの政争に巻き込まれ、断れない以依頼を請け負ったことから、ヴァティカン内で行方不明になり、二十年近く後にジュリエットによって発見される。


レオナルド

 フィリップが教皇となったときの秘書館長。『レオナルド・ブロンツィーノの覚え書』を残す。


マルタ

 ジュリエットがヴァティカンで修道女見習いだったとき、一緒に宝物庫整理を行った仲間の一人。陽気でおしゃべり好き。


エリザベッタ

 ジュリエットがヴァティカンで修道女見習いだったとき、一緒に宝物庫整理を行った仲間の一人だったが、実は窃盗犯の仲間だった。


マリオ・フォスカリ

 キプロスのサンマルコ共和国(ヴェネツィア共和国)の商館長。リッカルドとは旧知の仲。キプロス王ジェロームとも良好な関係を構築していた優秀な外交官でもある。彼の父親が若い頃、神父になったアルフォンソの治療で命を助けられたことから、フォスカリ家はベレッツァ家に多大な恩義があった。


“左腕の”副官、イブン・アブゥ・カビル

 キプロス王ジェロームの忠実な部下。キプロスの攻防戦で戦死したジェロームに殉職したと思われたが…。


◈第2部から登場する主なキャラクター

ジュリオ・ベレッツァ

 ベレッツァ家の次期当主。アルフォンソと同じフェデリーコⅡ世大学で医学を学ぶ。陽気で好奇心旺盛。社交的な性格。教授との共同執筆した解剖学の指導書出版交渉のためヴェネツィアの出版社アルド社に行く途上で、実家に伝わる宝剣について調べようと、ローマのヴァティカン図書館に行ったことで、ジュリエットと知り合いになる。そしてジュリエットの紹介で、交流に途絶えていたフォスカリ家に訪問することとなり、フォスカリ家長女のカテリーナと親しくなる。

 アルド社から刊行した指導書が評価され、ヴェネツィアの衛星都市パドヴァにあるパドヴァ大学医学部の教授に就任する。


カテリーナ・フォスカリ

 フォスカリ家当主ファビオと妻マリアグラツィアの長女。美人で溌剌とした、明るく前向きな性格で自信家だが、自分が悪いと注意されたことはすぐ謝る素直さも持ち合わせている。リュートが得意で、いつか自分の作品集を出版したいという夢がある。ジュリオと知り合ってからすぐ親しくなり、お互い好意を持つようになる。


マルガリータ

 ジュリオの叔母。サルヴァトーレ・ドゥッティの妻。世話好きで行動的。ベレッツァ家とドゥッティ家は共同で商会を運営している。ドゥッティ家はナポリにあり、ナポリのフェデリーコⅡ世大学に通うジュリオはベレッツァ家に居候させてもらっていた。


ステファン

 ロバートとジュリエットの息子。穏やかな性格で仲間内からの人望が厚い。母ジュリエットがフィリップの病状を見舞うためにローマに向かうときに護衛役として同行してジュリオに出会う。10代で幼なじみのコンスタンツァと結婚する。


コンスタンツァ

ジャンカルロの息子フレデリックと、かつてロバートとの婚約話のあった女性との間の三女。ザルツブルグでのステファンとの結婚式にカテリーナを招待したことからカテリーナと仲良くなる。結婚式後に勃発したオスマン軍によるウィーン包囲で、急遽、新婚の夫ステファンと離れヴァネツィアのフォスカリ家に避難することに。


ファビオ・フォスカリ

 フォルカリ家の当主。マリアグラツィア・フォスカリと婿養子として結婚、家督を継ぐ。カテリーナの父。冷静沈着な現実主義者で、フォスカリ家の貿易業を差配したあと、サンマルコ共和国(ヴェネツィア共和国)政府の元老院議員となる。ジュリオの解剖学指導書刊行に出資し、ジュリオ起案のパドヴァ大学付属の医療施設創設にも援助し、ある意味ジュリオのパトロンのような立場にもなる。

 

ルカ

 ジュリオの弟。兄ジュリオとは性格が正反対で、いつも人気者の兄に嫉妬を感じている。フォスカリ家で家同士の交流が復活したことから、ヴェネツィアのフォスカリ家で会計学を実地で学ぶことになったが…。


パオロ・バルバリーゴ

 ヴェネツィアの名門一族バリバリーゴ家の傍流の三男。リッカルドはバリバリーゴ家の本家当主で、親戚に当たる。

 バリバリーゴ家はフォスカリ家とも親しく、家族ぐるみの付き合いがあった。若くして、政府の要請とバルバリーゴ本家の事情により、キプロスのヴェネツィア商館に派遣され、そこで商館長の部下として滞在する。

 帰国後、後継男子を失ったフォスカリ家の入り婿候補としてカテリーナと出会う。のちにカテリーナと結婚し、彼女を連れて商館長としてキプロスに赴任。


サンドロ・バルバリーゴ 

 名門バルバリーゴ本家出身だが、幼い頃から徐々に視力を失って弱視となってしまったため、家業には着けず、音楽家としての道を歩む。勧めてくれたのはバルバリーゴ本家当主だった伯父のリッカルドだった。

その後、リュートやチェンバロの奏者、指導者として、音楽院の院長となる。カテリーナのリュートの師匠。


マルク

 ジュリオのパドヴァ大学での同僚。実家は南フランスのグラースで、ラベンダーなどを育てる大規模な薬草園を経営し、精油などを生成する製造業を生業としていた。医学でも特に衛生学に精通していた。ジュリオに協力して、パドヴァ大学付属の医療施設立ち上げに尽力する。


マテオ

パオロがヴェネツィアのサンマルコ広場で偶然出会った、結成したばかりのコンベルソたちによる修道会の主要間メンバーの一人。スペイン出身だか、パリ大学で神学を学ぶ。ヴェネツィアの大司教から叙階を受けた後、ローマ教皇から正式な修道会の認可を得、ポルトガル王の支援を受けて東方へ布教活動に旅立つ。


ジェローム(第1章に登場した“左腕の”副官、イブン・アブゥ・カビル)

 実は、リッカルドによってキプロスに送り込まれたヴェネツィアのスパイだったが、もともとキプロス王ジェロームともともと深い因縁のある人物だった。

 リッカルドの死後、キプロス攻防戦前からヴェネツィア共和国に不審を抱き、ジェローム王の死後、殉死を偽装して逃亡、パドヴァ大学の薬草園にいたジュリオのもとに現れる。


アラン・デ・アルブルゲ

 第1章に登場したカルロスの息子、アラン。マリアンヌの治療後体調は回復、海への思いは変わらずポルトガル王の宮廷に伺候していたところ、父カルロスが不幸な事故死。双子姉妹の妹がいたが、地中海横断中にムスリムの海賊船にさらわれて行方不明、おそらくコンスタンチノープルの後宮に献上されてしまったらしい。そういったことが重なり、カルロス家は断絶となってしまう。世話になっていたポルトガル宮廷の重鎮の家の養子に。やがて、義父と同じようにポルトガル宮廷内の重鎮の一人となりマラッカ総督となって赴任する。


マリー=ルイーズ・デュボア

 マルガリータがジュリオに引き合わせた、ベレッツァ・ドゥッティ商会の取引先の令嬢。幼い頃は、事情により母の姉妹の夫婦の家庭に預けられて育った。マルセイユ伯と関係のある家柄だが、彼女自身、多言語を操れるという才能と、抜群の記憶力を活かして、商会のために働いていた。

 控えめで謙虚な性格だが、仕事面では驚くほど有能でジュリオは初対面からそのギャップに興味を引かれる。マリー=ルイースも話し上手で博識なジュリオに好感を抱く。


シャルル・リシャール

 リシャール・デュボア商会の共同経営者。マリー=ルイーズの父ピエールの友人。マリー=ルイーズの驚くべき語学力・記憶力に感動し、商取引交渉の現場に彼女を通辞として同行させるようになった。


ピエール・デュボア

 マリー=ルイーズの父。友人シャルル・リシャールと商会を共同経営している。普段の商用旅行はシャルルに任せて、商会の帳簿・在庫管理や人事などを担当している。デュボア家には婿養子として、マリー=ルイーズの母と結婚した。


アンドレ・デュボア

 幼い頃マリー=ルイーズを預かって育てた、“育ての”父。マリー=ルイーズの出生の秘密を知っている唯一の人間。

 長くトゥールーズ大学の医学部で教えていたが、ジュリオがナポリに戻った後に、パドヴァ大学で外科のポストの応募に応じて着任、病院での治療にも当たっている。


セルジュ・デュボア

 ちょっと無鉄砲なところもあり、かなりお調子者な性格だが明るくて社交的な性格のマリー=ルイーズの弟。幼い頃は離ればなれで育ち、思春期になってから一緒に暮らすようになったが、正反対な性格が良かったのか、兄弟仲は気が合い、とても良い。マリー=ルイーズの恋愛成就のために積極的に協力するのだが…。


ある女性

 パオロが東方の島国で出会った女性。その国は多くの領主たちが覇権を争う戦国時代にあったが、彼女はとあるキリシタン大名に右筆として仕えていた。

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