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7.5 騎士たちが生み出す火花、それとメイド喫茶

 都合上ちょっと短めですが、お許しください



 時を少し遡って、水の都市の陸上部分。

 ここはリゾートとして使われているが、今は人がいない。


 そこに二人の男が刃を構えて向き合っていたからだ。

 一方は武装したカイゼル。

 そしてもう一方は全身を黒い鎧でまとって、顎までを隠す黒い兜をかぶる。


 言葉を発すはカイゼルが先である。


「お前がここに来るということは予想の範囲内だ。残念だな」


「ほう、俺様はお前がここに来るということも予測はしていたのだがな」


 カイゼルは予想出来ていたと話すと、黒い騎士もまた予測していたことと話す。


「狙いは? やはりお前がこの都市にいることは、やはり」


「そう、狙いはこの都市にしかいないあの子だ」


 狙いに対するカイゼルの質問に黒い騎士は狙いを話す。


「やはり、メイド喫茶のトップスリーの子たちか」


「正解だ。俺様は欲張りだからな。三人まとめてかっさらうつもりだ」


「貴様! なんて非道な仕打ちを! あの子たちは都市の宝だぞ! 特に男たち、そして騎士団員の!」


「だからなんだ!? 宝は欲しがる、奪われるが常だろう? 俺の都市に連れて行って水の都市以上の待遇で働かせてやるわ! それも、もう水の都市で働く気がなくなる位に待遇を良くしてやる」


 カイゼルの激昂せし言葉に、それが何だと黒い騎士は弾き飛ばすかのように勢いづけて言葉を飛ばす。

 両者が同時に駆けていった。


「おのれえ! 人にあらずの非道をするなあ!」


「それがどうした! 俺様は暗黒騎士だ! 人外と呼ばれようが構わぬわ! あの子たちをかっさらえるならな!」


 カイゼルの怒りの言葉の後に黒い騎士は真向に言葉で立ち向かう。

 お互いに距離を縮めて、暗黒騎士とカイゼルの剣がぶつかり合った。


 暗黒騎士はさらにこうも言葉を続けた。


「今回はうまくいかなかったが、次こそはうまくいくはず……世界を変えて、そして、全世界の女性にメイド服を着せる義務がある世界への改変を!」


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