ライル おおいに悩む *
いきなりの***な展開です><
地球人の遺伝子にとまどう異星人を書く場合、避けて通れない部分なので、申し訳ありません。苦手な方、ご注意ください。
一の章
『ここは何処だろう?』
やっと意識を取り戻したライルは、最初にそう思った。
彼を支配しようとする精神の圧力はなくなっていた。横たわっている布――ベッドだろう――を通して、微かな振動が感じられる。宇宙船の動力機関の稼働震だ。
しかし、『シルビアン』ではないし、ガルドの艦のものでもない。
これがエプカトルでチャーリィ達が強奪した麻薬組織の船だと、ライルが知るはずもなかった。
***
複次元波動の『悪魔』によって、外界を隔絶する特殊なフィールドに捉えられたのだった。ライルは肺呼吸を止め、生存のエネルギーを得る為の酸素を身体組織を分解して作り出さなければならなくなった。
その上、そうやって得た生命エネルギーは拘束しているフィールドに吸収され、彼の生命力は限界値を割り、身体はどんどん崩壊していく。
まず、僅かな脂肪層が、次いで筋組織が分解されていった。そしてついに、臓器の一部も分解を始めた。
フィールドが解除され助け出されても、そうと気づく意識はとうになく、崩壊の過程を止める自律機能すら失われていた。彼は既に死ぬつもりだったのだ。他に選択はなかった。
チャーリィの献身的な介抱のおかげで、ライルはやっと身喰い反応を停め、肺呼吸に切り替えることができた。
しかし、それまでに受けたダメージは大きく、彼はかろうじて生きている状態で、意識は深い昏睡にあった。
だから、ライルが意識を取り戻した時、どれ程の時間が経っていたかも解らなかった。しかも、意識は戻っても、筋組織も崩壊していたため彼は指の先どころかまつげ一つもぴくりとも動かせない。視覚も聴覚も失われ、彼は闇の中に無力に漂っていた。
知覚できるのは皮膚組織に分布する感覚だけ。それだけがライルの存在としての唯一の認識だった。
その時、ドアが押す微かな空気の動きを感じた。
続いて床に伝わる柔らかい振動。再び空気の動き。規則的な床に伝わる振動が近づく。同時に質量が移動してくる気配。それは彼のすぐ側で止まった。
チャーリィはじっとライルを見つめた。ライルが生きていてくれるのが嬉しかった。チャーリィは愛情があふれる目で恋人を見つめる。チャーリィを知る者が見たら驚くほどの優しい眼差しだった。
チャーリィはライルの意識が戻っていることは知らない。それと知る何の徴候も現れていなかったから。酸欠がなくなって、やっと頬に赤みがでてきた。すっかり痩せ細ってしまったライルの顔に近づくと、そっとキスをする。
ライルに何の動きも現れないのを見て、より情熱的に唇を貪りだす。ライルを失う恐怖と絶望を味わった直後だけに、チャーリィは自分の想いを抑え切れなくなっていた。
ライルの意識が戻っていないと思い込んでいる事が、チャーリィを大胆にした。
上掛けを剥ぎ取り衣服のボタンを外して、手が中に忍び込む。やせ衰えた無力な身体を手が愛撫し、唇が後を追った。
――ライル……。愛している。お前が欲しい。
ライルは彼の唇が触れた時から相手がチャーリィだと解った。ライルの唇は親友のキスを記憶している。だが、チャーリィの様子はいつもと違っていた。
チャーリィはライルにキスしかき抱くとき、これまでずっと自分を強く自制していたのだ。ライルに恋心を悟られないように細心の注意を払っていた。
これは地球人の親愛の行動で、こうやって慈しみ合うのだと説得しながら。
基本的にゾウリムシに似た分裂型生殖法であるバリヌール人には性がなく、従って、相手を独占したいというツガイの愛をとうてい彼が理解出るとは思えなかった。
チャーリィの唇が身体中を貪り、指が貪欲に触れていくに従って、ライルの中でこれまでに感じた事のなかった変化が生じてきた。
ライルの皮膚と身体はその刺激によって得られ、沸き起こってくる快感を貪欲に貪っていた。彼の身体が動くものなら、悦楽のあまり震えだし、叫びを上げているだろう。もっと! もっと! と。
――何を求めるのだ? 何が欲しいんだ? 更に激しい刺激を?
ライルは当惑した。それがバリヌール人の持たぬ感覚であることに不安を覚える。なにより、その欲求が、麻薬に引き起こされて強引に経験させられたおぞましいものの一つと同じではないかと、恐れた。
その直後に、連盟から派遣されてきた医師団が到着して、チャーリィの愛撫が唐突に中断した。ライルの意識は、闇に閉ざされた彼の身体の檻の中で身悶えし続けていた。
***
研究室でコンピューターに向かって作業中に、スタッフがライルの注意を引こうと肩に手を当てた。その何気ない所作が彼の中に激しい衝動を引き起こした。
身体中の表皮細胞が記憶を開放するとともに、突き上げてくる欲求に対処もできず、彼は身体を固くしたまま途方にくれて蹲る。
その為に三日もかけて手がけてきた仕事を全部台無しにしてしまった。
ライルが地球に戻って、五日目のことである。麻薬組織の船からガルドの医療機関に移されてからは、ほぼ三週間が経っていた。
まったく動けなかった状態からようやっと回復した彼は、ガルドで療養中、誰にも会おうとはしなかった。心配するトゥール・ランにも、チャーリィやミーナや勇にさえも面会を断り続けた。
その上、まるで逃げるようにして、彼は定期船で地球に帰ってきてしまっていた。
さらに次の日、六日目のこと、日本の著名な物理学者がライルを訪ねてきた。挨拶のために差し出された手を取った時、次の瞬間、服を脱ぎ捨て日本人の腕に飛び込んでいく自分を予感した。ライルは思わず、夢中でその場を逃げ出していた。
麻薬を強引に受け入れさせられた結果、暴力的な欲望を始め、考えてもいなかった様々な欲望や感情が、自分の中にあったという認識がもたらしたショックは、ライルにとってあまりに大きかった。
そして、もっと身近で痛切な問題。
それは、『気持ちがいい』と、単純に楽しんでいた感覚が、バリヌール人にはない性欲から発しているのではないかという不安だった。それは、恐怖に近かった。
困った事に、ほんのわずかな接触や声などからでさえ、身体中の表皮細胞が勝手に記憶を開放して、接触の全てを再現してしまう。決して忘れることのない記憶力が要らぬ反応を起こすのだ。
そして、その再現された『気持ちがいい』快感を、ライルは制御できなかった。嵐のような感覚の渦に、ただ飲み込まれるしかなかった。
ライルは人に逢うのを恐れた。研究室にスタッフを入れるのも拒否した。それでも、彼を悩ます衝動は突然に彼を襲い、気がつくとコンピューターが空しく白紙のフォリオを吐き続けたりしている。
仕事が手に付かなくなり、しばしば手がけている作業も中断される。
ライルは焦った。
これはバリヌール人にとって、深刻な問題だった。
――このままではいけない!
だが、どうしたらいいのか、彼には解らない。そして、誰もバリヌール人の悩みを解決してやることはできなかった。
『恐れてはならない。逃げてはならない。
立ち向かうのだ。自分を信じるのだ。』
かつて、バリヌールを旅立つ時、老リザヌールが告げた言葉が蘇る。色々な局面で、この言葉は彼を励まし勇気づけてくれた。
だが、とうてい受け入れられない事はあるものだ。今こそ、老リザヌールの助言が欲しいと思っても、もはやそれは叶わない。
彼はますます人を避けるようになった。欲望を締め出すために感情の全てを消し去ろうとした。彼はまるで人形のように無表情になり、全く笑わなくなり、コンピューターよりも冷たくなった。チャーリィ達を避け、心配した彼等が連絡をつけてきてもけんもほろろに拒絶した。
そして、ついに彼は無断欠勤した。
全ての仕事を放り出し、全ての関わりを拒否し、自宅の部屋に閉じ籠ったきり、一歩も出ようとしなくなってしまった。
ミーナが訪ねて来ても返事もしない。勇がTELを掛けてきても応対に出ようとしない。
ライルは自分の殻の中に入り込み、自ら閉じ籠ってしまった。
***
ライルが閉じ籠って半月も経ったある日、決心したチャーリィは、多忙なスケジュールを調整して、彼を訪ねた。
チャーリィが何度となく訪れた家なのに、今は冷ややかに誰をも拒絶しているように見える。
チャーリィはチャイムも鳴らさず、合鍵を使って黙って入る。
ロビーにはうっすらと埃が溜まり、人の住んでいる気配がない。物が雑然と散らばり、清潔好きで何事もきちんとせずにいられないライルらしくなかった。
――悪い徴候だ。いったい、彼はどうしたんだ?
麻薬組織から救い出されて以来、彼の様子がおかしいのが気になる。エプテ四で会った時は異常は見られなかったのに。
二階の彼の寝室に、ノックもせずにいきなり開けて入った。
部屋の中はめちゃめちゃに散らかっていた。チャーリィが知る普段の几帳面なライルの部屋と同一とは信じがたい。そこら中の物を手当たり次第投げつけたように見える。
ミーナが贈ったクッションが床に落ち、枕が転がっている。大切にしていた本や記録テープが床と言わず、机と言わず散乱している。
机の上では、コーヒーセットが――チャーリィがペアでプレゼントした物だ――ひっくり返り、ポットから零れたコーヒーがデータ書類を染め上げて、さらに滴り落ちた残りが床の敷物に黒い池を作っていた。
その混乱の向こうのベッドに座って、表情もなく押し黙ったままライルが見ていた。
一見、いつもと変わらぬ冷たいほどの美貌だが、着ている服と同じように、チャーリィはそこに憔悴した疲労が現れているのを見た。
――彼は眠っていない。
咄嗟にチャーリィは確信した。眠れないのだ。
二人は睨み合った。
紫の瞳の奥に輝くものは、日頃の冷静で太陽のように暖かい穏やかさではなく、むしろ獣が追い詰められたような危険を孕んでいた。
チャーリィは胸を衝かれた。
「ライル……」
彼は狂いかけているのではないか? そんな不安が脳裏をよぎる。
「いったいどうしたんだ? 何が君を追い詰めているんだ? 俺にできることは……?」
彼の問いにライルは一連の動作で反応した。チャーリィの声が彼の感覚細胞に刺激を与え、皮膚に記憶されている接触の全てを開放する。
彼は顔を歪めて胸の前で拳をぎゅっと握り、もう片手で身体を抱え込む。
一瞬縋るような眼を向けてきたがすぐに消え、代わりに鋭い眼で睨みながら声を絞り出した。
「出て……行け!」
その一瞬の目が、どんなに多くの事をチャーリィに伝えただろう。彼は呆然としてライルを見つめた。
「出て行ってくれ! 行け!」
ライルが再度、苦しそうに叫んだ。実際、苦しくてたまらない。
――頼むから、僕の目の前から消えてくれ! 僕を苦しめないで!
だが、チャーリィは黙ってドアを閉めると鍵をかける。ベッドの中からそれを見るライルの目が大きくなり、怒りに燃え上がる。
チャーリィは、その目をひたと見据えながら近づいた。
「出て行けって言っただろ! 来るな! チャーリィ。側に来ないでくれ!」
叫びながら、枕を投げ毛布を投げつける。
それをかわしながら、チャーリィはなおもライルに近づいていく。これほど感情を露わに示すライルを見るのは、初めてだった。
「ライル!」
彼はベッドの隅に追い詰められていた。その紫の目の中にあるものは、怒りと、そして、脅え……?
チャーリィはコルック・ムスの作用を良く知っていた。知りすぎるほど。
ライルがその作用下に置かれたのだとしたら……。
まして、ライルは純粋なバリヌール人ではないのだ。彼の中には地球人の遺伝子が潜在的な因子として含まれている。
その地球人の持つあらゆるものがコルック・ムスによって引き出されたのだとしたら……。
それがライルを悩ませている原因だとしたら……。
これは賭けだった。
だが、チャーリィの感は滅多に外れないのだ。
チャーリィは睨みつけるライルの両腕をベッドに押さえつけると、唇を奪いに行った。痺れたように動きを止めたライルは猛然と抵抗を開始した。
だが、しょせん、バリヌール人の力は訓練を受けた地球人の敵ではない。衣服は剥ぎ取られ、チャーリィの執拗な攻撃の前に、ついに喘ぎの声を上げ涙を流して敗北した。
震えながら無抵抗に開くライルの美しい裸体を眺めながら、チャーリィは彼の反応が、やはり今までと違っていることを確信していた。
これまで、ライルは刺激に対する感覚を拒否したことはなかったのだ。そして、これほどまでの過剰反応も。ただ無邪気に肌が感じる感覚を楽しんでいただけで、それ以上でもそれ以下でもなかった。
そもそも、無性のバリヌール人の身体に地球人の遺伝子を加えたことが間違いなのだ。バリヌール人は不感症だったに違いない。これほど感度の良い体で平然と暮らしていけたのだから。
性欲は彼らには有り得なかったのだ。
だが、それを一度知ってしまったライルは、どうするのだ?
その結果がここにある。すがるように脅えてチャーリィを見つめる彼の濡れた瞳の中に。
チャーリィは優しくライルにキスをする。脅えなくてもいいんだよ、と。指が脇の線に触れただけで、びくんっと身体が跳ね上がる。
指が腰の上をさ迷って、股間のものを探り当てる。
「あっ!」
ライルはびくっと身体を強張らせた。本来無性の彼を当惑させまいと、チャーリィはこれまでそれへの刺激は避けてきたもの。
チャーリィにもこれからしようとしている行為が正しいものかどうか判らない。
しかし、一度目覚めてしまったライルの中に有るものを、バリヌール人の彼が意識、無意識にかかわらず、忘れてしまう事は決してないのだ。
それならば…………。
「止めろ! チャーリィ! 止めて!」
もがくライルの身体を力づくで抑えながら、チャーリィは刺激を与え続ける。本来ならライルには有るはずのない器官へ。
既に死亡し、原形も留めぬほどに損傷した地球人の遺伝子を基にして、十八年前、異星の科学者が成形し付加したもの。無毛で陶製の人形のもののようなそれは、チャーリィの刺激に反応を始めていた。さすがバリヌールの医師は手抜きなしで仕上げているものだと、感心する。
腸もなく、取り入れた食事は分子まで分解され、残余は圧縮されて玉として口から出すこの生物は、基本的なシステムが地球人とはだいぶ異なっていたはず。
それでも、合理性を旨とするこの種族は、体内の老廃物や調整される水分を排出する臓器を、それへと連結させた。
その器官の役割を考えれば、それは当然と言えるもの。
そして、もう一つの働きは……。
「だめだ! チャーリィ! 変だよ! 分泌している? チャーリィ! これは、何?」
チャーリィの手からもたらされる刺激に、ライルの付加されたそこも素直に接触の気持ちよさを感じている。だが、それとは別の反射反応が生じつつあった。ライルは自律を離れたその反応に恐れ戦く。
まさか……? 有り得るはずがない!
「出せよ。これが射精衝動だ。受け止めてやるから」
チャーリィが地球人の雄の性器を口に含んだ。青年男子としては未熟なままな性器。実際、それは7歳児の形のままだった。単性種のライルに第二次性徴が訪れるはずもなかったのである。
ライルは身を震わせて拒絶した。
「無理だ! 不可能だよ! 僕は……!」
それなのに、身体は射精反応を完遂させようと強引に向かって行く。
バリヌール人が愛する泰然自若とする姿勢も沈着冷静な理性も、何もかも全てを振り落として、感覚のみの感性の世界に飲み込まれる。
「だめだ! 止まらない! 止めろ! ……!」
ライルは身を震わせて突っ伏した。息遣いも荒く汗が吹き出している。歯の根が合わないほどがくがくと全身が震えて止まらない。ショックを受けているのだ。
チャーリィは同情して、裸の背を優しく撫でる。
「ライル。これが男の性行為だ。お前にもその本能は、遺伝子によって伝えられているんだ。それに背を向けることはできないよ。遅かれ早かれ必ず出会うものだ」
「でも、……ひどいものだ」
ライルがまだ荒い息の下から言ってきた。
「気持ちが良かったろう?」
チャーリィが聞く。
「良かったかって? あれは、『排泄行為』だ。僕は君の口に排泄したんだ! あんまりだ! 快感なんて……くそっくらえだ!」
地球の俗な言い回しが、今の自分にぴったりな気がした。
「排泄じゃない。射精行為だよ。それにお前のは精液ですらない。驚いたよ。バリヌール人は蜜を射精するのか?」
口の中には、まだライルのものが残っている。
ほんのり甘く殆ど無味のとろりとした花の香りの蜜。
さすがに、彼の見掛けだけの間に合わせ器官が精子を作れるわけがない。いくらバリヌールの技術が進んでいたって、単性種族には無理な話だ。
それで、便宜上、蜜腺なのか?
だんだんバリヌール人という生物を、その発生した頃から遡ってこれまでの進化の過程を調べてみたい気がしてくる。
まだ、突っ伏しているライルの身体をチャーリィは自分に向ける。背けた眼から涙が零れていた。
「ライル。お前の中にあるものは、俺達と同じものだよ。それも、ほんの一部で、ほとんどずっと、潜在下にあるだけじゃないか。自分の感じるものが、バリヌール人になかったものだからって、恐れる必要はないんだ。お前自身の自然な姿だ。身体が感じるままに、受け止めてみろよ。抗い、悩むことなんかない。ほら、悪くないだろ? ライル……」
チャーリィの手が再び愛撫してくる。びくりと震えた彼の身体は、しかし、抵抗しなかった。皮膚の探知網が拾い上げる悦楽の感覚を全身で受ける。
「気持ちいいんだろ? 言ってみろよ」
「……ああ、いいよ。……感じている」
「これまでだって、お前は感じることに抵抗していなかった。それが性欲のせいだって解ったからって、どうだというんだ。こだわる必要はない。したいんなら、すればいい。お前が俺を受け止めてくれたように、今度は俺がつきあってやるよ」
チャーリィの手が快感という刃物となって、ライルの固く守っていたものを情け容赦なく剥ぎ取っていく。そして、ついに、淫靡な喜びを貪欲に貪る赤裸々な自己の姿が、露わにさらけだされるままになった。
「どうしてほしい? 隠すことはない。感じるままでいい。素直に受け入れるんだ」
チャーリィの言葉が震える彼に止めを刺す。ライルの中で何かが壊れていった。ライルはなす術もなくチャーリィに抱きつく。キスを受けながら、ベッドに倒れた。全身にチャーリィのキスを受け、愛撫を受け、絶え間ない刺激に歓喜の声をあげていた。
※注:この頃には、太陽系(月にあるルナポート)ーガルド系(外縁部にある中継ポート)間で定期的な星間連絡船が一月に一回のペースで航行されるようになっていた。近い将来、さらに回数を増やす計画がある。これによって、銀河種族間の交流も一層盛んになってきている。




