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走れ、坊さん!

今年もあと僅かと感じる今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。


紅白の出場者がNHKから正式に発表された、あれ?この前見てたのは、あぁ予想記事だったのね。

仕事中なので会社のPCでYahooニュースを確認する、平日だったので俺はその発表会場に行っていない、欠席扱いだ、中山さんと夏元さんにめっちゃ怒られた、ついでにこの発表会の為の衣装を用意していたお母さんにも。

いや、仕事と紅白どっちが大事なのって言われても、仕事だよ。


出場者リストに燦然と輝く三山HIROSHIの文字、失敗は許されないだけにけん玉の練習は欠かせない、ふふふ、本番までには完璧に仕上げてみせようじゃないか、俺の華麗なる大皿の技を日本中に見せつけてやる。


発表会の写真を見ながら思う、それにしても紅組は赤に青に黄色とカラフルな人多いな、知らない人ばかりだ、あれ?椿坂は出ないのかな?松田ちゃん達に会えないのは残念だな、あぁ!羅セラフィムも出ないじゃん、楽しみにしてたのにテンション下がるぅ、やっぱ韓国系は枠が減らされてるのかな、メンバー2人は日本人だから日韓合同でいいんじゃないかな。

けどこのエスパって韓国系?ふーん、辛ラーメンのCM出てる娘達ね。でも韓国って日本嫌ってるのになんでこんなに日本に来るんだろうね?

このチャンミナとか花とか怖い顔してんな、お、リサさんには会えるな、よしよしサイン貰おう。

あれ?嵐の名前が無いぞ、今年で活動やめるから紅白出るんじゃなかったっけ。



「そういや内海、お前、けん玉持ってるのか?」


モニターを見てると後ろから藤崎に声をかけられる。あ、三山さんのホームページ見てるからか、へぇ、この人カブトムシのブリーダーもやってるんだ、良いなぁカブトムシ、ミヤマクワガタの方が好きだけど。


「あるよ、春夏の友達に妹いる娘からもらった、小学校でやらされたんだって」


「小学校でけん玉やんの?」


「そういう時もあったらしいよ、ふふ、ギネス記録に挑戦だぜ、って何人大皿出来ればいいんだ?」(2024年は128人)


「なんか、お前が無様に失敗する絵が頭に浮かんだわ」


「変なフラグ立てんなよ、ドキドキしちゃうじゃねぇか」


あ、そう言えば福山さんって俺とギター演るんだよな、白組なのか?ピンクじゃね。








「春夏ぁ!」ガラァ!


お昼休み、いつも通り生徒会室でカップ麺を用意してると、途中電話で遅れてきた陽子が勢いよく扉を開けた。

昨日の夜お兄ぃが、ずっとラーメンの話ばっかするから、ラーメンが無性に食べたくなったのだ。


「やったよ、紅白見に行ける事になったわ!」


満面の笑みを浮かべる陽子、そう言えば観覧申し込みしてるって言ってたな、お父さんの会社の人と行くのかな?


「ふふふ、結局1席しか当たらなかったから、私が行く事になったの」


「ありゃま、それはお父さん残念だったね」


「ん、それが国営放送から電話来て応援してる様子を長野から中継したいって打診が来たらしいの、作った横断幕無駄にならなかったって喜んでたわ」


よかったね、一瞬とは言え全国放送だから宣伝にはなるのか?


「あぁ!もう楽しみでしょうがないわ、早く年末にならないかしら」


「あ〜冬休みは良いよねぇ〜、今年は実家でのんびりして〜」


今年はお兄ぃの所為で色々忙しかったから、冬休みは寝て過ごす!絶対に。


「そうそう、お姉様のYouTubeチャンネル凄い事になってるわよ、開設されてすぐに20万突破、100万人も夢じゃないわ」


「チャンネル?そんなのあったっけ?」


「開設されたのよ、ホラ」


陽子がスマホを見せて来た、あら本当だ、いつの間に。何で妹のくせに知らんのだと言われてもな、お兄ぃもわかってないんじゃないかコレ。

朝も「池波正太郎の時代劇を見てると腹減るよな、今夜は湯豆腐でも食う?」とか言って鬼平見てたぞ。


へぇ、歌ってみたシリーズ第一弾ね、初回は……。


「お姉様の歌うアネサなんちゃらパワフルで凄く良かったわ、ますます好きになっちゃった」


「あぁ、アネサフランクリンね、家でよくそのおばちゃんが歌ってる映画見てたわ、パトカーがドッカンドッカン壊れて面白いんだよね」


「えっ、もとネタの映画があるの?なんて奴?」


「え〜っと、確かブルースブラザースとか言うの、結構古いよ」


「今度見る。それにしてもこのチャンネルって収録は事務所でやってるわよね、私も生で聴きたかったなぁ」


陽子が何で教えてくれなかったんだと頬を膨らます、妹の私が教えてもらってないのに贅沢言わないの。

画面を見れば確かにお兄ぃの会社だ、藤崎さんも声入ってるし、でも映像編集は誰がやってるんだろう?3人とも動画は詳しくないはずだけど?

第三者の存在を感じるな。










「「あっ」」


「何?由莉奈、もしかして夏元Pに呼ばれた?」

「えっ、結衣ゆいも」


「「あちゃー〜っ」」


椿坂46のセンターを務める松田由莉奈まつだゆりなとakbの山口結衣が揃って夏元の部屋に呼び出された。

廊下を並んで歩く二人の顔は暗い、椿坂は落選だしakbは今年はOGがメインで現役組はサブと決まっている、お互いのグループとしても残念極まりない事態だったからだ。

そんな状態のエース2人が夏元プロヂューサーに呼び出されるとなれば、一体どんな叱責を受けることかとビクついていた。


コンコンコン


「入れ」


「「………」」ゴクリ


カチャ

感想や★★★は作者のモチベーションの向上に繋がります。是非お願いいたします。

次話は12月16日ぐらいかな?年末は色々忙しい。

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