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ノフィナの冒険  作者: 葵ウォーリア
第1章
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私はノフィナ!

ユグドは敵陣に突っ込む形で「決死の覚悟」と言うスキルを使い、ゾノミから生え出した触手とノフィンの格闘を止めた。


決死の覚悟とは、死ぬ覚悟をして突っ込んだ際に潜在能力を最大限に引き出すスキルの事である。



ユグドは布を被せて少女の体を温める際に少女の首に何かかけられているのを確認する。


少女には首輪がつけられていた。


「これは脱走した子につけられる首輪だ…この子は脱走を試みるも失敗したんだな…」


ユグドは少女を憐れんだ。

そしてゾノミが目を覚ます。


「う…私は…」

「起きたか、今少女を保護した、一緒にここを出よう!」


そしてユグド達は外に出た。

子供達は少女を心配してくれた。


やがて子供達には両親が迎えに来てそれぞれの街や村に戻っていく。


その際少女は目を覚ましていたが子供達を見送る際、寂しそうな目をしていた。


でもこれで奴隷にならなくて済み、少女の新しい生活が始まる訳だが…。


「貴女の国は滅んでしまい両親も行方不明なんだってね、可哀想に…」


「俺達がこの子の親代わりになるのか…所で君、名前は?」


ユグドは少女に尋ねる。


「わかりません…国が滅んでしまいいつの間にか暗い所に押し込まれたって事くらいしか…」


「名前も私達で付ける必要がありそうね…」

ユグドとゾノミは考える。


「あっ!」

少女は何かを思いついたように返事をした。


「どうしたの?名前決まった?」

二人が少女の反応を確かめる。


「ノフィン…」

少女は小さな声でそう呟く。


「ノフィン…?男の子みたいな名前ね…」

ゾノミがさりげなく突っ込む。


引き続き「…ナ…」と少女はか細い声で放つ。


「そうだ!この子の名前は「ノフィナ」にしようよ!」

とユグドが閃く。


「ノフィナ、良い名前ね!ノフィナちゃん、よろしくね!」


ノフィナと呼ばれた少女は自分の名前が決まって嬉しいのか、それとも少し複雑な表情をして「よろしくお願いします!」と返事をした。


とんとん拍子で決まってしまったがここはご愛嬌として受け取ってもらいたい。


『とりあえずだけど君の名前が決まって良かったね』

「うん、なんだかとんとん拍子だったけど…」

ノフィンがノフィナに声をかける。


ノフィンは今ノフィナに取り憑いている寄生虫だ。


前世は人間だったがノフィナが研究員のヘルからモルモットにされている際に薬として飲まされ体が同化してしまったのである。


そしてノフィナはユグドとゾノミと同じ屋根の下で暮らす事になるのだが赤の他人の家にお邪魔して申し訳ない気持ちになっていた。


少女と言っても割りと分別のある年齢である。


そして深夜、ノフィナはトイレを借りる事になるのだがそこで半開きになったドアから漏れる声にえらく敏感に反応する。


「え?今の甘い声…何やってるのかしら…」

気になってしまうノフィナはその半開きになったドアから目を覗かせる。


ドアの向こうで行われているのはユグドとゾノミが子作りの作業に取り組んでいる姿だった。


ノフィナはそれを見て事もあろうか興奮してしまう。


それはノフィンとしても同じだった。

気がつけばノフィナはそれをオカズにしていた。


『ハァハァ…僕も理性を抑えられない…』

そして弄る事が出来ないノフィンはノフィナを襲ってしまう事になるのだ。


「な、何をしているのっ!?」

モゾモゾと言う感触がしたかと思えばなんとノフィンがノフィナの体を使ってコキコキしていた。


コキコキする際にべっとりと体液が付着している。


『我慢出来ない!さっきのを見て我慢出来なくなってるんだ!!』

ノフィンが悲鳴を上げている。

しかしノフィナとしてはそれは嫌悪以外の何物でも無かった。


「やめなさい!やめなさいって!!」

『我慢出来ないんだ!一度だけで良いから…!』


拒否し続けてもノフィンの欲望は留まる事を知らなかった。


ノフィナはあんまりしつこいノフィンの強請りに怒りを覚えノフィンの尻尾を思いきり掴み、力任せに締めだす。


『あぁっぐく…』

強い締め付けにノフィンの尻尾から血管が浮き出る。


「いい加減にしないとこのまま締め殺しちゃうよ!」

ノフィナの顔の半分が闇に覆われ体からパープル色の光、怒りのオーラが湧き出ていた。


『ぐうっ出る……!』

「えっ、出る……?」


その直後、ノフィンの尻尾の先から白濁が凄い勢いで噴き出され、それはノフィナの顔に思い切りぶちまけられた。


ボタボタ……。

ノフィンの出した白濁はノフィナの顔からベッドのシーツまでベタベタに濡らされる。


翌日ーーー


「ごめんなさいごめんなさい!」

「い…良いのよ、ねえユグド…?」

「そ、そうだよ、君が気にする事無いさ…」


ノフィナは必死に2人に謝り2人は苦笑いでこう返したのだ。


そしてそして、朝食をカップルと一緒に摂るノフィナ。


ピラニアの味噌煮とゴブリン汁、ダンジョン米で炊いたご飯に妖怪大根を煮込んだ料理だ。


美味しそう美味しそう♪

良い香りが食欲をそそる。


「美味しい美味しい♪」

ノフィナは笑顔を浮かべながら食べている。


「おかわりして良いからね♪」

「なんだか妹が出来たみたいだな♪」

ゾノミとユグドはノフィナの食べっぷりに微笑ましくなる。


「ところでユグド、そろそろあのダンジョンに挑んでみても良いんじゃないかしら?」


ゾノミがユグドに話を持ちかける。


「うんそうだな、そろそろ強くなってきた頃だし…」


ノフィナは気になって2人に聞いた。

「ゲームの話をしてるの?」


「違うよ、俺達はコロナを収束させる為に旅をしてるんだ」

「大魔王コロナを倒さない限りコロナは収束しないからね!」


ユグドとゾノミは熱い眼差しで答えた。


「え?でもコロナ収束するには外に出歩かず一日家にいる事、手洗いうがいは必ずする事、マスクは必ず着用する事じゃなかったっけ?」


テレビでやってるのもそんな感じである。


「違うよ、今のコロナの恐怖の煽りも大魔王コロナの影響なんだ、皆んなはテレビの報道に騙されている!」


「コロナ警察や営業の自粛は悪影響を与えるだけだ!」


確かに、人はどうしても外に出なければいけない用事とかは出来てくるし、無くても外にずっと出ない事は体の免疫力を作れない。


そしてコロナ警察もやっている事は偏った正義で暴力と混乱を生むばかりである。


ユグドとゾノミの話を聞いて勇者と言うのに興味が湧いてきたノフィナ。


「ねえ私もついていって良い?勇者のやってる事この目で見てみたい♪」


「駄目だよ遊びじゃ無いん「良いわよ♪」」


ユグドが拒否しようとした所ゾノミがOKしてくれた。


ユグドは慌ててゾノミに言う。


「ちょっとノフィナには同行は早すぎるんじゃ無いかい?」

「良いじゃ無いノフィナにも社会勉強のいい機会になるし」

「やったあ♪」


ノフィナは両手を上げて喜ぶ。

そしてそして、ノフィナもユグドとゾノミと体験学習の一環で一緒に同行する事になった。


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