表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/11

5話

「ねえ!倒れた新入生ってここにいる!?」

 

 がらりと、保健室のドアが開く音がし、誰かが姫乃の話に割って入ってくる。

 俺らは反射的に、ドアの方に目を向ける。

 目線の先にいたのは、今朝学校に行く途中で出会ったかぐや姫の子だった。

 かぐや姫の彼女は、俺たちを見るや否や目を丸くしている。

 

 「わーお、リューゲの姫乃サラちゃんじゃん。え、もしかして君、サラちゃんとそういう·····?」


 ニヤニヤと俺の顔色を伺うかぐや姫の彼女は、どうやらあらぬ誤解を招いている気がして、俺は慌てて否定した。

 

 「ち、違うからな!?勘違いするなよ!?俺と姫乃が付き合うなんて絶対にありえないし、来世でもないから!」

 

 「誰も付き合ってるでしょなんて聞いてないよ?」

 

 そう言って、かぐや姫の彼女はムフフと笑う。

 なんだこいつ、意地汚いやつだ。

 俺はため息をつき、このまま体育館に戻るつもりもなかったから、再び眠りにつこうとした。それに、目の前に美少女が2人もいる状況に俺は耐えられない。さすがDT。

 

 すると今度は、廊下からパタパタパタと誰かが走ってくる音が聞こえてくる。

 保健室の先生か?俺は寝るのをやめて、かぐや姫が入ってきたドアの方を見つめる。

 

 「失礼します·····って、あれ?サラちゃんに竹岡さん·····?」

 

 入ってきたのは、ツインテールが似合う赤ずきんの彼女。

 体育館から走ってきたのか、軽く中腰になって、息を整えている。

 大きな胸に手をあてて「はぁ·····」と言ってるその仕草だけで、クラスの大半の男子は恋に落ちるだろう。

 

 俺は赤ずきんの彼女をボーッと見つめていると、廊下から冷たい風が入ってきて、俺の頬を撫でてきた。

 その冷たい空気でハッとした俺は我に返った。

 

 なんで俺の前に超絶美少女が3人もいるんだ?

 こんな可愛い子達は、本来なら俺みたいな陰キャじゃなくて、スクールカースト最上に位置するサッカー部とか野球部と絡んでいるものじゃないのか·····?

 

 「な、なあ·····お前たち3人何しに来たんだ·····?」


 普通に考えれば、今は体育館で入学式の真っ最中。シンデレラの彼女は、俺を保健室まで運んだら、すぐに体育館に戻ればいいし、かぐや姫の彼女と赤ずきんの彼女はここに来る意味が分からない。

 俺、ひょっとして彼女達に恨みを買われるようなことをしたか·····?

 

 俺がモヤモヤしていると、先頭切って喋りだしたのはシンデレラの彼女だった。

 

 「もしかして、2人も·····?」

 

 かぐや姫の彼女と赤ずきんの彼女を見るシンデレラの彼女は、少し悲しそうな顔をしている。

 

 「え、サラちゃんも·····?」

 

 全く状況が飲み込めない俺をおいてけぼりにして、赤ずきんの彼女は、かなり驚いたような顔をして姫乃を見ている。

 

 「えぇ!?ボクこんな経験初めてなんだけど!一度に色んなこと起こりすぎて頭パンクしそう·····」

 

 かぐや姫の彼女も、姫乃が言った意味がわかったのか、ヘラヘラした笑顔から一変、引きつった笑顔をしている。

 さすがに気になった俺は、3人にこの状況について尋ねてみた。

 

 「おいおい、どういうことだよ·····俺全然把握できてないんだけど·····」

 

 すると3人は、それぞれアイコンタクトをとり、気を取り直したのか一斉に喋り出す。

 

 

 「ボクのおじいちゃんだよね?」

 「狼くんなの·····?」

 「王子様でしょっ!」

 

 

 

 


ご覧頂きありがとうございます!もし良ければ☆5、ブックマーク、レビュー等々していただけると非常に嬉しいです!お待ちしております!


☆5とブックマークを沢山いただけるとランキングに乗ることができます·····

それが私の頑張る種となりますので、みなさんの種を沢山ばらまいてください·····

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ