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春…
同じ時間を過ごして来た仲間
楽しい日々
友人、親友……。
この関係を壊すぐらいならこのままでいい
これ以上、求める必要なんてどこにもない
そう、自分に言い聞かせる。
『ホントにそれでいいの?』
繰り返されるこの言葉……
言い方を変えて話しかけてみても、同じ言葉で私を黙らせる……。
何回目だろう
桜が鮮やかに咲き乱れ、ひらひらと落ちていく……
そうしてアタシは、ようやく気付く
「話す相手を間違えたみたい」
私は一人呟き、電話をかける
「…もしもし?」
桜を見上げ、私は話し始めた―――




