5話 一日の健康は食事と睡眠で始まる
太陽も沈んだころ僕たちはアンナロッテの案内でリドル村へたどり着く
リドル村の第一印象は寂れた寒村であった、その村にある一番大きな建物へ彼女は縄に縛った男を連れて行く
………僕の攻撃を受けた男はおとなしいものだてっきり頭がおかしくなり何をするかわからないと思ったが
「村長、ただいま戻りました」
「おお、アンナ殿よくぞご無事で」
「盗賊を捕えることが出来ましたので、コイツを尋問して盗賊どものアジトを聞き出します」
私は残った盗賊を殲滅するために夜通しで尋問しようとする
「アンナ殿の申し出はありがたいが、もう夜も遅い盗賊の方は村の者で対応するのでアンナ殿は休んで下さい」
「そうか、わかったそうさせてもらう村長物は相談だが物見の水晶を貸してはくれないか」
「どうやら盗賊を倒しレベルアップしたようなのだ」
「ああ、わかった」
そう言うと村長は奥の棚から水晶を取り出す私は軽く会釈をして拡張バックを取り出す
「ではお言葉に甘えて私は部屋で休ませてもらう」
「あ、そうそうここに居る彼の紹介がまだだった彼の名前はサイト私の命を救ってくれた恩人だ」
彼女に紹介されて軽く頭を下げる
「うす、サイトです」
とりあえず彼女の間違えた名前で通す
「彼の部屋も見繕ってくれないだろうか?」
彼女のありがたい提案にかぶせて物を言う
「あ、僕一日中歩き詰めで食事もいただけるとありがたいのですが」
厚かましく物を言う
「ではアンナ殿に提供している家の納屋を開けよう食事については村の者に運ばせる」
「それでよろしく頼む」
これで話が終わったようだようやく飯と睡眠にありつける
「では私たちは休ませてもらう」
こうして僕はこの村での寝床と食料を確保することが出来たのだ