11話 スコップおじさん流ストレス解消法
なろう「ドーモ作者=サン、日間ローファンタジー=3位(3月3日朝の時点)デス」
作者「アイエエエエエ!? 3位!? 3位ナンデ!?」
初戦闘も難なくこなし、探索に戻る。探索と言ってもここで何か取れる訳でもないので魔物を探してるのだが。
「おや?」
“またスライム”
“何匹いるんだこれ?”
“10匹くらい? ちと多くね?”
確かに。これで某パズルゲームのアレなら同色が4匹揃って消えるんだが。
まあ数が多くても連携取らないから、なんとかなるか? 袋叩きにあっても痛いだけで済みそうな気がする。
そんな訳で、飛びかかってきたスライムをスコップでカウンター入れて倒す。
……
なんだろう、今一瞬だけ、嫌な奴の顔がよぎった様な。
……ふむ。
スコップをバットの様に握り、野球のバッターの様に構える。
「ヘイカモン!」
“ヘイカモンてw”
“いやおっさん、ここはバッティングセンターじゃねーよw”
“いやスライムが突っ込んできてスコップでカウンターで殴る。強ち間違ってねーなw”
飛びかかってきたスライムをフルスイングで当てる。
ズバン!
見事に剣先に当たり、スライムが消滅する。
「よし!」
“いやよし! じゃねーんだわw”
“スライムがボール代わりで草”
“草”
“なんかおっさんが配信してるから覗いてみれば……何してんねんw”
“スライムをボールに見立ててバッティングしとるw”
なんか同接増えてる?
しかしスライムは待ってくれない。というかスライムがアイツの顔に……なんかオライライラしてきたぞ。
「……黒沼ぁっ!」、
ズバン!
べしゃっ!(←スライムが壁に叩きつけられた音)
「冤罪ふっかけて自分をクビにしやがってえっ!」
ズバン!
べしゃっ!
“草”
“草”
“おっさん、おまw”
「社長も黒沼の言う事ばかり鵜呑みにしやがって! こっちの言い分もちゃんと聞きやがれ!」
ズバン!
べしゃっ!
“社長w”
“ここぞとばかりに恨みぶつけておるwww”
“くっそwww腹痛えwwwwww”
“なんだ? このおっさんに何があったんだ?”
“かくかくしかじかwww”
“なるほど”
“いやそれで解るんかーいwww”
「美沙! 黒沼と不倫しやがって! しかも15年もだと!」
ズバン!
べしゃっ!
“いや気づけよw”
「しかも金使い込みやがって!」
“屑だな”
“てか普通に窃盗じゃね?”
「陽茉莉ぃ! 今まで育ててやった恩を仇で返しやがって! そもそも托卵だから自分の娘じゃねーけどなぁ!」
“反抗期だったのか?”
“かーちゃんと一緒におっさんを馬鹿にしてたらしいぞ”
“年頃の娘ってのはそんなもん……いや待て托卵!?”
“このおっさんの周りにはまともな人間はいないのか?”
“よしわかった。今までの恨みを全部ここでぶつけろ。オレたちが許す”
「うおりゃあああああっ!」
ズバン!
べしゃっ!
ズバン!
べしゃっ!
ズバン!
べしゃっ!
“大佐「見ろ、スライムがシミの様だ」w”
“誰か切り抜き頼む”
“もうやってる”
“てかスライム増えてね?”
“なんか兎いるし”
襲いかかってくる黒沼達……もとい魔物を倒し。
「あー、スッキリした」
“なんていい笑顔”
“このやりきった感よ”
“しかしいいのかね、個人の名前出して”
“切り抜きはピー音いれて誤魔化しとく”
“特定班とか出そうだな……まあやってる事考えれば擁護は全く出来んが”
「……はっ!? ひょっとして名前出してました?」
“そりゃもうw”
“思いっきりw”
“まあ、あれだ。おっさんは悪くない。悪いのは奴らだ”
“特定されても自業自得だしな”
“不倫とかやる方が悪い”
「……そう、ですね。そうですね! では魔石の回収……おや? 肉が混じってますね」
“ああ、途中兎が交じってたぞ”
“その事に気付かず、向かってきた魔物をフルスイングでなぎ倒し”
“そこに痺れる憧れるぅ!”
“ウホッ いいおっさん”
全然気付かなかった……
というかジョ◯ョとクソミソネタ入れてきてるな。おじさん、世代だから好きだぞ。
因みに兎というのは表層で出てくる『角兎』の事だろう。
“兎肉は売ればそこそこの値段になるけど、自炊してるならそのまま持ち帰る人もいるぞ”
自炊か。結婚してからあまりしなくなったけど、若い頃、一人暮らしの時はやってたな。一応調理道具一式買ってるから久々に料理してみるか。
***
魔物を探しながら迷宮を進む。出てくるのはスライムと兎ばかりで、魔石以外にもゼリーと肉がそれなりに溜まってきた。
“スライムゼリーのドロップ率おかしくね?”
“普通は5匹に1匹くらいなんだけどな”
“3匹に1匹のペースで落としてね?”
“それ言ったら兎肉もだろ。今の所ドロップ率100%”
“あれも10匹に1匹くらいなんだけどなぁ”
「そうなんですね。何せ初めてなので、どのくらいアイテムをドロップするのか解らなくて……」
“初めてだから知らないのはしゃーない”
“それよりも遭遇率の方がおかしい”
“確かに。歩いて2〜3分で遭遇とか。あと数も多い”
“その分魔石とアイテムを大量にゲット出来るけどな。けど表層の魔石とか二束三文にしかならん”
“そーいやゴブリンいねーな”
確かに。何故かゴブリンだけは未だに遭遇してない。
「まあもうしばらく探索を続けましょう。ひょっとしたら何か異変が起きてるのかもしれませんし」
“そん時は協会に報告やな”
“報連相は大事やで〜”
“まあちょっとおかしいとは思うけど、何かヤバいことが起きてるでもなし”
などとスライムと兎を倒しなが歩くこと1時間。階段を見つけたので降りて、地下2階に到達。そして遂にヤツがその姿を現した。
子供くらいの背丈に緑色の肌、禿頭、長い耳、無駄に高い鼻。ギラついた金色の瞳。手には棍棒。
「漸くお出ましですか」
“ゴブリンキターーーーーー!”
“スライムと兎はもう飽きたんじゃーーーーーー!”
“スライムとかと違って武器持ってるしな”
“スライムより少し強い。雑魚だけど”
“はてさてどのようにして倒すのやら”
“がんばえー”
何気に少しずつだけど同接増えてる。
しかし1体だけか。ゴブリンて迷宮でも群れるんじゃなかったか? それが1体?
まあ気にしてもしょうがない。倒そう。
「首おいてけぇ!」
“豊○www”
“妖怪首おいてけwww”
“草”
“草”
“草”
よし、ツカミはオッケー!
スコップの剣先で叩くのではなく、首めがけて切りつける。
「死ねや黒沼ぁ!」
“まだ言うかw”
“どんだけ恨みがあるんだよ”
ゴブリンは何も出来ず首を刎ねられた。
***
「だいぶ魔石も貯まりましたね」
”言うて表層の魔石の買取額はたかが知れてるけどな”
“もっと稼ぎたいなら上層まで降りないと”
「そうですね。とりあえず今日は表層のボスを――」
そんな時だった。
「うわあぁぁぁぁぁっ!」
遠くから悲鳴が聞こえた。
実は序盤で一番書きたかった話w
尚、中村浩士は今後何かストレスを溜め込んだらここで発散しますwww
「評価ptおいてけえ!」(妖怪首置いてけならぬ評価pt置いてけ)




