表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/32

第18話 再会

「...」

「..........あの」

「近づかないで」

「はいっ」


寮の部屋の中で頬に痛みを感じながら俺は彼女から数歩下がる、なんでこんなことになったんだっけ?

話は数時間前に遡る...


「なんで同居人がいるんですか!?」

「み、見てない知らない聞いてない!!」

「じゃあ早く出てってください!!」

「はい!!今すぐに!!」


俺は部屋から飛び出すが部屋番号を見る。


「...217、あってるよな...あの〜」

「...」


ドアに向かって話しかけるが反応はない。


「あの〜もしかしたら貴方が部屋番号間違ってるんじゃ...」

「...ここの番号は?」

「217...」

「合ってるわよ」

「えぇ?なんで??」

「とりあえず先生に聞いてきたら?」

「ああ、そうだな」

「その必要はないよ!!」


そこに居たのはとても大きい女性だった、例えるならばオカンって言った方が正しい気がする。


「...えっと、誰ですか?」

「ここの寮長のアルマ・グレースだ!217番のやつに説明しないといけないことがあってな!!今まで忘れてたわ!!」

「えぇ?」

「...なんですか?」

「その前に人が集まり過ぎた!!私の部屋に来てもらう!ほら!!出てこい!!」

「...はい」


するとドアが開き、さっきの子が出て来た、こっち睨まないでよ...


「さて!!着いてこい!」


アルマさんについて行くと1階の入口に連れてかれた。


「いやぁ〜今年の子供たちは数が多くてな!寮がいっぱいになってしまったんだ!!」

「...だとしても男女一緒に部屋に入れることは無いと思うのですが」

「うむ!元々君の部屋はあったんだけどね、同室の子が1人がいいと言うのでな!」

「なら私もひとりがいいです」

「部屋がない!残念だったな!!」

「...」

「...えっとどうにか出来ないんですか?」

「出来ん!!2人でどうにかしてくれ!!」

「そんな無責任な...」

「...分かりました」

「わかったって...良いのかよ」

「...こっちのセリフでしょ、それ」

「ん?なんで?」

「......そう」

「いや、なんでだよ...」

「とりあえず話は終わりだ!!なにかあったら言ってくれ!!大抵の事は何とかしてやる!!」

「「......」」


その後、俺たちは部屋に戻ろうとする。


「あれ、どこ行くんだ?」

「どこでもいいでしょ」

「う、まあそうだけど」


部屋に入る直前にこの人がどこかに行った、そういえばまだ名前も聞いていないな、戻って来たら聞くか、そんなこと考えているとつまづいてしまった。


「いってぇ...ん?」


受け身を取ろうとして手を伸ばすとなにか引っかかった。


...ぱんつ?


後ろからガチャ、と音が鳴った。


「...え?」

「...あの、弁m」


いい切る前に頬にちゃんとしたビンタを食らった。


痛い...

まあ色々あったけどこれで冒頭に戻る。


「あの...さっきのは本当に事故というか...」

「...」


く、口も聞いてくれねぇ...


「な、なぁとりあえず名前位は教えてくれよ」

「...」

「えっと俺はクロム」

「...」

「....あ〜」

「...シャル」

「え?あ」

「クレシント・シャル」

「あ、ああよろしく、シャル」


名前は教えて貰えたのでとりあえず覚えておく、まじでどうしよこれ...まあ、寝るか!

結局色々忘れて寝ることにした。





翌日、久しぶりにゆっくり眠れた俺は寝坊しかけた。

長い間馬車の中だったからな、めちゃくちゃふんわりとしたベットだったからぐっすりだっだぜ☆

寝坊しかけたってのは学園チャイムがなったからで、これが結構でかい、おそらくこの学園都市全域をならせるくらいには音がでかい。


そんなこんなで今日は入学式だ、まあワクワクするとかはないんだけど...


式場に向かう途中、に学園内を見回れた。


「広いな...」


とにかく広い、しかもしっかり掃除されているのか汚いと思うとこがない。


そして向かった先にあったのはとても大きい聖堂だった、てっきり体育館とかそういうとこだと思ってたから結構驚いた。


あとはなんか偉そうな多分職員の人の挨拶とか、これから我が生徒として誇りをもてとかそんな話だった。


「...うぉ!?」

「へへん、やっと見つけた」


すると後ろから抱きついてくる奴がいた、顔を見るととても懐かしいやつだった。


「ララ!?」

「久しぶり!クロム!!」

「なんでここに?」

「新入生の中にクロムが見えてさ!」

「そうじゃなくて...」

「ララさん何してるの!?」


案の定先生に見つかってちょっと怒られた、俺なんも悪くないのに...


「あ、ルッピィ先生これから学園探索でしょ?」

「学園紹介ね」

「じゃあさ!クロムには私が教えるよ!!」

「えぇ?...でも」

「いいでしょ、ちゃんと説明するから!!」

「えっと...く、クロム君はどう?」

「え、俺ですか...」


いきなり振られたがどっちかって言うとララと一緒に行きたい、やっぱ知ってる人と一緒の方がいいし、色々話したいこともある。


「それじゃララと一緒に行きたいかな」

「やった!」

「分かりました、他の教師の皆様には私から離しておきます」


う〜ん、でもやっぱ思うんだけど学園側はこれでいいのかな?協調性とかそういう奴が...まあ、いいか。




「全く、私ずっと待ってたんだからね」

「でもしょうがなかったんだよ」

「...ユニークスキル、本当にないの?」

「残念ながらね」

「クロムあんなに強いのに」


ララと一緒に学園内を歩いて教えて貰う際に1番最初に話が出たのはやっぱこれだった、まあでも俺悪くないし...まあ、手紙位は書いた方が良かったかな?


...なんか見られてる...てかここにいる人全員こっちみてる、なんで?


「しかもさ!聞いてよ!!私のクラスの担任誰だったと思う!?」

「いや、そう言われても...あ、もしかしてミナか?」

「え、すごい、よく分かったね」

「俺たちは一緒にヴァルキリアに来たからね」


そりゃそうかみたいな顔でララが頷く、そうか、ミナはララのクラスなのか...そういえばララのクラスはどこなんだ?


「なぁ、ララのクラスはどこなんだ?」

「ふふん♪」


なんだその顔。


「私はねぇ...Sクラス!!」

「Sクラス!?1番上じゃん!」

「すごいでしょ...っていいたんだけどさ」

「?」

「なんでクロムはSクラスじゃないの!?」

「え、いやまあ、俺より強い奴がいたんだろ」

「絶対クロムの方が強い!!」

「...さぁ、どうだろ」


「ここが最後だね」

「食堂か!」

「そう!お昼はここで一緒に食べよ!!」


最後は食堂だった、そういえばリリはどこにいるんだ?


「なぁ、ララ、リリはどうしたんだ?」

「......えっと」

「こんなことも出来ねぇのかこの無能どもが!!」


その瞬間食堂の奥から怒号が響いた。


「なんだ!?」

「リリっ!」


急いで音の方へ向かうと...なんだこれ?

6人の学生が牛乳を頭にかけられて、乱暴にさせられていた、ひと目でわかった。


これはいじめだ。


「トラヴィス!やめなさい!!」

「ララ...お前も最悪だよなぁ」

「今なんて!?」

「最悪って言ったんだよ!こんな出来の悪い妹持っちまったさぁ」

「トラヴィス!!...クロム!?」

「あ?てめぇだれグベシッ!?」

「...クロム?」


...やべぇ、ついぶん殴ってしまった、だっためちゃくちゃウザかったんだもん。


「てめぇ!いきなり何すんだ!?」

「何って...クズを殴っただけだ」

「クズ、だと!?てめぇぇぇぇぇぇぇ!!」


あれ、こいつって確か入学試験でオーラみたいなやつ纏ってた奴じゃん。


「殺す!」

「...まじか」


人型のオーラを纏って俺に向けて殺気を放つ、周りの人たちは叫びながら逃げていった。

俺の後ろにいるララとリリ、そしてその他5名以外は。


「やるしかないか」

「死ね!!」


オーラの腕が後ろに振りかぶる、この魔力...火属性か、なら。


「《水壁(ウォールウォーター)》!!」

「何!?」

「...ダメか!!」


水属性の壁で何とか止めようとする、しかし防ぎ切れず反撃をしようと魔力を練る。

多分水じゃダメだ、ならどうする?


「クソっ!」

(まだ慣れてねぇけど...こいつで何とか!)

「やめなさい」

「!?」

「あ、ミナ」

「てめぇ...」

「先生に向かっててめぇとは、まだ()()が足りなかったようですね」

「うっ...すいません」

「ミナさん!?」

「申し訳ありません、クロム様、ララ様」

「いや、ミナが謝ることは無いよ」

「いえ、本日から私はSクラスの担任になりまして、私の教育不足でございます」

「ああ、さっき聞いたよ...Sクラスってこんなに治安悪いの?」

「そうですね...教員(わたし)の言うことは一切聞きませんでした」

()()()?」

「ええ、力の差を教えただけです」

「あの時のミナさん怖かったなぁ」

「き、貴様ら、俺を誰だと思っている!!」

「カス」「いじめっ子」「出来の悪い子供」

「無礼だぞ!貴様らぁ!!」

「いや見る限り事実だろ」


後ろのふたりが頷く、ララがトラヴィスと呼んでいた男が再びスキルを使う。


「覚悟しろよ!貴様らぁ!!」

「いや、どっちかと言うと」

「覚悟するのは、トラヴィスの方じゃ...」

「あぁ!?、うっ」

「「あ」」


ミナがトラヴィスの首をとんした、これって実際にできるんだ...


「それではクロム様、ララ様またお会いしましょう」

「...あ、うん、またね」


ミナがトラヴィスを抱えて食堂を出て行ったのを見送る。


「......」

「リリ、えっと...久しぶり」

「......」

「リリ?」

「......」

「大丈夫か?」

「....ごめん」

「リリ!?」

「ちょっと!!どこ行くの!リリ!!」


リリは逃げ出して遠くに行ってしまった、...一瞬、顔が見えた。


「リリ.......」


その顔は、恐怖と絶望に染まっていた。

新作始めました


題名:グローリア


ジャンル SF 巨大ロボ 空想科学


追放転生より全く違ったジャンルを楽しんで貰えると思います


設定が練り切れていないので更新が遅い可能性があります


良ければ読んでくださいm(_ _)m


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ