#01
今回から本編になります。よろしくお願いいたします。
1.
ここからそう遠くない未来。地球という惑星は文明の発達をとげ、平和な世界を目指し手を取り合っていた。技術の進歩や政治の成長をとげ、この国日本も問題を抱えながらも暮らしは変わらず、良く言えば平凡、悪く言えば退屈な日々を過ごしていた。
しかし、ある日。首都東京の爆撃によりこの国は変わった。爆撃の元凶は枯渇した惑星の資源を地球から略奪しようと侵攻しにきたの未知の生命体『フィフス』。これにより、日本の経済的被害、また人的被害の向上は止まらなくなった。
フィフスについて世界での会議が行われ、資源の取り戻しを目的とした戦争も行われた。これによる死傷者はのべ一億五千万人にものぼった。しかし、人類はとどまることを知らず、フィフスの技術を使い、対フィフスのための武器『ランカーズ』を生成し、また、人が人をランカーズで襲うなどの事故がおきないようにランカーズを扱うため、人権を社会貢献や、性格、行動で格付けするランク政治を作り、ランクによって人々に与えるランカーズの性能を変えた。強盗やハイジャックを救った英雄や正義感の強い人間には高い精度のランカーズを。問題を何度も起こし、事件性が高い人間には精度を最低まで落としたランカーズを与えた。これにより、自分の身を自分で守るように人類は進歩し、世界では至るところでフィフスとの戦いが繰り広げられたのだった。
「正弦さーん。朝ですよー」
という声とフライパンのカンカンカンという音と共に目が覚める。
「んあー?あぁ。おはよう娘々」
といって上を見上げる。そこには娘々という、後ろの長い髪をリボンで束ね、顔立ちの整った、黒目のいわば人形のような裸の上にエプロンを着た(強調)少女が少女が立っていた。
思わず突き飛ばすところだった。
「おい!!!!!!!!なんて格好してやがる。このアホ猫娘!!」
「地球ではこんな文化が流行っているのだなと思って挑戦してみました。
あと名前が娘々(ニャンニャン)なだけで猫ではありません。」
「んなの漫画とアニメとラノベの世界だけじゃボケーーー!!!!!」
朝食を食べながら着替えた娘々とご飯を作る。
「お前、フライパンで人おこしといて飯作ってないんだな。」
「いやー。いまだにがすこんろ?の使い方を覚えてなくて…」
「言ってることが小学生と同じだぞ。戸籍上は16歳。」
「えへへー。」
「褒めてない。」
出来上がった目玉焼きを皿に載せ、そんな漫才のような会話を続ける。
「いやー、でも結構たちましたよね。あの穴で私とあってから。」
「そうだな。おかげでこんな首都で大都会の栃木に引っ越すはめになったんだがな。」
「でも、まだあの村を復活させるなんて無謀なこと考えるんですか?」
そう娘々が言った瞬間、自分のすぐ右の壁に包丁が突き刺さった。
「わお…」
「お前でもそんなこと言ったら殺すぞ。」
「すみません…。ただ、無茶はしないで下さい。」
「わかってる。ほら、飯だぞ。」
「はーい。」
娘々とちゃぶ台を囲んで箸をすすめる。今日は娘々の炊いた米がお粥みたいになっていない。
「珍しいな。こんな上手くできるなんて。」
「私を舐めないで下さい!!これでも頭はいい方なんですよー!!!」
「その割にはガスコンロが使えないんだなバカ野郎。」
「うるさいですよ正弦さん。」
「ほら、箸動かせ。学校に遅刻しちまうぞ。」
「むぅ…」
正弦と娘々は同じ学校に通っているが、一緒に登校するわけではない。娘々は友達と待ち合わせてから行くし、正弦は基本一人で登校するため時間が違う。なので、家の前で二人は一旦別の道を行くため、次会うのは学校のクラスの中である。
「行ってらっしゃい。」
「行ってらっしゃいませ、正弦さん。」
そして正弦は大通り沿いの道を行くのだが…
その瞬間、雷が落ちてくるかのような電撃がほとばしった。
「キャーーー!!!!」
「フィフスだ!!」「早く避難を!!」
「銃系のランカーズを持つ人はあれを止めて!!!」
大通りにフィフスがワープし、襲撃をしかけたため、パニックになっていた。
「…。学校に遅刻してしまうのですが、それは…」
人混みをよけながら、学校を目指していると一人の少女がフィフスの前へ出たのが見えた。
(あいつ正気か?あのフィフスは見る限りランカーズDランク相当の兵器持ってるぞ…)
「我がデュアルFeキャノンの前に…」
フィフスはそう言うとそれ以上なにも言わなかった。
否、言えなかった。
なぜなら、頭がなくなっていたからである。まるで、抉られたかのように。
「朝からクソ邪魔なのよ、このデカブツ。」
これが槍のランカーズを持つ少女ミラー・エレン・フランとの出会いだった。
「ありがちな展開すぎるだろ…これ。」
前回からけっこう立った状態から始まります。ここからが本編ですね。次回はエレン活躍回になると思います。娘々?誰それ知らん。




