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東方食道楽  作者: みかん
第二章【神の標】
39/42

椿の考え

「では任せたぞ」


神奈子と姫の会談から一週間後。

神奈子は諏訪の神との戦いのため、この地を一旦離れなければならない。

神が居なくなればその地は妖怪にとって、格好の獲物になる。

そうさせないために神奈子は、自分の代わりに守護してくれる者を探していた。

その役目を授かったのが椿だ。


「まっかせなさい。安心して決着を付けてくるといいよ」

「違う意味で安心出来そうにないが、よろしく頼む」

「うん、頼まれた」


そうして神奈子は、諏訪の神が住む社の下へ、飛び立っていった。

その姿がある程度、離れると椿は近くにいた巫女に話しかける。


「さてと、そこの巫女さん。準備はいいかい?」

「は、はい。椿様の申し付けられた通りに、八坂様に使えている者の戦闘態勢を整えました」

「うん、上々。じゃあ、特訓通りに配置に着かせておいてね」

「分かりました。では」


巫女はその場を離れる。

椿に言われたことを伝えに行くのだろう。


「さてと、こっちも準備しないとね」


なぜ椿はここまで警戒態勢を見せているのか。

それは、既にこの場所に向かって妖怪が攻めて来ている事を知っているからだ。

もちろん神奈子はこのことを知っている。

知っていて敢えて椿に任せたのだ。

神奈子が椿に伝えた提案、それは神奈子に使えている巫女達の戦闘能力を上げることだ。

神奈子は椿が、幽香達を育てながら旅すると聞き、椿の力を計る為、巫女達の稽古を頼んだのだ。


結果、五日間で巫女達は、驚く程成長することが出来た。

何をしてここまで成長したのか、巫女達に稽古内容を聞き出そうとするが、全員、顔を青くしながら震えだして聞き出すことができなかったとか。


何はともあれ、神奈子は椿のことを信用することにした。

椿の情報を信じたのも、そのお陰だ。

当初、それを聞いて信じても離れるわけにはいかないと言っていたが、巫女達の説得により、神奈子は諏訪の神と戦いに行く事にしたのだ。

それは一重に椿の強さもあるだろう。


その強さを信じて、神奈子は社を、人を、椿に任せたのだ。


「幽香」

「はい、先生」

「勇義」

「おう」

「てゐ」

「あたしゃ弟子でも何でもなかったんだけどなぁ」


妖怪は身体的な成長は緩慢だ。

余程のことがない限り劇的な変化は起こらない。

幽香は、黄緑色で肩ほどの長さのショートヘア

白のブラウス、胸元に黄色いリボン、赤いチェックの上着とスカートを着ている。


勇義は、金髪で幽香とは逆に長くロングヘアー。

蒼色に染まった着物、真っ赤な帯を巻いている。

その着物の柄は『椿の花』。


これらの服は椿が二人にプレゼントしたもの。

修行が一段落、付いたからと渡したのだ。

素材は椿の妖力。

それを二人の妖力と混ぜ、二人が着れるように定着させたのだ。


見た目を変えた二人。

だが、最も見た目を変えたのはてゐだ。


椿はてゐにも修行させたのだ。

結果、人化をすることができ、更に扱かれたとか。

その姿は見た目は幼い黒髪の少女。

薄桃色の涼しげなワンピースを着ている。

これも椿からのプレゼントである。


その姿を見ている椿はかなり満足気だ。

椿は黒髪のロングヘアーで、もみあげを二つ白いリボンでまとめてある。

勇義と同じく着物を着ており、色は藍色。

帯も同じ真っ赤な帯で、柄は『桜の花』。


「これから、妖怪が攻めてきます。私達はその妖怪をちぎって投げます」

「大雑把ですね・・・・・・」

「分かりやすくて私はいいぞ」

「まあ、社の方は私と巫女さん達が見ているので集落外を三人にやってもらいます」

「範囲広!?」

「何とかなるさ。と言う事でよろしくね」

「はい!分かりました!」

「押し!やってやるぜ!」

「はいはい、やってきますよ」


三者三様な反応しながら、行動に移す三人。

その姿を見送り終えると、椿も行動に移し始める。


先日、無事に卒業しました。

これからは投稿ペースが落ちるかもしれませんができるだけ頑張ります。

では来週に

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