表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方食道楽  作者: みかん
第二章【神の標】
38/42

神と契約

場所は移り、神奈子の神社に到着する一行。

妖怪達と自身達が信仰する神奈子が一緒に歩いている姿を見た村人達は何事かと思ったそうな。


そのまま境内に入り、神社の中央の部屋に一行は向かった。

上座に神奈子が座り、下座に椿達が座る。

姫は椿達より前で、神奈子に対面している。

そして神奈子が口を開く。


「私に用があると言ったな。知っていると思うが私は忙しい。要件をとっとと言ってもらおうか」

「はい、私を神として認めて貰いたいのです」

「神として認めて貰う?どうしてそんな回りくどい事を。そんなこと自己判断で大丈夫だ。

神は人が祈る数だけ生まれるからな。いちいち認めていれば、自己処理が面倒だからな」

「それでも形は必要なのですよ」

「まあいい、此処に天之時織姫神を神の一柱へと認めるよ」

「はい、ありがとうございます」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・へ?終わり?」


あっさりと姫の用は終了。

姫の神奈子への用とは、ただ一柱の神へと認めてもらうこと。

それが済めば姫は、帰るだけなのだ。


「では、私は帰らせてもらいます」

「ちょっと、本当にもう用済みなの?」

「私より貴女の方が、私に用があるのでは無いでしょうか?」


神奈子は驚く。

姫は神奈子より小さく、背の高い神奈子は見下ろす形になる。

そんな小さい体の姫は、まるで自分の事などお見通しだと言わんばかりの態度を伺える。

まだ生まれたばかりの神に、多くの人に信仰される神が気遅れるするはずがない。


そう神奈子は自身に暗示をかけ、平静を保つ。

実際、姫は神奈子と比べ物にならない程の昔に生まれた神であることを神奈子は知らない。


「そうだ。私はお前に、いや、姫に頼みがある」

「諏訪子神との戦いに力を貸すことでしょうか」

「何故・・・・・・」

「そのくらい私の力で知ることができますゆえ」

「して、答えは」

「私も多忙の身。自身の売り込みに精一杯ですので、私ではなく母様に頼んでください」

「母?姫には母がいるのか?」

「ええ、そこに」


姫は後ろを向く。

そこにいるのは妖怪を連れていた人間。

神奈子は目を丸くする。

確かに神は人の信仰で生まれるので、人が神の親というのもあながち間違いではない。

しかし、それは群を示すもの。

個人を親と呼ぶことは無い。


けれども、姫はハッキリと椿を母と呼んだ。

それは個人を親と認めていることに過ぎない。


「どういう関係なんだ?」

「どうって、私は母様の願いで生まれた神ですから母様は母様なのです」

「個人の願いで生まれた神だと・・・・・・」


それこそありえない。

神の存在を留める信仰を一人の者で賄える物ではないからだ。

それでも姫は存在している。

今では椿だけではなく、多くの人から信仰を得ているためそれだけ力を使える。

普通はそうであるはずなのに、姫は違うことに神奈子は驚きを隠すことができない。

そんな様子を見て姫は言う。


「知らないのですか?神というのは個人の願い、一人の信仰でも生まれることはできるのですよ。なら私は例外ではないはずです」


確かに姫の言うとおり、神にそういう生まれもある。

だが、大きくは成れない。

そういう生まれだから他に信仰されることなどないのだ。

なのに姫は人型まで出せるくらい力を持っているのだ。


神奈子はその謎を解くことができなかった。

それよりもその力を借りたいと思うほどだ。

自身の争いで民が傷つく事などあって欲しくないからだ。

全力で挑むには、他の誰が民を守ってもらわなくてはならない。


それ程の力を持つ姫は打って付けだった。

しかし、姫はそれを拒否。

代わりと自身の母を差し出した。


「椿、お前は会ってまもなく妖怪を引き連れており、怪しさ満載だが、力を借りたい」

「いいよ」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・本当にいいのか?」

「別に構わない。私の仕事が無くなって後はこの子達を育てるだけだからね。だったらその仕事引き受けるよ」


神奈子は余計に心配になった。

民を守る者が必要なため力があり、信頼できる者が必要だったとはいえ、信頼できるものから紹介された者に任せるべきなのか、心配になった。


「大丈夫ですよ。母様なら、此処を守ることが出来るでしょう」

「とはいえ、何の力も持たない人間だぞ。何が・・・・・・」


ここで、神奈子は疑問に思った。

ただの人間が妖怪を引き連れることがあるのかと。

ならばと、神奈子は椿にある提案をする。



少しスランプ気味。

なんか書けないよ。

どこかで息抜きしとこう・・・…

では来週に

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ