表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方食道楽  作者: みかん
第二章【神の標】
32/42

旅立ちの再開

2014/01/29 修正

「それじゃあ、行ってくる親父」

「ああ、無事に帰ってこいよ」


響は勇儀に、送り出しをしていた。

響は椿の提案を受け入れ、勇儀を託すことにしたのだ。

勇儀も賛成し、共に旅に出ることになった。


「勇儀、行くよ」

「わかった、じゃあな親父」

「元気でな」


手を振りながら、勇儀は鬼の里を離れていく。

見えなくなるまで勇儀は手を振り続けた。


「さて、このまま山を下るわよ。そのあと修行も再開よ」

「え!?またあれを着けるんですか?」

「なに?幽香は修行するのか?」

「そうよ。幽香はまだ弱いからね」


手から圧縮された霊力の光線を放ったり、鬼と互角以上で戦えたりしても、椿の中ではまだまだとの事。

それを聞いて幽香はガッカリと、頭を力なく落とす。

勇儀は逆に面白そうと修行に加わろうとする。


「やらない方がいいと思うけど……」

「いいんだよ。強くなれるならやってみる価値はあるじゃねえか」

「いい意気込みね。じゃ、これを腕に付けてね」


椿が渡したのは前にも幽香が着けていた呪具だった。

少しデザインが変わっていたことに、前回着けていた幽香は疑問を抱いた。


「これを手首左右に着けて貰うわ」

「げ、単純計算で更に二倍の負荷が……」

「こんなちっぽけな腕輪がか?そんなに変な効果が付いているとは思わねえが」

「いいから着けてみな。幽香もそんなにいやな顔しないの」


幽香はため息を吐きながら椿から呪具を受け取り、左右の腕に着ける。

すると、違和感を感じたのか幽香は椿に聞く。


「これ、同じものではないのですか?」

「幽香は気付くわよね。これはちょっとカラクリがあるの」


椿は右腕を胸辺りまで持ち上げ、人差し指と中指を立てながら呟いた。

いわゆる忍者が術を出すときするポーズを右腕だけでする


「何をして!?」


幽香は何をしているのか聞こうとした時、地面に倒れた。

何が起こったか分からないわけではない。

幽香は理由をわかっていた。


「…体が…重い……」


そう。呪具の力が今、発動したのだ。

かろうじて顔を動かし、勇儀の方を見ると。


「…!…!!……」


勇儀も地面に倒れていた。

しかもまともに喋ることも出来ない程、辛いようだった。


「これはねぇ、特殊な効果を付与させてもらったわ」

「特殊…効果?……」

「そう。前回の重量十倍化に加え、妖力の抑制を行ってもらうわ」


妖力の抑制。

簡単に聞こえるが、妖怪からすると死活問題になる。

妖力は妖怪にとって力の源であり、身体を構成する細胞のようなもの。

もし扱いを間違えれば、死に至ることも少なくない。

それを椿はやってみろと言う。


「勇儀はとても苦しそうだね。まあ、慣れれば身体を動かせるよ」


勇儀はまともに指を動かすことすらできなかった。

妖力が使えないため、力が全く入らず、うめき声をあげるくらいしかできなかった。


「と言うことでしばらくそれで過ごしてもらうからね」


勇儀は少し後悔したそうだ。

修行というものに憧れていた勇儀にとって、ここまで厳しいものとは思わなかった。

しかし、幽香は違っていた。

先生がこのまま終わらせるはずがないと。

そして、本当に地獄なのはこれからだと。


ちょっと短くなっています。すいません。

卒業制作が忙しくて。

次回も短くならないように頑張ります。

あと、最近ハーメルンというサイトにも小説を書こうかと計画中です。

まあ、計画しているだけでどんな小説にしようかなんて決まってないですが。

投稿できたら連絡します。

では来週に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ