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東方食道楽  作者: みかん
第二章【神の標】
29/42

幽香の思い

少し、短めです。

次回は頑張ります。

光線を撃ち、ゼロ距離で受けた鬼の少女。

地面には光線の熱で煙が、上がっていた。

姿は見えないが無事では済まないだろうと幽香は思った。


幽香が放った光線。

それは体内に眠る幽香の力である。

椿が殴られたのを見て、覚醒させたのだ。

しかし、幽香はまだ、扱える物ではない。


「はぁー、はぁー、はぁー」


いくら強い力を持っていようとも、幽香はまだ幼い。

生まれて一年も経ってない体では扱え切れないのだ。


「はぁー、先生、やったよ……」


今出せる、幽香の全力。

それを出し切り、見事、襲撃者を倒した。

と幽香は思った。


「っつあ、くっそー、やりあがったな!」


「っ!」


煙からその少女は現れた。

光線でやられたであろう傷痕や服が破けてあり、無事ではないが、戦意は衰えてなかった。


幽香は少女を見て、構える。

しかし、制御しきれてない光線を放ったことで、体に力が入らなかった。


「今度はこっちから行くぞ!」


「っ先生……」


少女は、殴りかかってきた。

ふらふらでろくに構えも出来ない幽香は、目を瞑ろうとした。


『顔を狙われたら顔を守りたくなるのはわかるけど、そんなことしたら相手が見えなくなるよ。次の攻撃を繰り出すために避けるか受け流すかをしなさい』


その言葉を幽香は思い出した。


「……何やってるんだろう私」


「ぶつぶつ喋ってんじゃね!」


少女の拳が幽香に当たろうとした。

その拳を幽香はさっ、と避けた。


「っな!へっ。やるじゃねえか。ならこれはどうだ!」


再度、少女は拳を振るう。

が、幽香はそれを避ける。


「っ!」


少女は拳を振るう。

幽香はそれを避ける。

それを何度も繰り返す。


「なんで、なんで当たんねぇんだよ!」


少女は自分の拳が一発も当たらないことに、苛立ちを感じていた。

そのせいか、少女の拳はだんだん単調なものになっていった。


「こういう事ね、先生」


逆に幽香は冷静になっていった。

椿の言っていたことを思い出しながら避けていたのだ。


「貴方は強いかもしれない。けど、先生より弱い!先生より遅い!そんな奴に負けるわけない!」


幽香は少女に向かって殴った。

その拳は見事、溝に当たった。


「うがっ!うっ、おえぇ……」


少女はその場にうずくまり、胃に入っていた物を嘔吐した。

幽香は少女を見下ろしながら言う。


「あなたは少し、外を知らなすぎよ。この狭い鬼社会であなたは強いかもしれない。でも外に出ればもっと強い存在がいるわ」


「つ、強いやつだと……」


「ええ、それが『あの人』よ」


幽香は指を差した。

それは椿が飛んでいった方向だ。

少女はまだ少し嗚咽しながら、その方向を見る。


「な、なんで、生きているんだ……!」


それはここまでの幽香と少女の戦いを見ていた鬼たちも驚いた。

何故なら姿を現せたのは椿だったからだ。


「冷静になれば、先生が死ぬところなんて想像出来ないな……」


近づいてきた椿に幽香は言う。


「それ少しひどくない」


「ひどくないです。先生がする修行のほうがもっとひどいです」


「まあいいか。そんじゃま、喧嘩の続きと行こうかね」


「お供しますよ。先生」


幽香は椿に向かって微笑む。

椿も幽香に向かって微笑み返す。

椿と幽香は構え、鬼たちに向く。

鬼たちはその姿を見て後退ってしまった。

まだ立てない一人の少女以外は。


「まだ、終わりじゃねえ……」


「ねえ、あなたの名前は?」


幽香は少女に名前を聞く。

少女は立ち上がり、幽香に向かって叫ぶ。


「私は鬼の長、響の娘!星熊の勇儀だ!」


勇儀は力を籠め、幽香に殴りかかった。


鬼の少女は勇儀でした。

次回は年越し来年になるかもしれませんが、皆さんよいお年を

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